今回は、12月22日に行われる、競馬「有馬記念」について予想考察をしてみたいと思います。おもに、キラーデータや能力指数的なものをもとに、出走する馬の信頼度について考察していきます。第二回目は、スワーヴリチャードの連勝はあるのか?レイデオロの復活はあるのか?題して、この2頭について、キラーデータを紹介したいと思います。
ジャパンカップを勝つと欲がでる
まずは、 ジャパンカップを勝った、スワーヴリチャードを見ていきたいと思います。
前走がジャパンカップだった馬の、有馬記念での成績はこのようになっています。
12勝と良い成績のように見えますが、総数が多いため、これといって特筆すべきものはありません。では、ジャパンカップを勝って、有馬記念を使った馬はどうでしょう。
一見、成績が良いように見えますが、勝った3頭は、ディープインパクト、ゼンノロブロイ、テイエムオペラオーです。この3頭に共通するのが、天皇賞秋、ジャパンカップと連勝をして、有馬記念も制しました。2着だったスペシャルウィークも、同様にGⅠを2連勝していました。もう1頭の2着馬キタサンブラックと、3着馬シュヴァルグランは、天皇賞秋を使っていなかったため、多少余力が残っており、馬券圏内におさまりました。それでは、着外に沈んだのはどういった馬たちだったのでしょう。
エピファネイア
ブエナビスタ
トウカイテイオー
タップダンスシチー
レガシーワールド
スクリーンヒーロー
上記3頭は、休み明けで天皇賞秋に出走し、着外に負け、ジャパンカップでピークに持っていき勝利、そして有馬記念もと意気込みますが、状態が落ちていて惨敗。下記3頭も、休み明けがGⅡという違いがありますが、ジャパンカップでピークに持っていき勝利、そして有馬記念もと意気込みますが、状態が落ちていて惨敗。
そして、今回のスワーヴリチャードの臨戦過程はどうかというと、休み明けで天皇賞秋に出走し、着外に負け、ジャパンカップでピークに持っていき勝利。これは、過去に有馬記念で着外に沈んでいった馬と、まったく同じパターンに該当します。さらに、ジャパンカップに勝つと、やはり関係者も欲が出て、馬の状態が下降気味でも、無利して出走させてしまうもので、超GⅠ級の馬でないと、なかなか勝つのは難しいということです。実際に、勝った3頭は、有馬記念でも1番人気になりましたし、2着馬も2番人気、3着馬も3番人気でした。はたして、スワーヴリチャードは、有馬記念で3番人気以内に入るような超GⅠ級の馬でしょうか。
前走で負けすぎた馬は来ない
次に、ラストランでの復活が期待されるレイデオロについて見ていきたいと思います。
有馬記念ともなると、前走でそれなりのレース内容を見せていなければ、馬券の対象にはなりません。前走で、2秒以上離されて負けた馬の成績はこのようになっています。
まず勝てません。2着に来た、トゥザワールドは、前走菊花賞で、4.2秒離されて16着と負けています。さすがにここまで負けてしまうのは、馬の能力どうこう以前に別の問題があったと考えられます。3着に来た、トゥザビクトリーは、ジャパンカップで、6.7秒離されて14着と負けています。こちらについては、通過順が11-9-1-1と四位騎手が、無茶苦茶な騎乗をして、とんでもないことになっていたので、参考外といえるでしょう。そして、今回のレイデオロですが、前走ジャパンカップで2.2秒差の11着と惨敗を喫しています。1番人気にもおされ、特にレース中の不利や想定外のことは起こっていなかったので、ここから巻き返すことは、かなり難しいでしょう。というか、無理でしょう。騎手変更の騒動も、マイナスの要素にしかなりません。
以上、「2019年有馬記念 予想考察 スワーヴリチャードの連勝はあるのか?レイデオロの復活はあるのか?」について考察をしてみました。前回の考察で上げた、アーモンドアイ、リスグラシュー、シュヴァルグランに続き、さらに2頭がキラーデータに該当してしまいました。ここまでくると、おのずと狙いどころが見えてきたと思います。そうです。3歳馬です。次回は、3歳馬についてと、それ以外に残っている馬で、ピックアップ要素があったらとりあげてみたいと思います。そして、私の予想を出してみたいと思います。