16話の内山事件によって、黒幕は黒島沙和だという人がかなり多くなっているようです。しかし、黒島の部屋から盗聴器が発見されたことによって、逆に黒幕の可能性は低くなったと私は感じました。今回は、「キーアイテムシリーズ」第5弾として、黒島の部屋で発見された盗聴器について考察していきたいと思います。
Contents
黒島沙和の部屋に盗聴器を仕掛けた人物
黒島の部屋に盗聴器を仕掛けた人物は誰なのか。これは、3つのケースが考えられます。
- 黒島沙和が自分で仕掛けた
- 内山達生が仕掛けた（黒島は知らなない）
- 黒幕が仕掛けた（黒島は知らない）
まず、黒島が自分で仕掛けたケースですが、これはほぼありません。理由は、意味がないからです。黒島黒幕説を提唱する人たちの多くが、内山に部屋での会話を聞かせるために黒島が自分で盗聴器を仕掛けたということを言っています。これは、黒島自身も部屋にいない状況なら意味がありますが、黒島も一緒に部屋にいる状況なら、あとで黒島が内山に内容を教えてあげれば済むだけのはなしですので、意味がありません。さらに言えば、反撃編に入ってからは、ホワイトボードは翔太の部屋に持っていかれてるので、盗聴器がまったく意味をなさなくなってます。
次に、内山が仕掛けたというケースですが、これについては以前の内山考察で触れていますのでそちらをご覧ください。結論としては、内山が仕掛けた可能性も低いです。
最後に、黒幕が仕掛けたというケースですが、この可能性がかなり高いと思います。その理由について考察してみます。
黒幕が盗聴器を仕掛けてまで知りたかったこと
黒幕は、盗聴器を仕掛けてまでして何を知りたかったのでしょうか。一連の推理会議の内容なら、早苗から聞き出すことが可能です。知りたいことは、黒島が誰にも本当のことを話していないこと、つまりウソをついていることです。それは、紙に書いた人物と引いた紙の人物です。黒幕は、それを知りたいがために黒島の部屋に盗聴器を仕掛けたのだと思います。そういう意味では、他の住民の部屋にも盗聴器が仕掛けられている可能性もあるかもしれません。部屋に入る方法ですが、黒幕つまり尾野なので、303号室や翔太の部屋に入り込んでいる形跡があることから、他の部屋に自由に出入りするすべを持ち合わせている可能性が高いです。
黒島沙和の部屋に盗聴器が仕掛けられたタイミング
黒幕が黒島の部屋に盗聴器を仕掛けたタイミングですが、正確にはわかりかねますが、かなり早い段階からだと思います。少なくとも、7話で、浮田が自分の書いた紙を引いた人物に、カマをかけにいった時より前には仕替えられていたはずです。
浮田啓輔のカマかけで黒島沙和が引いた紙がバレた
16話で、浮田が書いた紙にした仕掛けが、字を小さく書いたということがわかりました。そして、黒島が紙を引いた時の表情から、浮田の書いた赤池美里の紙を引いたのは黒島だということがわかります。つまり、浮田がカマをかけにいった部屋は、黒島の部屋ということになります。この時の部屋での会話が盗聴器にひろわれて、黒島が引いた紙に書かれていた名前が赤池美里であることが、黒幕にバレた可能性が高いと思われます。
盗聴器の役割が終わったと同時に内山達生の役割も終了した
黒幕があと知りたいのは、黒島が書いた紙の真実（多分波止と書いていると思いますが）ですが、これは神谷殺害ルートから知ったのではないでしょうか。神谷は、波止の死亡事故から黒島、田宮（多分その紙を引いている）の3人の関係を知ります。その情報を、神谷殺害時に拷問をして聞き出します。これで黒島について知りたかったことはすべて知ることができたので、盗聴器の役割が終了します。そして内山に黒島の命をちらつかせて、みずからすべての罪を背負い、自殺するように持っていたのです。
黒島沙和の黒幕ではありえない挙動
これはロジカルな考察ではありませんが、以前考察した黒島の「扉の向こう」での挙動は、黒幕としてはあるまじき挙動だと思いますので、そういった観点でも黒島黒幕の可能性は低いかと思われます。
以上、黒島の部屋で発見された盗聴器を仕掛けた人物の観点から、黒島が黒幕である可能性が低いことを考察してみました。黒島については、ＤＶ彼氏ー田宮のライン（もしかしたら甲野のラインも）の回収に関わってくるのだと思っています。
スピンオフ動画『扉の向こう』を無料で見る方法
Huluの2週間無料トライアルキャンペーンに登録
Huluは全作品見放題のVODサービスなので追加料金など一切無しで視聴可能！
次回は、尾野についていろいろ書ければと思っています。
