ドラマ考察

【真犯人フラグ】ドラマ オリジナルストーリー 週刊追求プレミアム#02 菱田の過去から解き明かす、本当の目的と行動

日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、真犯人フラグのオリジナルストーリー、週刊追求プレミアムの、第2話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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菱田の過去

真犯人フラグのオリジナルストーリー、週刊追求プレミアムは、主要キャラにスポットを当てたもので、あな番でいう、扉の向こうに該当します。

第2話では、菱田朋子についてのエピソードが描かれました。

家族は、両親と、弟、妹が1人ずつおり、父親が鍼灸師だったことから、整体師になったということです。
前の夫は、富樫といい、菱田が前に務めていた整体院の医院長だった男です。

結婚は、いわゆる、できちゃった婚で、富樫の本性を知る間もなく、結婚してしまったといった感じです。そういった経緯から、清明は、この男との子供ということで間違いなさそうです。しかし、この男、実はモラハラ夫だということが、明らかになります。

その後数年間、菱田はモラハラに耐えますが、ある日、夫が浮気をしているというメールが送られてきます。浮気相手は、医院の若手従業員でしたが、メールを送ったのもこの女でした。

憧れていた菱田が、モラハラを受けているのを見て、自分でも勝てると思い、そんなことをしたようです。
結局、菱田は、そのことを利用し富樫と別れ、その女が後釜に入ったようですが、さらにエスカレートしたモラハラがこの女に引き継がれただけでした。

一応、ストーリー的には、こんな感じです。
こんなモラハラ夫でも、定期的に清明を会わせているということです。

菱田の本当の目的

このオリジナルストーリーの最後に、菱田が気になることを言っていました。

夫と浮気していた女について、「今なら彼女の気持ちがちょっとわかる」と言っていました。
先ほども少し触れましたが、この女、もともと菱田に憧れていて、自分は全くかなわない相手と思っていました。

ところが、菱田がモラハラを受けるところを目の当たりにして、菱田も普通の女だと悟り、自分でも勝てると思うようになりました。

この時の、菱田を真帆、浮気女を自分に例えて、今なら彼女の気持ちがちょっとわかると言っているように思います。つまり、真帆は憧れで、相良家は自分にとって手の届かない理想の存在だった。

しかし、今回の事件に絡む何かで、真帆の違う一面を見てしまい、自分でも真帆に勝てると思うようになったということです。

ただ、最後の、自分でも真帆に勝てるという部分は少し違う感じもします。もしそういうことなら、「彼女の気持ちが、すごくわかる」と言うと思うのですが、菱田は、「ちょっとわかる」と言っています。この、「ちょっとわかる」という言葉の意味は、真帆に勝てるということではなく、真帆と対等の立場になれたということを言っているように思います。

つまり、菱田の本当の目的は、真帆のようになりたいとか、凌介を略奪したいということではなく、真帆と対等な立場で、真帆の計画に協力するということです。

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菱田が実際におこなったこと

菱田が、真帆と対等な立場で、真帆の計画に協力していると考えると、これまでの菱田の役割と実行してきたことが見えてきます。まずは、これです。

ドライブレコーダーに映っていた真帆ですが、これは菱田で間違いないでしょう。第6話で、凌介に問い詰められていた時の様子からも、そんな感じがしました。

真帆自身がやらなかった理由については、2つ考えられます。
ひとつは、真帆が、何らかの理由で、自分で出来る状況になかったということです。もうひとつは、真帆ではないということを、気づいてもらうため、あえてそうしたということです。
これまでの考察で、この映像は、凌介に見せるために意図的に撮られたもので、真帆の違和感や、篤斗の歩く位置などから、凌介に交通事故を連想させることが目的と言ってきました。そういう意味では、菱田が真帆の代役をやる必要性が出てきます。
もうひとつ、菱田が役割として実行したのが、これです。

凌介の部屋へのサッカーボールの蹴り込みです。もちろん、菱田が蹴ったのではなく、山田をそそのかしてやらせたということです。

第5話の考察でも触れましたが、おそらく、山田は、真帆の格好をした菱田を目撃しているのだと思います。菱田は、そのことをうまく逆手に取り、山田が菱田に好意を持っているということを利用して、計画を手伝わせたのだと思います。

菱田が、真帆の計画に協力するかたちで実行してきたのは、この2つですが、それとは別に、大きな役割を担っていました。それは、真帆がいない間の、凌介の世話です。周りから見れば、異常な行動ですが、食事、洗濯、掃除と、凌介の生活をしっかりケアしていました。

もしかして、真帆が、自分がいない間の凌介のことを心配して、菱田にケアを頼んでいたのでしょうか。菱田の勝手な行動のようにも見えますが、もしかしたら、そういった部分でも協力していたのかもしれません。

これまでにおこなってきた考察に、今回の考察で述べた、菱田の立ち位置的な結論を加味すると、一連の事件関係者の相関図が、2パターン考えられます。1つ目のパターンは、これまでの考察で、真犯人フラグを立て続けてきた、二宮が黒幕で、真帆はその協力者。その真帆と対等な立場で協力をするのが菱田で、山田はその下僕。

2つ目のパターンは、実は、真帆が黒幕で、二宮はその協力者。その真帆と対等な立場で協力をするのが菱田で、山田はその下僕というのは変わりません。

今回は、菱田についての考察がメインなので、光莉や篤斗の関係性には触れませんでしたが、大まかな相関図は、こんな感じではないかと思います。

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以上、「【真犯人フラグ】ドラマ オリジナルストーリー、週刊追求プレミアム 菱田の過去から解き明かす本当の目的と行動」について、考察してみました。
一応、菱田の本当の目的と行動については、今回で結論を出してみました。ただ、菱田の、浮気女の気持ちがちょっとわかるという観点は、オリジナルストーリーを見ていないとわからない部分なので、相変わらずのHulu戦略といった感じです。

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