映画「ルパン三世 カリオストロの城」の公開40周年を記念して、シネマコンサートが開催されます。「シネマ・コンサート」とは、劇中の台詞や効果音はそのままに、音楽部分だけを抜き取り、その音楽を生演奏で楽しむという、世界中で大流行している最新のライブ・エンタテインメントです。
カリオストロの城といえば、1979年の公開されてからテレビでも16回も放送されて、あらゆる世代に浸透されている名作アニメ映画です。私も10回は見ているかと思います。この映画の優れたところをいくつか簡単あげて見ます。
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監督・脚本が、あのスタジオジブリの巨匠・宮崎駿さん
皆さんご存じかと思いますが監督・脚本は、あの宮崎駿さんがやっています。スタジオジブリの世界観とルパン三世の痛快さが見事にマッチして、とても気持ちがいい作品となっています。作品のラストで庭師のおじいさんが、去りゆくルパンと銭形警部を見て「なんと気持ちのいい連中だろう」というシーンはまさに映画全体に対しての形容であり、見ている側をとても気持ちよくさせてくれました。
飽きさせるシーンがないストーリーの秀逸さ
この映画は、無駄なシーンや飽きさせるシーンが一切なく、各シーンごとに切り取っても、そのシーンだけで1つのストーリーをなしています。そういったシーンの連続が、見ている人を引きずり込んでいく要因の一つでしょう。私が好きなシーンは、地下迷宮に落とされたルパンと銭形が、協力して脱出を試みオートジャイロを奪いに行くシーンです。バックに流れるBGMもテンポがよくとても気持ちのいいシーンです。
セリフまわしの妙
各キャラクターの会話のシーンでは、セリフのまわしが絶妙で言葉が耳に残ってきます。夜、宿に敵が襲撃してくるシーンなど、ルパンと次元の掛け合いがとても面白く、「団体さんのおでましだ」や「面白くなってきやがった」など非常に印象的でした。(五右衛門のお決まりセリフも)
映画を盛り上げる、大野雄二さんの音楽
大野雄二さんといえば、数々の映画やドラマの音楽をてがけてきてルパン三世には欠かせない音楽家です。痛快でテンポのよい音楽が、この映画のすばらしさを際立出せています。主題歌の「炎の宝物」とてもせつなく、印象的なものです。今回、この大野雄二オーケストラが生演奏で映画が見られるという、ファンにとってまさに夢のような企画です。
映画「ルパン三世 カリオストロの城」の面白さを簡単に振り返りましたが、シネマコンサートの開催概要は以下のようになります。
開催概要
~映画公開40周年 & 大野雄二 音楽活動 55周年記念 オフィシャル・プロジェクト~
映画「ルパン三世 カリオストロの城」シネマ・コンサート! and ベストヒット「ルパン三世」ライブ!
2019年10月25日(金)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール 19:00 開演 ( 18:00 開場 )
2019年10月26日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール 14:00 開演 ( 13:00 開場 )
チケットは全席指定で9800円
第1部「ルパン三世 カリオストロの城」シネマ・コンサート!(100分)
第2部 ベストヒット「ルパン三世」ライブ(40分)
<出演者>
You & Explosion Band:大野雄二(音楽監督 / Piano, Key) / 市原康(Dr) / ミッチー長岡(B) / 松島啓之(Tp) / 鈴木央紹(Sax) / 和泉聡志(G) / 宮川純(Organ) / Fujikochans(Vo, Cho)
佐々木久美 / Tiger / 佐々木詩織 / and more
指揮:西谷亮
原作:モンキー・パンチ (c)TMS (c)モンキー・パンチ/TMS・NTV
チケットぴあで、7/15(月)まで先行発売していますが、すでに10/26(土)分は完売です。興味のある方は、お早めにご購入ください。(私は、25日分を予約しました。)
ちなみに、一般販売は、8/10(土)10:00から開始です。
おまけ 映画「ルパン三世 カリオストロの城」の4K ULTRA HDが発売されます
7/24(水)に映画「ルパン三世 カリオストロの城」の4K Ultra HDが発売になります。4K Ultra HDとは、従来のブルーレイのなんと4倍!見違えるような精細さで映像をよりリアルに、立体的になります。さらに、光や闇を映すHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)を採用し、臨場感も格段に向上しています。しかも、色表現に制限があった従来のブルーレイに比べ、人間が視覚する色に限りなく迫ります。音声も、これまでにないリアルな臨場感の多次元サウンドが楽しめます。
※ご視聴にはUltra HD ブルーレイ再生対応機器が必要になります。
ファンの方は、保存版としてまよわず購入ですかね。値段は、6,324円です。