ドラマ考察

ドラマ【最高の教師】第5話考察 東京卍リベンジャーズをもとに検証、タイムリープのトリガーは東風谷葵

土曜、22時から日本テレビ系列で放送されているドラマ、最高の教師の、第5話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

普通ではない瑞奈の普通の主張

瑞奈は、その風貌や、プロとして音楽活動をしていることから、調子に乗っていると、クラス内では敬遠され続けてきました。

本人も、調子を合わせて、クラスに同調する感じではありませんでした。しかし、里奈は、そんな瑞奈を、文化祭の実行責任者に指名します。

今回のミッションの面白いところは、孤立する瑞奈を、クラスに溶け込ませることではないという点です。
通常、こういうケースでは、普通ではない方が、普通の人達に歩み寄っていくという展開が予想されます。しかし、里奈は、普通の人達に、普通ではない瑞奈も、普通の人間だということを理解させようとしました。

全く逆の展開です。最終的には、みんなが調子に乗ることで、瑞奈と同調し、文化祭を成功させることができました。

瑞奈も、「最後の青春がしたかった」という主張をすることで、普通の高校生としての一面を見せていました。

そして、今回の一件は、ジェンダーやマイノリティーの主張といったことが、テーマになっていたように思います。そういったテーマを、直接的に表現するのではなく、瑞奈の個性を通して描いていた点は、とてもよかったように思います。できれば、体育館内だけでの共有ではなく、D組の教室にも放送を流し、鵜久森たちも歓喜するシーンがほしかったです。

文化祭襲撃

文化祭の準備が盛り上がっていることが気に食わない相楽は、浜岡に頼んで、D組の教室を襲撃させました。

本来なら、文化祭前日に起こる出来事でしたが、1週間前に前倒しされました。

里奈が、いろいろと変えてしまったことによる弊害だと思いますが、それが、結果的に功を奏しました。その猶予期間があったことで、瑞奈を中心にクラスが団結し、文化祭を実行することができました。

こうなってくると、相楽たちの行動が、虚しくてどうでもいいことのように思えてきました。

里奈のミッションが、ことごとくうまくいき、タイムリープの謎が少しずつ明かされていく中、相楽たちの存在感が薄くなっている点が気になります。文化祭での出来事が、里奈の言う、「地獄の2学期」に該当するとは思えないので、相楽たちの逆襲に期待したいところです。

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3年D組勢力図

第4話終了段階では、このような勢力図でした。

そして、文化祭の一件で、瑞奈と生田が里奈側につきました。

というか、文化祭で活躍したメンツは、みんな里奈側についたような気もしますが、そうすると、相楽組の5人しか残らなくなってしまうので、とりあえず、保留としておきたいと思います。
残る生徒は、あと18人です。

今週の星崎

里奈をタイムリーパーと疑っている星崎ですが、さりげなく、里奈に、2周目の人生ではないかとぶつけてみました。

結果、あっさり否定され、軽くあしらわれていました。

やはり、星崎は、そういった立ち位置のキャラのようです。今後、真相に辿り着けるのかどうか、注目といったところです。

トリガーと発動条件

今回、もっとも重要な考察要素は、鵜久森もタイムリーパーではないかという点です。

「今回はまだ一週間ある」という、失言じみた発言をしていました。この発言で、鵜久森もタイムリーパーであることは、ほぼ確定といっていいでしょう。
そうなると、里奈を含めた、タイムリープの経緯が、どのようなものなのかという点ですが、同じ、タイムリープものの漫画、東京卍リベンジャーズをもとに検証してみたいと思います。

なお、ここからは、東京卍リベンジャーズ、略して、東リベの、ネタバレ内容を含みますので、ご注意ください。
東リベに於いてのタイムリープは、トリガーとなる、ナオトという人物と、握手することで発動します。

この、トリガーと発動条件を、里奈のタイムリープに当てはめてみると、トリガーは、里奈を押した人物、発動条件は、高所からの突き落としということになります。

そうなると、鵜久森も、同じように、トリガーとなる人物に、高所から突き落とされたのでしょうか。おそらくそうです。そして、このトリガーが、最重要人物となってきます。
タイムリープが発動した時に、タイムリーパーのみが、それまでの記憶を持ったまま、2周目が開始されます。しかし、東リベに於いては、トリガーも、同じように、それまでの記憶を持ち込むことができます。

これらのことを踏まえて、鵜久森のタイムリープの経緯を検証してみたいと思います。

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鵜久森のタイムリープの経緯

まず、鵜久森の死ですが、明確な日時や死因については、明らかになっていません。

そうなると、自殺ではない可能性もあるということです。
里奈のタイムリープが発動するときに、近い過去から順にフラッシュバックしますが、鵜久森の葬儀は、瓜生の転校お別れ会より近い過去でした。

つまり、鵜久森の葬儀は、瓜生の転校お別れ会が行われた、7月18日より後ということになります。鵜久森は、5月23日から不登校となっているので、それから、少なくとも、2ヵ月以上は経っていることになります。いじめを苦に自殺というには、相だが空き過ぎている感じもします。そうなると、他殺、あるいは事故という可能性もあります。
これらのことから、鵜久森の死は、自殺ではなく、トリガーとなる人物に、高所から突き落とされたことが原因と考えられます。そのことによって、鵜久森のタイムリープが発動したということです。

トリガーは東風谷

殺意か事故か、どちらかはわかりませんが、鵜久森を高所から突き落とすほどの因縁がある人物となると、トリガーは、東風谷の可能性が高いです。

第5話の最後で、鵜久森に対して不可解なことを言いだしましたし、何かしらの因縁があることは間違いなさそうです。

そういった状況の中、鵜久森の2周目の人生がスタートします。
おそらく、鵜久森自身は、いじめの件や、自分の死を回避するために、翻弄するのだと思います。

しかし、東風谷は、タイムリープ自体、わけのわからないことですし、鵜久森の死の加害者であることからも、見て見ぬふり、知らぬふりを通したのではないでしょうか。

当然、里奈にも変化はないわけですし、鵜久森1人ではいじめの件を回避することは、難しかったように思います。

何も変わらなければ、1周目の人生が再現されるわけで、その結果、東風谷が関わらないにしても、別の形で、鵜久森の死が訪れた可能性が高いです。しかし、そうした、鵜久森の、運命に抗う姿を見て、贖罪の気持ちが芽生えた東風谷は、新たなタイムリープを発動させたのではないでしょうか。

それが、里奈のタイムリープということです。

里奈のタイムリープの経緯

トリガー東風谷が、里奈を高所から突き落とすことで、新たなタイムリープが発動します。
この時に持ち込む記憶は、鵜久森にとっての2周目の人生の記憶ということになります。つまり、事実上、3周目ということになりますが、里奈の記憶的には、2周目の人生ということになります。

一方、鵜久森にとっては、1周目と2周目の記憶を持っているので、まさに3周目の人生となります。

当然、トリガーの東風谷も、1周目と2周目の記憶を持っていますが、これまでと違うのは、鵜久森を助けたいという気持ちを持っている点です。

そこに、里奈の気持ちの変化が加わることで、鵜久森の人生が、一変したのだと思います。鵜久森の願いが叶いまくっているのは、東風谷の存在が大きいということです。

東風谷の、鵜久森が好きというのは、最初は嫌いだった鵜久森への思いが、タイムリープを通して変化していったことをあらわしているのだと思います。

3回目は絶対にないの意味

次回予告から、里奈と鵜久森は、3回目のタイムリープは絶対にないということを悟っているようです。ここで誤解してはいけないのは、3回目のタイムリープということは、4周目の人生ということです。
再び、東リベの話に戻りますが、東リベでは、トリガーとなる人物が消滅した場合、再びタイムリープすることはできないルールになっています。

このルールを当てはめると、トリガー、つまり、東風谷が、何らかの形でこの世からいなくなってしまうことを意味しているのだと思います。確かに、それだと、3回目はありませんが、里奈たちは、そのことを確証づける何かを持っているのでしょうか。感覚という言葉を使っているので、おそらく、そういった確証は持っていないと思います。
ただ、東風谷がいなくなったとしても、タイムリープを発動させる方法が、1つあります。それは、別の人間が、トリガーになることです。東リベでは、ストーリー 終盤で、別の人間と握手することで、タイムリープが発動します。

もし、鵜久森が、トリガーとしての機能を引き継いでいれば、里奈を突き落とすことで、タイムリープを発動させることができます。そんな、SFチックな展開になるかどうかはわかりませんが、里奈と鵜久森によって、東風谷を救うという展開が待ち受けているのかもしれません。

サブタイトルの伏字

今回の内容から、サブタイトルの伏字に入る漢字について考察してみます。

トリガーの東風谷によって、鵜久森の人生をかえることとなった里奈。そして、トリガーを引き継いだ鵜久森によって、3回目のタイムリープで、東風谷を助けることとなる里奈。
これらのことから、サブタイトルは、最高の教師、1年後、私は生徒に託された、ではないでしょうか。

以上、「ドラマ【最高の教師】第5話考察 東京卍リベンジャーズをもとに検証、タイムリープのトリガーは東風谷葵」について、考察してみました。
前回の考察では、鵜久森の母親と、里奈によるタイムリープの連鎖によって、鵜久森の願いが叶うという考察をしました。

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しかし、鵜久森自身がタイムリーパーということになると、話は変わってきます。いずれにせよ、里奈と鵜久森を繋ぐ役割の人物が必要になってくるので、そこにぴったりとハマるのが、東風谷なのではないでしょうか。

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