VIVANT

ドラマ【VIVANT】第1話考察 VIVANTの意味は別班、そして、乃木の二重人格は演技

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第1話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

VIVANTの意味

壮大なスケールで始まった、ドラマ、VIVANT。放送前から、この、VIVANTというタイトルの意味が、謎とされてきました。

フランス語で、「生きている」「活気のある」という意味であることは、ドラマ内でも指摘されていましたが、別の意味があるのでしょうか。

直訳、そのままということは、まずないと思いますが、フランス語や英語を語源としているということもないように思います。その根拠は、第2話の予告で、薫が、「こんな日本語あるのか」と言っている点です。

VIVANTの発音が、日本語のある言葉に似ているという意味でしょうか。おそらく、そうだと思いますが、「こんな日本語あるのか」と言っていることから、一見、造語のような感じがします。しかし、そのあとに、野崎が、「なるほど」と納得している点から、一般的に知られていないが、一部の人にはわかる、正式な日本語なのだと思います。

一般人の薫にはピンとこなくて、公安の野崎には「なるほど」と感じるということは、政治や軍に関わる言葉でしょうか。そう考えた場合、「別班」という言葉が、ぴったり当てはまるように思います。
別班とは、自衛隊に存在するとされている部隊のことで、ヒューミントなど諜報任務を行うとされている機関のことです。身分を隠しながら、ロシア、中国、朝鮮半島などの情報収集活動を行っている部隊のことです。しかし、政府はこの組織の存在を認めておらず、闇のスパイ機関と言われています。

「別班の犬」という漫画が存在しますが、そちらを読んだことがあるかたには、なじみのある言葉ではないでしょうか。

まさに、このドラマのシチュエーションに、ピッタリな感じがします。発音も似ていることから、おそらく「別班」の意味だと思いますが、ドラマ的に、別の言葉に変えている可能性もあります。例えば、秘密の組織という意味で「秘班」とかです。政治的なしがらみから、そういった変更がされているかもしれません。
いずれにしても、闇のスパイ機関であることは、間違いなさそうです。

乃木の二重人格は演技

VIVANTが、闇のスパイ機関だとすると、そこに所属する人物が登場してくることになります。

しかし、そういった人物が、私は闇のスパイですと、身分を明かして登場してくるはずありません。そういった観点から考えると、乃木が、その闇のスパイという可能性があります。

表の顔が商社マンで、裏の顔が闇のスパイということです。その証拠に、野崎が、ホテルでの乃木の会話を盗聴していた時に、表の人物の会話しか聞き取れませんでした。

二重人格の場合、それぞれの人格が出てきて会話をするはずなので、おそらく、裏の顔と、心の中で、自問自答していただけだと思います。

乃木の裏の顔は、あるシーンでも顔をのぞかせていました。それは、バルカ 国際銀行でのシーンです。
乃木は、アリが銀行から出てくるのを、外で待っていましたが、その時に、スマホの操作をしていました。

何か、データ転送をしているように見えますが、片方のシャンパンゴールドのスマホは、アリの持っているスマホと似ています。乃木の持っているスマホは、こちらなので、明らかに不自然です。

そして、アリが銀行を出てきた後、スマホを落とし、それを乃木が拾い上げます。

この時、右手で拾うのですが、前を人が通り過ぎた後、左手に持ち替わっています。

一瞬の出来事ですが、いかにも、すり替えているといった感じに見えます。おそらく、さきほど操作していたシャンパンゴールドのスマホとすり替えたのでしょう。
それまでに、アリのスマホを奪う機会はなかったので、情報を抜いて戻したというより、現状、すり替わっている状態だと思います。もし、本当に、そういった行動をしていたとしたら、まさにスパイ活動といった感じです。
これらのことから、乃木がVIVANT、つまり、闇のスパイであることは、ほぼ間違いないように思います。

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裏切り者

送金額を、一桁上乗せした人物についてですが、普通に考えたら、経理部長の原であることは明らかです。

乃木の話が正しいという前提だと、エネルギー事業部から送金申請するまでは正しかったのに、経理部に申請が来た時には改ざんされていたのであれば、経理の人間ということになります。申請から受理されるまでの間に、システム的に介入することが可能であれば、他の誰でも可能ですが、そういった事実は、おそらくないでしょう。
しかし、これは、あくまでも、乃木の話が正しいという前提です。

これまでの考察で、乃木がVIVANT、つまり、別班の人間だという結論に達しました。そうなると、乃木自身が、送金申請をする際に、一桁上乗せした可能性も、十分にあり得ます。

そうなると、何のためにそんなことをしたのでしょう。それについては、その後の経緯から明らかです。闇のスパイとして、バルカ共和国に、深く潜入するためです。

確かに、この誤送金があったせいで、乃木がバルカ共和国に飛んでいく羽目になりました。
途中、犠牲者が出てしまったことは、想定外だったかと思いますが、野崎が言う、世界中を巻き込む大きな渦に、表の顔、商社マン乃木として、巻き込まれることができました。

まさに、スパイ活動といった感じですね。野崎が、そのことに気づいているのかどうかはわかりませんが、正体がバレる危険をかいくぐりながら、別班の活動を遂行していくのだと思います。

謎の遊牧民

第1話の最後で、2人の謎の遊牧民が登場しました。名前も明らかになっていませんが、どのように関係してくるのでしょう。

日本語で会話をしていないので、2人とも日本人ということは、ないように思います。どちらかが日本人だとすると、おそらく、役所広司さんが演じる、年配の男性の方だと思います。

そう考えると、乃木との親子関係が推測できます。乃木の回想シーンで、両親らしき人物が出てきましたが、年齢的にも合いそうな感じがします。

そして、隣りにいた人物は、乃木の腹違いの弟という可能性もあります。

こちらは、バルカの女性との間にできた子でしょうか。
まあ、この辺は、すべて推測に過ぎませんが、この先、どのように関わっていくのか、今後の展開を待ちたいと思います。

以上、「ドラマ【VIVANT】第1話考察 VIVANTの意味は別班、そして、乃木の二重人格は演技」について、考察してみました。
詳細な情報が、完全シャットアウトな状態で始まった、このドラマですが、思っていた以上に、エンターテインメント性が高いドラマでした。映画や、海外ドラマのような作りでした。
他のドラマとのからみで、不定期になるかもしれませんが、今後も、考察を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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POSTED COMMENT

  1. じじ より:

    別班って実際に在った組織ですよね。

    その後名前を変え、今は違う名前でしょうね。
    別班って、70年代に韓国の民主化を妨害した自衛隊の非合法組織ですよね。
    韓国の民主化の活動をしていた金大中氏を拉致殺害しようとしていたKCIAを、サポートして情報を提供していました。

    拉致後に日本海に沈める寸前に、米国が察知して圧力をかけてきて殺害に至らなかったけど、成功していたら日本に信用は隣国からだけではなく国際的に失墜したでしょうね。
    当時の韓国の軍事独裁者政権の連中と自民党トップの連中は戦前からの付き合いや士官学校での同期だったので、竹島取られても気にもしてなかったです。

    三島由紀夫も見殺しにしたと言われています。
    このドラマで実際の組織とどう整合性を持たせるのでしょうか?
    青桐に相当するものなど出てくるのでしょうか。気になるところです。

    美しい日本と乃木が強調していましたが、統一教会がやたら使っていて、安倍元首相も使いだした言葉ですよね。
    どういった結末に持って行くんだろう

    参考に
    https://books.j-cast.com/2018/11/05008185.html
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784062107815
    http://www.npointelligence.com/NPO-Intelligence/study/pic1703.pdf
    https://gendai.media/articles/-/58516?page=1&imp=0
    https://www.amazon.co.jp/hz/reviews-render/lighthouse/4065135885?filterByKeyword=%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%B5%84%E7%B9%94&pageNumber=1

    • コメントありがとうございます。
      おそらく、本当の別班からは名前を借りているだけで、闇の諜報組織という意味合いでしかないように思います。
      制作側が、無断で使っているのか、関係各所に事前に話しているのかはわかりませんが・・。
      これからもよろしくお願いします。

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