漫画

漫画【金田一37歳の事件簿】考察「首なしスキーヤー事件 File.4-6」涼木の殺害現場が新ロッジである理由と必要性

コミックDaysで連載中の漫画、金田37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「首なしスキーヤー事件」のFile.4-6についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 コミックDays 金田一37歳の事件簿 File112~117より引用しています。

スポンサーリンク

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

用意された紅茶

全員が、旧ロッジに移動した後、赤桐が紅茶を用意し、みんなに振舞っていました。

この紅茶に、睡眠薬が仕込まれていたのでしょうか。その可能性が高そうです。途中から、月野田が引き継いでいましたが、その前段階で、すでに赤桐が、涼木にカップを手渡していました。

つまり、ピンポイントで、睡眠薬入りの紅茶を、涼木に渡せたということです。まあ、見え見えの描写と言えますが、このことからも、犯人が赤桐であることを示唆していると言えます。

涼木の殺害現場

第2の被害者、涼木ですが、話の流れ的には、旧ロッジで殺害されたように見えます。

全員、旧ロッジに移動しているので、必然的に、そうなるように思えます。ただ、いくつか不自然な点が存在します。
1つ目は、犯人の息が荒い点です。

睡眠薬で眠らせた涼木を、別の場所に移動させたとしても、同一建物内であれば、あそこまで、息が上がるとは思えません。ただ、犯人が女性であれば、運ぶのに苦労したということは考えられます。
2つ目は、息が曇っている点です。

息の荒さを表現しているともとれますが、去り際まで息が曇っていることから、おそらく、現場が寒かったのではないでしょうか。旧ロッジは、暖房全開なので、もしかしたら、現場は、新ロッジということなのでしょうか。それを裏付けるのが、3つ目の不自然な点、つららです。
犯人が、窓から、胴体部を落下させようとしたとき、伸びたつららが邪魔をしていました。

おそらく、これは、新ロッジが冷え切ってしまったことで、必要以上に、つららが伸びてしまったのだと思います。ちなみに、こちらが、旧ロッジのつららの状況です。

まあ、つららができる場所にもよるでしょうが、明らかに、長さの違いを強調しているように感じます。
これらのことから、犯人は、涼木を、新ロッジに運んでから殺害した可能性が高いです。そして、胴体部を外に放り投げていることから、旧ロッジに運んだのだと思います。

ただし、運ぶのは、涼木の胴体ではなく、青崎の胴体です。

その必要性は、どこにあるのでしょう。
おそらく、青崎の遺体の胴体部は、別の人物、神永美波のものだと思われます。もしそうだとすると、今は倉庫に保管されていますが、いずれ、別人だということがバレてしまいます。

つまり、バレる前に、本物の青崎の胴体と、入れ替える必要があるということです。
問題は、旧ロッジと新ロッジを、往復するだけの時間的猶予が、あるのかという点です。それについては、金田一たちの会話の中で、片道30分で行けるかどうかと言っていました。

仮に、赤桐が犯人だとしたら、かなり微妙な時間になってきます。ラウンジでの見張りの交代が、1時間30分後ということでした。

赤桐は、20~30分したら、シャワーを浴びにいくと言っているので、時間的猶予は、1時間ということになります。

まあ、可能といえば可能ですが、明確な時間しだいでは、共犯という可能性もあるかもしれません。その辺については、次回以降の情報を待ちたいと思いますが、ひと仕事した後、シャワーで汗を流すという行動も、赤桐が犯人であることを示唆しているように思います。

スポンサーリンク

窓のメッセージとカーテン

全員、旧ロッジのラウンジで一夜を明かし、まりんが カーテンを開けると、窓には血文字で、「シンロッジにアル」と書かれていました。

これは、涼木の遺体のことでしょう。犯行の経緯については、これまで述べてきた通りですが、問題は、この血文字を、いつ、どうやって書いたかという点です。
まず、いつという観点ですが、当然、カーテンが開いている状態では、文字を書くことはできません。そして、これまでの経緯の中で、カーテン付きの窓が描かれていたシーンは、2か所存在していました。
1つ目は、金田一が、ラウンジでの見張りを開始するシーンです。

ロングカーテンですが、この段階では、カーテンは開いています。しかし、この窓は、文字が書かれた窓ではないことが明らかです。よく見ると、壁の木材の繋ぎが、タテヨコ逆です。

2つ目は、深夜0時、金田一が、ラウンジで酒を飲んでいるシーンです。

全体が描かれてはいませんが、レール部分のカーテンのシワが似ていますし、この窓の可能性が高そうです。

もしそうだとすると、すでに、カーテンが閉まっていることから、いつ文字を書いたのかという点は、あまり意味を持たないように思います。
次に、どうやってという観点ですが、問題になってくるのが、ラウンジが、何階にあるのかという点です。窓の向こう側から書かれているということから、その辺は重要になってきます。

ラウンジの中をよく見ると、天井が、屋根上になっていることがわかります。

そうなると、上層階の可能性が高そうですね。3階、4階ということであれば、外から文字を書くのは、至難の業と言えるかもしれません。

窓を開けて、部屋の中から書いたということも考えられるでしょうか。そうだとすると、ラウンジに誰もいない時間帯を狙わないと難しそうです。トイレに行った時以外は、金田一がいましたから。

いずれにしても、ラウンジの位置情報や、書かれたタイミング等、次回以降の情報を待つ必要がありそうです。それによっては、トリックの要素が存在するかもしれません。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】考察「首なしスキーヤー事件 File.4-6」涼木の殺害現場が新ロッジである理由と必要性」について考察してみました。
犯人は、赤桐であることは、ほぼ確定的ですが、共犯の可能性もあるのではないかという点も、少し、頭をよぎりました。ただ、現状、単独の犯行でも可能なことから、とりあえず、共犯は考えなくてもよさそうです。新ロッジと旧ロッジの移動時間次第といった感じです。
今後も、話の展開によっては、2話、ないし、3話まとめての考察となるかもしれませんが、引き続き、よろしくお願いします。

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です