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ドラマ【真犯人フラグ】ピンポイント考察 秋元康の過去作に存在、真犯人の目的は、凌介に自分で思い出させること

日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、真犯人フラグの、犯人の目的について、ピンポイント考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

4つのシーンから浮び上がる共通のテーマ

このドラマの中心となる最大の要素は、真帆たちの失踪事件と冷凍遺体事件の2つです。

現状、これらの繋がりについては、ほとんど見えてはいませんが、これまでに描かれた4つのシーンから、ある共通のテーマが見えてきます。その4つのシーンとは、こちらのシーンです。

もうおわかりの方も多いと思いますが、1つずつ見ていきたいと思います。

まず、1つ目のシーンですが、これは、第1話の冒頭で出てきたシーンです。

トラブルやクレームが立て続けに起こり、社内がバタバタしているシーンです。ここで注目してほしいのは、交通事故ゼロ運動のポスターです。このポスター、このシーンだけではなく、社内のシーンでしばしば背景に映り込んでおり、サブリミナル効果のように、視聴者にアピールしていました。しかも、この時に、小手川というドライバーが追突事故にあったというトラブル情報が舞い込んできたりと、事故についてのアピールが目立ちました。

2つ目のシーンは、みなさんご存じ、ドライブレコーダーの映像です。

この映像については、これまで、3人の失踪当日の様子や、真帆が本人なのかという観点で捉えられてきましたが、今回新たに、危険なので篤斗に道路側は歩かせないという要素が加わりました。このことは、子供に道路側を歩かせると、交通事故につながる危険があるということを示唆しているとも言えます。もしかしたら、誰かの身の上に、実際にそういうシチュエーションがあったのかもしれません。

3つ目のシーンは、第5話で登場した、謎の男のシーンですが、注目するのは、その男ではなく、立てかけられている看板です。

飛び出し注意と書かれていて、交通事故を注意喚起させる看板です。以前、河村のところのカメラマンが撮った写真にも写っていましたが、今回2度目の登場となります。1つ目のシーンで取り上げたポスター同様、そのものが目的のシーンでないにもかかわらず、何度も登場してくるということは、明らかに看板自体に意味があるということです。

最後、4つ目のシーンは、第5話での、凌介が道路に突き飛ばされたシーンです。

未遂に終わりましたが、周りから見れば、交通事故未遂と思われても不思議ではない状況でした。

これら4つのシーンを見てきて、お気づきの通り、全てにおいて、交通事故という共通のテーマが存在します。

これまでの考察の中でも、交通事故が関係している可能性を唱えることがありましたが、ここまで強調されているとなると、関係していることは、ほぼ確定です。真帆たちの失踪事件と、冷凍遺体事件をつなぐキーワードは、交通事故だと思います。

真犯人の目的

仮に、交通事故が一連の事件のキーワードだとすると、犯人は、なぜそのことを、凌介に直接突きつけないのでしょう。すでに、1か月以上、事件に進展はなく、所々で凌介に嫌がらせのような行為をしているだけです。
実は、犯人にとっては、この行為に意味があるのではないでしょうか。つまり、直接凌介に突きつけるのではなく、凌介に自分で思い出させることが目的だということです。

その真意については、一旦置いておいて、そういった目的だとしたら、犯人のこれまでの行動の意味が明確になってきます。

まず、ドライブレコーダーの映像ですが、犯人は最初から、篤斗が道路側を歩いていて危険だということに気づいてほしかったのではないでしょうか。

しかし、まったく気づかない凌介に痺れを切らせ、交通事故未遂を起こし、凌介に体感させることで思い出させようとしたのだと思います。

凌介は、ようやく、篤斗が道路側を歩いていることの違和感に気づきましたが、真帆の真偽のほうに目がいって、本当に思い出してほしいことには、まだ到達していない感じです。
そして、この2つの行動からは、ある人物の存在が見えてきます。
ドライブレコーダーの映像は、確実に撮れていることが条件で、なおかつ、凌介に見てもらう必要があります。これは、第2話の考察の中でも触れましたが、そういった操作や誘導ができるのは、二宮だけです。
さらに、交通事故未遂は、未遂にする必要があるので、助ける人物が必要です。真っ先に助けに入ったのは、二宮でした。つまり、助けるために突き飛ばしたのは、二宮です。
最近、真犯人を指名するような考察はしてきませんでしたが、序盤の考察同様、あらためて二宮を真犯人として指名したいと思います。

これ以外の行動にも、凌介に思い出させるための要素が盛り込まれていたように思います。例えば、靴です。交通事故の現場と言われて、こういったシーンを思い浮かべることがあるかと思います。

さすがに、光莉の靴では、そこまで連想するのは難しいですけど、そういう理由なら、なぜ篤斗の靴ではないのでしょう。まあ、ちょっとこじつけじみた感じもしますが、冷凍遺体が少年だったので、演出上、続けざまに篤斗関連にしなかったのかもしれません。
サッカーボールについては、まさにこの絵のイメージ通りです。

犯人が何をするでもなく、ドラマの内容が全然進展しないという声がしばしば聞かれますが、実はそれ自体が犯人の目的であって、凌介自身が思い出すまで、ひたすらヒントとなるような行為をし続けているということなのかもしれません。

実は、この、思い出させるという行為は、秋元康さんの過去の作品にも存在していました。

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ドラマ Re:Mind

犯人が、交通事故のことを凌介自身に思い出させようとする行為の真意はどこにあるのでしょう。
それに関しては、秋元康さんが過去に手掛けたドラマに通ずるものがあるように感じます。そのドラマは、4年前に放送された、Re:Mindというドラマです。

このRe:Mindというドラマは、高校のクラスメイト11人が拉致監禁され、犯人が数々の題材を提示していくことで、みんなにある事件のことを思い出させるといった内容のミステリーです。タイトルの通り、思い出させる過程をえがき、最終的に真犯人を突き止めるといった内容でした。
この、思い出させるという行為、まさに真犯人フラグの凌介に対する犯人の行為と通じるものがあるように感じます。企画・原案が同じ、秋元康ということであれば、そういった通じるものがあっても、おかしくありまえん。
ちなみに、なぜ、みんなに思い出させるという行為をしたのかについては、このドラマのネタばれになるので、ここでは伏せておきたいと思います。興味のあるかたは、ぜひご覧いただければと思います。ただ、旧欅坂ドラマという点と、秋元ドラマなので、内容にあまり深みがない点については、ご了承ください。

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以上、「ドラマ【真犯人フラグ】ピンポイント考察 秋元康の過去作に存在、真犯人の目的は、凌介に自分で思い出させること」について、考察してみました。
犯人の目的と行動から、二宮犯人説を再確認する形になりましたが、他の人物との繋がりについては、現状、まだ見えていない状況です。菱田、山田のラインと二宮が繋がるのかどうか、また、目的はわかっても動機は何なのか、その辺については、おいおい考察していきたいと思います。

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