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梅ばあが脚立の上から見たもの
第8話終了時点で、脚本家の方がツイッター上で、各話 ごとのポイントについてあげていたので、復習がてら考察してみたいと思います。ちょっとした、脚本家からの挑戦状といった感じです。
第1話のポイントは、梅が脚立の上から見ていたものについてです。
話の流れ的には、加賀美の可能性が高いと思いますが、加賀美の場合、ひとつ気になる点が存在します。それは、時系列的に可能なのかという点です。
この点については、第1話の考察でも触れましたが、梅が脚立に乗って電球を換えていたのは、17時20分でした。
しかし、こころが会社を出た、17時5分には、加賀美はまだ会社にいます。
この時は、会社と梅干し堂の距離がわからないので、加賀美の関与ははっきりしないという結論でした。第8話終了時点でも、その辺ははっきりしていませんが、時間的に可能であれば、加賀美で確定だと思います。
仮に、これが、アリバイ的要素として成立するのであれば、考えられるのは、一条ということになりそうです。
この人物が梅を襲って火事を招いたという説がありますが、おそらく、梅がびっくりして、勝手に脚立から落ちたのだと思います。仮に加賀美だとしたら、人間は襲わないと言っていましたので、そういう点からも、梅を襲ったりはしません。ちなみに、ニンニク入り焼き肉を食べていたので、梅も吸血鬼ということはありません。
今村春菜の遺体のそばに
第2話のポイントは、今村春菜の遺体のそばにあったものについてです。
見た感じでは、カバンと傘しかありません。これに関しては、被害者が全員吸血鬼だということから、傘のことで間違いないでしょう。こころと同じように、日傘を持ち歩いていることが、吸血鬼だという伏線になっていたということです。
当初は、こころと間違えて狙われたのではないかと考察しましたが、さすがに、序盤の段階で、吸血鬼だらけというところまでは踏み込めませんでした。
よよ+まつり+伊織のタコパ
第3話のポイントは、世々塚、まつり、伊織を交えた、タコ焼きパーティーについてです。
これに関しては、第8話で、世々塚とまつりが、伊織に、吸血鬼だとバレた瞬間ということで、回収されました。
見返してみましたが、それ以上の要素はありませんでした。ただ、見返してみても、あの段階で、そのことに気づくことは不可能だったように思います。結果的にそうだったというだけで、伏線とは言えない感じのものです。もし、ここが伏線になっていたということに、気づいた人がいましたら、コメントいただけるとうれしいです。
加賀美の「ダメだった?」
第4話のポイントは、加賀美が、こころにキスをした後にいった言葉、「ダメだった?」についてです。
これについては、加賀美の言葉に意味があるのではなく、血の味がするか確認するためだったということを言っているのだと思います。これも、第8話で回収されました。キスシーンに気を取られ、こころが直前に血を飲んでいることを見落としてしまう、とてもうまく練られた伏線でした。
4月13日にアリバイがない人
第5話のポイントは、4月13日、つまり、今村春菜殺害時にアリバイがない人はだれかということについてです。
この回は、大五郎のアリバイを成立させるために、虎松たちが奮闘する回でした。
結果、大五郎のアリバイは成立しましたが、他のキャラのアリバイに関しては、ある、なしが明確化されたわけではありません。
おそらく、ここで言いたいのは、花火大会の写真を、加賀美ではなく、座山が撮りにいっていたということを言いたいのだと思います。
しかし、本来、加賀美が撮りに行くはずだったものが、急遽、座山に変ったというわけではありません。しかし、そこを明確にしてしまうと、みんなが加賀美を怪しいと思ってしまうので、逆に、うまくぼかした伏線とも言えます。つまり、加賀美が、4月13日に、花火大会の現場にいなかったという事実が重要だったという意味だと思います。
ベンチで休憩する世々塚の隣に
第6話のポイントは、世々塚と虎松が、ベンチで休憩しているシーンについてです。
この時に、世々塚の隣に置いてあったのが、水筒です。吸血鬼なので、水筒に血を入れて持ち歩いているという意味です。第4話のポイントと多少リンクする部分がありますが、吸血鬼御用達アイテムという捉え方ができていれば、世々塚を吸血鬼と疑うことができたかもしれません。
ただ、水筒と血という部分にこだわるのであれば、世々塚の部屋にあった、大量の肉とタオルについても、しっかり回収してほしいところです。
どんぞこで激高する梅ばあ
第7話のポイントは、梅がどんぞこで、犯人を見た人間はいないのかと、激高するシーンについてです。
これについては、捉え方がいくつかあります。
まず、梅の真意という観点です。梅は、ひとりひとり名指ししていくのですが、加賀美の時だけ、口調が強くなっているように感じます。
「加賀美、お前だろ」という伏線とも取れますが、微妙なところです。
逆に、名指しされた側の表情という観点も気になります。犯人だった加賀美の表情、それを目撃していた世々塚の表情。
まあ、これも、この段階で察するというのは、なかなか難しいです。
あとは、ご祝儀をビニール手提げに入れて持ってきた梅というのが、伏線要素だったのかもしれません。
それについては、レインコートを、同じようにビニール手提げに入れて置いていったことと繋がるという点で、考察でも取り上げました。
脚本家が、どの部分をポイントとして捉えていたのか、判断が難しいところです。
伊織の事件まとめ
第8話のポイントは、伊織が考察用にまとめた、事件の詳細図についてです。
これによって、事件の全貌が明らかになりました。ただ、単に回収要素という意味だけなのか、この中に、まだ見えていない要素が隠されているのか、どちらなのでしょう。
なんで、現場の写真とかを持っているのかという点は別として、目新しい要素は見当たらない感じがします。血液タブレットの購入リストに、別の関係者の名前がないか見ましたが、ありませんでした。
被害者の生年月日や年齢、犯行日時についても、これといった違和感はありませんでした。
強いてあげるとすれば、被害者の中に、血液型がO型の人間が存在しないという点です。こころと一条を入れたとしても、A型3人、B型2人、AB型3人で、O型は1人もいません。日本人の3割はO型だと言われているので、この偏りは、ちょっと気になります。
ただ、これがどう関係してくるのかと言われると、これといった要素は思つかないので、おそらく、杞憂に終わると思います。
しかし、最終回直前の、第8話のポイントを、こことあげているので、何かしら、隠れている要素があるように思うのですがどうでしょう。何か気づいた人がいましたら、こちらも、コメントいただけるとうれしいです。
以上、「ドラマ【unknown】特別考察 脚本家からの挑戦状、各話に張られた伏線、8つのポイント」について、考察してみました。
あとは、最終回後の総括のみと思っていましたが、脚本家のかたが、このようなコメントをだされたので、急遽、考察してみました。みなさんも、改めて見返してみてはどうでしょう。新たな気づきが得られるかもしれません。