日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第2話で気になった点について、考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
明らかになったVIVANTの意味
第1話の考察でも触れた、VIVANTという言葉の意味ですが、考察通り、「別班」という意味でした。
アルファベットの、BをPに変えて解き明かす演出は、なかなかスタイリッシュでした。
考察内でも触れた、「別班の犬と」いう漫画を読んでいたことで、単語になじみがあったのがよかったようです。ストーリー的に、通じるものがある感じでした。
VIVANTの意味が別班だとすると、問題となってくる点が、2つ存在します。
1つは、乃木が、本当に別班員なのかという点です。
野崎も、一応それを考えたみたいですが、調査結果はシロでした。
当然、調べてわかるような組織ではないとは思いますが、乃木が別班員であることは、ほぼ間違い ないでしょう。ナジュムに誤送金のことをつっこまれた時に、思わず、裏の顔が出てしまいました。
やはり、二重人格ということではなく、表と裏の顔を使い分けているのだと思います。
そうなってくると、もう1つの問題点が、一連の経緯が、別班の計画なのかという点です。
前回の考察でも、誤送金自体、乃木の仕業で、闇のスパイとして、バルカ共和国に潜入するための手段だと言いました。
ただ、野崎の見立てによると、社内の5人の中に、裏切り者がいるような感じでした。
もしそうだとすると、乃木は、たまたま一連の騒動に巻き込まれただけということになります。その乃木が、たまたま別班員だったというのも、しっくりきません。誤送金は乃木ではないとしても、そういった動きをあらかじめ予期し、商社マンとして潜入していたのではないでしょうか。
その裏切り者ですが、次回予告から、第3話で明らかになりそうな感じです。
第2話では、この5人について、新たな情報は得られなかったので、前回の考察で言ったように、経理部長の原が、一番怪しいです。
桁が1つ増えたのが、エネルギー事業部から、経理部に移ったタイミングだったので、必然的にそうなります。ただ、誰にでも可能という状況であるのなら、個人的には、財務部の太田であってほしいところです。
まあこれは、単に、飯沼愛さんの裏切り演技が見たいだけですが、以前、NHKのドラマで、盲目少女のいい演技をしていたので、ちょっと期待したいです。
謎のテロ組織とマーク
謎のテロ組織、テントが、犯行後に残していくとされるマーク。一見、亀甲紋のように見えますが、どういう意味があるのでしょう。
亀甲紋とは、神文や家紋としてもよく使われ、出雲大社や厳島神社でも、神文として使用されています。亀甲紋の意味は、正六角形にあり、自然界に置いて最も安定した形から、丈夫で強いという意味が込められています。正六角形の集合体を、ハニカム構造と言います。
しかし、この組織のマークは、上が途切れています。
このことは、安定の崩壊、丈夫で強いものに対する脆弱性を意味しているのではないでしょうか。犯行後にこのマークを残していくのは、そういったことをアピールするためということです。今の世界における、偽りの安定や強さを、世に知らしめるための組織、それが、テントだと思います。
このマークがついた袴を、乃木の父親と思われる人物が着ていますが、乃木はテント側の人間なのでしょうか。
乃木の父親が、テント側の人間だったことは明らかでしょう。こういった組織は、子どものころから、組織の傭兵として育てるための訓練を行ったりします。あの、組織から逃げようとするシーンは、そういった訓練のために、子どもを連れ去られそうになっていたということです。
実際、連れ去られてしまったようですが、乃木は、その訓練現場に踏み込んできた別班に、助けられたのではないでしょうか。
そして、これを機に、組織の傭兵としての訓練ではなく、別班員としての訓練を受けるようになったのだと思います。
もしそうであれば、乃木が別班員になった経緯として、納得いきます。
薫、ラクダから転落
第2話の最後で、薫がラクダに乗っていないことが明らかになりました。気づいたら1人いないというのは、怖いです。
しかも、砂漠の中で行方不明となってしまっては、さすがの野崎でも、見つけることは不可能でしょう。
ただ、次回予告から、乃木が単独で、薫を探しにもどるような感じがします。
野崎が、共同戦線は決裂だと言っていますが、その後、2人そろって日本に戻っていることから、おそらくそれはないと思います。
そうなると、この後、どういった展開が待ち受けているのでしょう。
第2話の中で、随所に、時間的要素が盛り込まれていました。何時にこうなるから、これくらいの時間がかかるといった要素が、結構出てきました。
そういった伏線から、国境突破の時間から逆算し、時間に制限をもうけ、薫を探しに行くのではないでしょうか。そこで、薫を見つける可能性もありますが、おそらく、そうはならないように思います。
確かに、薫も一緒に日本に戻っているような感じはありませんが、そうなると、薫はどうなってしまうのでしょう。
薫を助ける、救世主が現れます。それが、この人たちです。
例の、謎の遊牧民たちです。前回の考察でも言った通り、おそらく、乃木の父親と、腹違いの兄弟だと思いますが、薫は、この2人に助けられるのだと思います。ジャミーンとの関りもありそうだったので、薫とジャミーンを日本に送り届ける手助けもしてくれそうです。
1つ気になったのが、赤いターバンをしていた人物は、乃木1人ですが、次回予告では2人いるのは何ででしょう。これは、再三登場している、乃木の裏の顔の具現化だと思います。おそらく、薫を助けたい表の顔と、そんな女見捨てて、早く日本に帰れという裏の顔との葛藤シーンでしょう。
以上、「ドラマ【VIVANT】第2話考察 薫、ラクダから転落、救出するのは奴らだ」について、考察してみました。
7月期は、4つのドラマの考察をあげましたが、VIVANTが一番盛り上がっている感じです。他のドラマ、最高の教師、ハヤブサ消防団、コードについても、引き続き考察していきますので、興味のある方は、そちらもご覧いただければと思います。