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ドラマ【天国と地獄 ~サイコな2人~】第8話考察 綾子と日高が、入れ替わっていない、3つの根拠

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、天国と地獄 ~サイコな2人~の、第8話で気になった点について考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

湯浅が朔也で確定

今回の第8話で、湯浅が朔也であることが確定的となりました。火傷で消したと思われたほくろも、普通に残っていました。

結局、火傷は偶然だったということなのでしょうか。前回の考察で、ほくろのことを湯浅にリークした人物がいるといいましたが、火傷が偶然だったとすると、その可能性もなくなります。そうなると、第3の人物の存在も、なさそうな感じです。残り2話の状況で、事件全体の回収と、エピローグに費やす時間を差し引くと、日高や朔也と血縁的要素を持たない人物が黒幕といった展開を盛り込む時間は残っていないでしょう。
ということは、朔也が実行犯、日高が後始末役ということで決まりなのでしょうか。ただ、久米の事件をニュースで見た時の、朔也の感じが、犯行を行った人物とは思えないような表情をしていました。

朔也が実行犯ということで納めるのであれば、あそこで、否定的な感じを見せる意味がないように思います。そうなると、朔也が実行犯という、単純な話ではない可能性もあります。
先ほど言った、血縁的要素を持たない人物、つまり、八巻、陸、五木、富樫、警察関係者が黒幕として絡んでくることはないでしょうが、2人に最も近い人物が、関与しているということはあるかもしれません。その辺については、この後、実行犯の可能性について振り返る中で、触れていきたいと思います。

綾子と日高は入れ替わっていない

第8話の最後で、入れ替わりの儀式のあと、2人は入れ替わったのかどうかというところで、ドラマは終了しました。2人は入れ替わったのでしょうか。


おそらく、入れ替わっていないと思います。その根拠となるのが、第9話の予告シーンです。

まず、このシーンです。

日高が逃げて、綾子が追いかけているシーンです。服装からみて、入れ替わりの儀式直後のシーンだと思います。この後、2人は奄美黄島に向かうことから、ここでは掴まることになるのでしょう。もし、入れ替わっているのなら、そのまま逃げ切っていると思いますし、2人の表情も、変わっていないような感じがします。入れ替わりに失敗して、慌てて逃げる綾子といった感じでしょうか。

続いて、このシーンです。

こちらも、追いかけっこといった感じでしょうか。おそらく、奄美大島だと思いますが、この時点では、協力し合っている状況なので、2人で何かを追っているシーンのように感じます。そうなると、曲がりなりにも容疑者である日高が主導で動いているというのは変な話なので、前を走っている日高は、中身、綾子だと思います。
2人は、全ての真相を明らかにするため、協力して奄美大島に向かったのだと思います。その証拠として、日高の服装が、八巻の物になっています。八巻、つまり、刑事に成りすましているということです。よく見ると、警察のバッジをつけてます。
逆に八巻は、日高のふりをして、北のほうに移動し、捜査の網をそちらに集中させようとするのでしょう。

そして、最後にこのシーンです。

綾子が、泣きながら、「初めからこんなことすんじゃねー」、と言っています。言ってる相手は、朔也のようです。少し離れた位置に、日高が立っているのですが、もし、もとに戻っているのであれば、立ち位置が逆だと思います。朔也に対して、あのセリフを吐くとすれば、綾子ではなく、日高です。言葉遣いも綾子らしくないですし、どう見ても、もとに戻っているようには思えません。

これら、3つの予告シーンから、入れ替わりには失敗している可能性が高いです。

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さらっと言った、綾子の一言

今回、綾子が、ある重要なことについて、さらっと、一言で片づけてしまうようなことを言いました。それは、四方家の犯行動画についてです。日高が、綾子の姿で、四方家の犯行を行っている動画です。

一連の犯行の中で、唯一、事実として、楔のように埋め込まれていた証拠です。これがあることで、実行犯は日高という線を、なかなか揺るがすことができない感じでした。それだけ重要で、重みのある証拠を、綾子は、フェイクという一言で片づけようとしていました。もしこれが、本当に、単なるフェイクだったとしたら、制作側のやり口として、かなりえげつないです。そうだとすると、これは、ミスリードというレベルを通り越して、制作側の悪意を感じる嘘ということになります。そうでないことを、しっかり回収してほしいところです。

実行犯が、朔也以外の可能性

先ほども言ったように、残り2話の状況から、朔也が実行犯という流れのまま落ち着く可能性が高いと思いますが、いくつか引っ掛かる点が存在します。まず、本人に自覚がない感じがするといった点です。他にも、自分で壁に数字を書かせて、自分で犯行を行うという点も、何か引っかかります。久米家の犯行も、直接的な恨みは、息子にあったのだから、最初から息子をターゲットにするべきだと感じました。
確証となる要素ではありませんが、何か、もう一人、別の人物が関与している感じがします。そこで思い出したのが、奄美大島の旅館の親父が言っていたことです。シヤカナローの花のことです。入れ替わりの伝説にまつわる花のことですが、旅館の親父は、サガリバナのことではないかと言っていました。シヤカナローの花は、実際には存在しないみたいですが、サガリバナは存在します。

このサガリバナは、一夜花で、夜に咲いて朝には散っている一夜限りの花だということです。このことになぞらえているとすれば、新月、あるいは、満月の夜に、一夜だけ降臨してくる人物がいるのではないでしょうか。もしそうだとすれば、考えられるのは、日高と朔也の父親、貞夫、あるいは、母親、茜です。

ただ、茜は、すでに他界していますし、母親という立場で、このような犯行を繰り返すというのは、いまいちピンときません。そうなると、犯行の行われる一夜限りで、朔也のもとに貞夫が降臨しているということでしょうか。
その可能性は、十分ありえます。

メタ的な観点でも、それを読み取ることが出来ます。
このドラマでは、ある程度有名な俳優でありながら、相関図には載っていない人物が、3人存在します。九十九役の、中尾さん、十和田役の田口さん、そして、貞夫役の浅野さんです。

この3人のうち、中尾さんと田口さんは、ホリプロ所属の俳優になります。ホリプロといえば、綾瀬さんもそうです。つまり、この2人は、綾瀬さんのバーター、というよりは、友情出演といったほうが良いかもしれませんが、いずれにせよ、チョイ役で出ていても、おかしくない2人ということです。しかし、浅野さんに関しては、そういった関係性があるわけでもなく、数秒ほどの回想シーンのみ出演というのは、なにか違和感を感じます。
そうなると、最終回のクライマックスで、再度登場ということもありそうです。

以上、「ドラマ【天国と地獄 ~サイコな2人~】第8話考察 綾子と日高が、入れ替わっていない、3つの根拠」について考察してみました。
第8話まででわかってきたことや、今回の考察を踏まえて、これまでの振り返り考察をあげたいと思います。その際は、ぜひご覧ください。

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