ドラマ考察

【赤いナースコール】第2,3話考察 切断部位は犯罪の象徴、そして、病院内相関図の謎【ドラマ】

月曜、23時6分からテレビ東京系列で放送されているドラマ、赤いナースコールの第2,3話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

管内と病院内の犯行は別人

刑事の工藤も言っていましたが、管内で起こっている連続殺人と、病院内で起こっている連続殺人は、別の人物による犯行とみてよさそうです。その違いは、切断部位を持ち帰っているかいないかという点と、チャイコフスキーの音楽が流れているかいないかという2点です。第3話で起こった、院内購買の販売員女性の殺害は、病院内で起こっていますが、管内で起こっている連続殺人犯によるものということになります。

病院内で起こっている点から、いかにも、松井が関与しているような感じに見せていますが、事件を混同させるためのミスリードだと思います。
この2つの連続殺人を、切り分けて考えると、切断部位とチャイコフスキーの観点から、ある人物の犯行であることが見えてきます。その人物とは、加藤桜です。

その根拠を、1つずつ見ていきたいと思います。

切断部位は犯罪の象徴

管内で起こっている連続殺人は、切断部位を持ち帰っています。それぞれの部位は、右耳、右手の指、右目、右足、頭部、左手薬指、再び右足です。
これらが、犯罪を象徴する部位だとしたらどうでしょう。例えば、右耳なら、盗聴を意味します。そういった観点で他を見てみると、右手の指は、窃盗を意味します。右目は、覗きや盗撮でしょうか。右手の指の被害者と右目の被害者は、知り合いの可能性があるということなので、盗み役と監視役という関係性かもしれません。まあ、被害者が60歳女性というのは気になりますが。
頭部は何の犯罪でしょう。頭を使う犯罪、サイバー犯罪や特殊詐欺といったあたりでしょうか。左手薬指は、結婚詐欺が該当します。
右足が2人いるのは何ででしょう。販売員の女性が、車の中で殺害されていたことから、車の事故ではないでしょうか。1人は、69歳と高齢なので、アクセルとブレーキを踏み間違えた事故、販売員の女性は、派手な色の車に乗っているので、スピードのだし過ぎによる事故が該当しそうです。
もし、一連の被害者が、切断部位が象徴する犯罪を犯していながら、何の罪にも問われていなかったとしたらどうでしょう。犯人の動機は「犯罪仕置人」、そう考えた場合、刑事の加藤が浮上してきます。
第3話で、下塚の店に聞き込みに行った時、見て見ぬふりをすると言った工藤に対して、落胆した様子を見せ、正義感を垣間見せていました。

捜査会議の後にも、次の被害者を出さないことが、私たちの使命と言っていました。こう言った、随所に見せる正義感が、加藤が犯罪 仕置人であることを示唆しているのかもしれません。警察官である加藤なら、うもれてしまった犯罪を見つけ出すのも容易です。
チャイコフスキーの音楽も、加藤に繋がる要素の1つです。
販売員女性の車のドアを開けた時、突然、チャイコフスキーの音楽が、大音量で流れました。

このシーンと似たような光景が、別のシーンでも存在していました。それは、捜査会議中の、工藤と加藤の会話シーンです。

加藤が、工藤にスマホを渡した時に、いきなり大音量でチャイコフスキーの音楽が流れました。ワンタップで流れたことから、加藤は、常にあの状態でチャイコフスキーの音楽を持ち歩いているということになります。チャイコフスキーの音楽に、どういう意味があるのかはわかりませんが、デジャブのような2つのシーンが、加藤とチャイコフスキーの繋がりを示唆しているのかもしれません。

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病院内相関図の謎

管内で起こっている連続殺人は、ある程度ロジカルな考察ができましたが、病院内で起こっている連続殺人は、これといった決め手となる要素が存在しません。ホラー的要素ばかりで、掴みどころがありません。そこで、まずは、病院内の人間関係について深掘りしてみたいと思います。
起点となるのが、院長の榎木田です。

第2話の、院長室でのシーンで、若かりし日の榎木田が、息子らしき人物と写っている写真が存在していました。

これが息子だとすると、今は、年齢的に30代半ばといったあたりでしょうか。最初、医師の石原が息子なのではと思いましたが、年齢的に辻褄が合いません。そうなると、患者の中の誰かということでしょうか。年齢的には、松井と後藤田が合いますが、松井は死亡フラグが立ち気味なので、該当するのは、後藤田ということになります。

後藤田は、やたらと病院の事情に詳しいですし、行動と挙動がマッチしない点も、違和感を感じます。

後藤田が、榎木田の息子だとすると、その母親、つまり、院長夫人が存在することになります。院長室の写真には、そういった人物は写っていませんでしたし、謎の人物になります。その、謎の院長夫人が、看護師の西垣ではないでしょうか。

目的は、息子の後藤田を、身近で見守るためです。
年齢を偽っているのは、単なる趣味か性癖なのか、何かを隠すためなのかはわかりませんが、院長夫人であれば、病院関係者が、年齢のことについて触れない理由も納得です。

仮に、そういった相関関係だったとして、滝中と下塚が殺害された理由は何なのでしょう。そこには、アリサの存在が関係しているように思います。

榎木田の息子、後藤田は、自分の気に入った女性患者を、女性病棟の個室に閉じ込め、軟禁しているのではないでしょうか。そのことに協力する父、榎木田、その行動を監視し続ける母、西垣ということです。

これまでに、そういったことを繰り返してきたため、女性病棟の部屋割りと管理表がカオス状態になっていたのかもしれません。

そして、新たなターゲットが、アリサということです。
怪我の症状を偽っているのは、長期間入院させるためで、当然、翔太朗の存在は邪魔なので、2人を会わせないようにします。

この辺も、院長命令によって、病院ぐるみでおこなっているということです。
そんな中で起こったのが、翔太朗とアリサを会わせようとした、滝中の行動です。

滝中の行動が、後藤田の怒りに触れ、殺害されたということです。事後処理は、西垣がやったのではないでしょうか。管内の連続殺人に紛れ込ませ、翔太朗が犯人と思わせるために、ベッドの下に遺体を置いたのかもしれません。翔太朗が捕まれば、後藤田の罪をなすり付けることができ、アリサの前から消すこともでき、一石二鳥です。
下塚の殺害は、滝中の件、あるいは、女性病棟の件を知られてしまったことで、口封じのために殺害されたのではないでしょうか。

焼き肉店の店員の話によると、下塚は、石橋を叩いて渡るような人物のようなので、この件を警察には言わず、見て見ぬふりを決め込んでいたのかもしれません。そうこうしているうちに、口封じで殺害されたということです。こちらも、実際の犯行は、西垣がやった可能性が高そうです。あの缶コーヒーに、利尿作用のある薬が入っていたのかもしれません。

以上、「【赤いナースコール】第2,3話考察 切断部位は犯罪の象徴、そして、病院内相関図の謎【ドラマ】」について、考察してみました。
別件が忙しく、毎週、考察をあげることができないかもしれませんが、継続して見ていただけれるとありがたいです。

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