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ドラマ【最高の教師】第1話考察 九条を襲った理由は、恨みによるものではなく、2度目のタイムリープのため

土曜、22時から日本テレビ系列で放送されているドラマ、最高の教師の、第1話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

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九条を突き落とした生徒の目的

卒業式当日、九条は、3年D組の生徒の誰かによって、校舎の高台から突き落とされました。

その、突き落とした生徒ですが、D組の腕章をつけた左腕が映りました。

見た感じ、上着の袖の長さと、ワイシャツの覗き具合から、男子生徒のような感じがしますがどうでしょう。ワイシャツがあれだけ出てしまうということは、上着が多少小さめなのかもしれません。そう考えると、ある程度、身長があり、それなりに体格のいい男子生徒という線は、的を得ているように思います。
まあ、これだけでは決め手にはなりませんが、そもそも、九条は、なぜ突き落とされたのでしょうか。九条に恨みを持っていた生徒による犯行ということなのでしょうか。
タイムリープ前の九条は、生徒に寄り添うことを諦めた教師だったので、好かれもしないけど、恨みも買わない、当たり障りのない存在だったはずです。

それなのに、殺害されるほどの恨みを買うというのは、かなり考えづらいです。
そうなると、この生徒の目的は、何なのでしょう。それは、1年前に時を戻すことです。九条がタイムリープしたのは、偶然ではなく、ある生徒の計画によるものだったのではないでしょうか。
その生徒とは、一体誰なのでしょう。

もちろん、この段階では、まだわかりません。そこで、今後、考察内ではこの生徒のことを、生徒Xと呼び、誰がこの生徒Xなのかを、考察していきたいと思います。

生徒Xは2度目のタイムリープ

先ほどの考察の通り、生徒Xが、1年前に戻るために、九条をタイムリープさせたのだとしたら、1つ疑問が生じます。それは、タイムリープを、他人に依存している点です。
普通、タイムリープものというと、自分がタイムリープし、過去を変えることで未来が変わるというストーリーです。それを、他人に依存するということは、自分自身がタイムリープできない状況にあるのではないでしょうか。それは、どういう状況なのか?ずばり、タイムリープは、1人1回だけという制限です。

もし、このような縛りが存在し、生徒Xが、すでにタイムリープをしていたとしたらどうでしょう。そうなると、自分自身で、2度目のタイムリープは出来ません。つまり、生徒Xは、ある目的のために、自分自身でタイムリープをしましたが、その目的を果たすことができなかったのではないでしょうか。
自分自身では、もうタイムリープはできないため、九条にタイムリープさせることで、生徒X自身、2度目のタイムリープをしたということです。
生徒Xには、九条の思惑とは全く別に、自分自身の目的が存在する、そう考えた場合、気になる生徒が何人か存在します。

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鵜久森叶という生徒

その、気になる生徒の1人が、鵜久森叶です。

まあ、別格の存在感を見せていましたが、本来であれば、いじめで不登校となり、何らかの形で命を落としてしまうはずの生徒です。

しかし、第1話の流れでは、いじめの件は解消され、不登校や、命を落とすという展開は避けられたような感じです。
鵜久森が、いじめのことを告白した時、九条に、なぜ過去形なのかと指摘されていました。

これは、鵜久森自身、いじめは、タイムリープ前の過去の出来事という認識があったからではないでしょうか。
そうなると、生徒Xは鵜久森で、目的は、自分のいじめを回避するためということでしょうか。

しかし、鵜久森自身が、このことをタイムリープで解消しようとするのには、大きな矛盾が生じます。なぜなら、本来のタイムラインでは、命を落としてしまっているからです。いくら、自分自身で、一度タイムリープできるといっても、死んでしまった後では、それは不可能です。もちろん、九条を突き落とすこともできません。

仮に、生徒Xの目的が、鵜久森を救うことだったとしたら、生徒Xは、鵜久森以外の人物ということになります。1度、自分でタイムリープして鵜久森を救おうとしたけど失敗し、それを九条に託したということです。
ただ、現段階では、そういった生徒は見当たらないというのが現状です。鵜久森に関しては、いじめ解消だけでエピソード終了とは思えないので、今後の展開を待ちたいと思います。

東風谷葵という生徒

生徒Xが、自分自身のためにタイムリープを繰り返したのだとすると、東風谷も気になる存在です。

成績は良いのに、欠席日数のせいで、内申の評価が悪いことを憤慨していました。特に、古典と生物と家庭科だけが、著しく低いのが気になります。

このことを改善するために、タイムリープを繰り返したという可能性もあります。欠席日数が多いのに成績が良い科目があるのは、1度目のタイムリープの成果なのかもしれません。残りの3科目のために、九条を利用して、2度目のタイムリープを実行したということです。

ちょっと短絡的な感じもしますが、それ以上に気になるのが、欠席の理由としている、通院についてです。まだ、詳細がわからないので、何とも言えませんが、こちらがタイムリープの理由という可能性もありそうです。

藤原大志という生徒

鵜久森、東風谷と、生徒 Xの可能性を見てきましたが、2度目のタイムリープという意味では、目的として弱いような感じもしました。いじめ解消や、内申評価の改善ならば、最初のタイムリープで何とかなりそうな感じもします。
2度目のタイムリープの必要性という意味では、藤原大志に、その可能性を見出すことができます。

このドラマをご覧になった方は、おそらく、同日、14時30分から放送されている、「最高の生徒」も見ているのではないでしょうか。

3年C組の生徒、伴ひかりが主役のドラマです。余命とされている1年間を、最高の教師と同時進行で綴っていくストーリーですが、藤原は、この伴と、親しい間柄にあるようです。
余命1年というのは、タイムリープの目的になり得そうな感じがします。それが、藤原自身ではなく、自分の大切な人だという点も、目的の強固さを感じます。

つまり、タイムリープをすることで、伴の死を回避しようということです。

そういう目的であれば、2度目のタイムリープの必要性という意味を見出すことができます。そして、「最高の教師」では、九条目線で、本来のタイムラインでは、こうだったということが明かされますが、「最高の生徒」では、それが明かされていません。

「最高の生徒」のほうは、本来のタイムラインの話ということはないのでしょうか。九条が、冒頭で決意を語るシーンを、伴が目撃しているため、タイムリープ後のタイムラインということは明らかです。

つまり、タイムリープの目的と、その結果が、2つのドラマが繋がることで明らかになっていくということです。

卒業式の日にタイムリープするという、時間的タイミングも、余命1年とぴったり合います。

伴の病名や、同じように通院がキーワードとなりそうな東風谷との関係など、見えていない部分は多いので、今後の展開に注目したいところです。

いずれにせよ、どちらのドラマにも関わっている藤原が、現段階での、生徒Xの第1候補と言えそうです。

以上、「ドラマ【最高の教師】第1話考察 九条を襲った理由は、恨みによるものではなく、2度目のタイムリープのため」について、考察してみました。
まだ、第1話ということもあるので、タイムリープのルールなども推測しつつ、考察してみました。第1話から盛り上がり過ぎて、すでにタイムリープの目的を果たしちゃったような感じもしました。本来の目的は、別の所にあるのだと思いますが、今後の展開が気になるところです。

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