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長嶋は何か言いかけたのか?
大輝が、長嶋のところに聞き込みに行った時の事です。大輝が、優について何か知らないかと聞いた時、長嶋は、何か言いかけたように見えましたが、奥さんや子供が乱入してきたため、うやむやになってしまいました。
単に、長嶋が子だくさんだということを見せたかっただけなのかもしれませんが、ちょっと気になる描写でした。
なぜ、青木には聞き込みしないのか?
大輝は、昭に接触していた2名のうち、長嶋には聞き込みに行ったのに、なぜ、青木には聞き込みに行かないのでしょう。
行っているけど、ドラマ上重要ではないので、カットされているのかもしれません。
第2話の考察で、青木菜奈が怪しいと言っている手前、ちょっと気になりました。
達雄の自供動画
達雄は、康介の事件に自分が関与していたことを自供する動画を残していました。
結局、後処理はすべて達雄がおこなっており、優の身代わりになったということです。この辺は、疑りたくなるところですが、このドラマは、映像や言動にフェイクを入れるといった趣旨のドラマではないように思います。実際、優が刺した後、すぐに達雄が帰ってきて、山に埋めに行くまでの過程がえがかれていました。
夢や妄想のシーンが、実はウソだったというのはありですが、達雄が話していることを再現するシーンなので、そこにウソがあってはいけません。家族以外、たとえば、部員の誰かがやったとして、それを達雄が身代わりになるというのは、ちょっと考えづらいです。
加瀬が気づいた、公園のからくり
加瀬は、公園の周りを確認することで、何かに気づいた様子でした。手に持っていたタブレットは、優の動画を見ていたのでしょう。おそらく、優が昭を殺害していないということの手がかりを見つけたのだと思います。
まず、こちらをご覧ください。
これは、昭が殺害された芝池公園の、実際のロケ地の全体図です。ドラマの最後に登場した、上空写真と見比べてもらうと、同じなのがわかります。
これを照らし合わせると、加瀬が立っていたのは、この位置になります。そして、見ていた方向は、左側の池のほうでした。
昭が優と対峙した位置です。
つまり、優は、この位置で昭ともめて、そのまま池に突き落としたということになります。
しかし、翌朝、遺体が発見されたのは、桟橋部分の脇でした。
この図で言うと、ちょうどこの辺りです。
ここで、大きな矛盾が生じます。優ともめて落とされたのが、池の上のほうだったのに、発見されたのは、池の中央部分でした。
川や海なら、流されたということが考えられますが、ここは池ですし、発見まで4時間ぐらいしかたっていないのに、これだけの距離を流されるというのは、あきらかに不自然です。しかも、警察の調べでは、池のふちに、被害者と争った跡が複数あるということでした。発見現場付近の池のふちでしょうから、ここか、あるいは、反対側のこことかでしょうか。
これらのことから考えられるのが、優が昭を池に突き落とした時には、まだ、昭は生きていたということです。自力で池から這い上がった昭は、池の半ば付近で真犯人と接触し、そこで殺害されたのではないでしょうか。加瀬は、その違和感に気づき、優のせいではない可能性を見出したということです。
以上、「ドラマ【最愛】第5話考察 加瀬が気づいた公園のからくり、優は昭を殺害していない」について、考察してみました。
第3話の考察で、優はこの世に存在しない説を唱えましたが、第4話であっさり、本人が名乗ってしまい、びっくりしました。どうやら、このドラマは、変に勘ぐるより、見えてるものを素直に受け入れたうえで、隠された真実を模索するほうがよいのかもしれません。