日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第3話で気になった点について、考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
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薫を救出したのはラクダ
第2話の最後で、ラクダから転落してしまった薫ですが、乃木の懸命な捜索の結果、ラクダによって発見されました。
前回の考察では、例の遊牧民2人が助けるのではないかと言いましたが、そういう展開にはなりませんでした。
よくよく考えれば、死の砂漠と呼ばれるところに、タイミングよく、あの2人がいるというのは不自然なので、この展開は納得といった感じです。
時間制限をもうけて、薫を探しに行くという点は、考察通りでした。
ただ、野崎が助けに行く時間や、回復を待つ時間があるのなら、最初から時間制限などもうけず、みんなで薫を探しに行けばよかったように思いました。
もしかしたら、ラクダの共倒れを考慮した、野崎の考えだったのかもしれません。
ラクダといえば、最後みんなが、ラクダに対して敬意を表していたシーンは、なかなか良かったです。
第3話序盤は、ラクダが主役といっても良いかもしれません。
乃木の裏の顔F
再三登場している、乃木の裏の顔ですが、どうやら、Fという名前があるようです。
Fというアルファベットには、どういう意味があるのでしょう。
現状、これといった示唆要素はありませんが、おそらく、何かの頭文字ではないでしょうか。そう考えた場合、Fの言動から、ある単語が浮かび上がります。
Fは、乃木に対して、常に上から目線の発言をします。そして、呼び方が、Fのようなコードネームではなく、憂助と、名前を呼んでいます。
これらのことから、考えられそうな単語は、「Father」です。「Father」のF、つまり、父親の人格ということです。もちろん、父親本人の人格ではありませんが、乃木が、父親を思う気持ちから生まれた人格が、Fなのではないでしょうか。
勝手に出てきて、乃木を叱咤激励する裏の顔に対して、表の顔が抑止するような光景は、見方によっては、親子の会話と取れるような感じがします。
これまでの考察では、乃木自身の人格は1つで、表と裏を使い分けているという解釈でしたが、ちょっと違ったようです。
秘密の連絡方法
乃木が家に帰る前に、神田明神でお参りをしていましたが、この時、ちょっとした違和感を感じました。
それは、帰りがけに、大木の下にある、小さな祠のようなものを、ちらっと見ていた点です。一体、何を気にしていたのでしょう。
もし、乃木が別班だとすると、あの祠は、裏で繋がる人物との連絡拠点なのではないでしょうか。しかし、あの時は、会社の人間が一緒にいたため、チラ見するだけで、確認ができなかったのだと思います。右にある、ポールのようなものも気になりますが、いずれにせよ、そういった用途の可能性が高そうです。
誤送金事件の黒幕
誤送金のからくりは、送金申請を行う前から、桁が1つ増えるよう、システムに細工がされていたということでした。
その細工を行った人物は、太田でした。
前回の考察で、5人の誰もが細工が可能なのであれば、太田であってほしいと言いましたが、まさにその通りとなりました。この後の、太田の裏切り演技に期待したいところですが、おそらく、黒幕は、残りの4人の中にいると思われます。次回予告からも、そういった展開が期待できそうです。
そうなると、真の黒幕は、一体誰なのでしょう。ポイントとなりそうな点が、3つ存在します。
1つ目は、原の端末からシステムへの細工が行われていた点です。
一見、原に罪をなすり付けるためにやったように見えますが、おそらく、それはありません。その理由の1つが、バレることを想定していない点です。今回、野崎や東条による特殊なやり方で、この件を突き止めましたが、本来なら、到底、バレるような細工ではなかったはずです。
そういう状況の中で、原に罪をなすり付けようとするのは、ナンセンスです。もしも、バレたときのことを考慮して、そうしたのでしょうか。その場合、もう1つの理由、原が出張中だったという点が、引っかかってきます。
原が、その日に東京にいなかったとなると、罪をなすり付けることはできません。
そうなると、バレることを想定していなかった原が、スキル的に自分ではできないシステムへの細工を、太田にやらせたという可能性が高いです。
自分はアリバイをつくっておくことで、最悪、太田に罪をなすり付けることができます。もしかしたら、すでに太田に罪をなすり付けており、自殺に見せかけて殺害されているかもしれません。
2つ目のポイントは、公安部部長の佐野が、指を指した位置です。
佐野が、野崎との会話の中で、別班の仕業ならこいつと、PCの画面を指差していました。
画面には、5人の容疑者の写真が並んでいましたが、一体、誰を指差していたのでしょう。
画面に向かって、右側の方を指差していることは明らかです。そうなると、太田か原ですが、太田は指示されてやっただけだとすると、指差していたのは、原の可能性が高いです。
ちなみに、その前に、佐野が、奥の手を使って調べたと言っていたのは、おそらく、乃木のことを調べていたのだと思います。野崎を含め、公安は、まだ、乃木が別班なのではないかと疑っているようです。
3つ目のポイントは、次回予告で登場している、黒幕の影です。
髪型の感じや、メガネの淵っぽいものが見えることから、原のような感じがします。
長野も眼鏡をかけていますが、頭の感じが違いますし、東条が、この人という呼び方をしていることから、若手の水上でもないでしょう。眼鏡の淵に見える部分が、耳だとしたら、宇佐美という可能性もありますが、原が濃厚でしょう。
ちょっと気になるのが、東条の「この人の仕業だったのか」という言い方が、わざとらしく、演技っぽい感じがしますが、おそらく、考えすぎでしょう。
これら、3つのポイントが、全て原を指し示していることから、真の黒幕は、原だと思います。
以上、「ドラマ【VIVANT】第3話考察 Fはあの単語の頭文字、そして、誤送金の黒幕を炙り出す3つのポイント」について、考察してみました。
次回で、第1部完結といったところでしょうか。依然登場していない、松坂 桃李さんは、第2部からの登場でしょうか。松坂さんの役どころについては、ショート考察といった形で、考察をあげていますので、そちらもご覧いただければと思います。