今回は、第12話で明らかになった謎についてと、新たに浮上してきた謎について考察していきたいと思います。
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袴田吉彦を殺害したのは、やはりシンイー軍団だった!!
シンイー達と一緒に住んでいる不法滞在者が、袴田吉彦を殺害したことが明らかになりました。シンイーが引いた紙が縦書きだったこと、クオンの「あいつか、ほらちょっと前に・・」という発言、複数人による殺害という点からほぼ確でしたが(書いた紙引いた紙の考察参照)、ここで完全確定となりました。2人(マイケルとアリ)は明確になりましたが、もう一人がシンイーかクオンかイクバルか、あるいは別の不法滞在者かはわかりません。
藤井淳史のPCに脅迫文を送ったのはイクバル
藤井が病院で使っているPCに、ハッキングして人殺しメッセージを送っていたのは、イクバルということがわかりました。SEですし、シンイーをガードする意味合いでやったのでしょう。
藤井淳史がシンイー宅のベランダに包丁をおいた方法が解明
藤井は、ベランダの避難用ハシゴを使って、シンイー宅のベランダにいったことがわかりました。3階(303号室)は空き部屋なのでスルーできたということです。
木下あかねの正体が判明
木下あかねは、アカネ木下の名前でノンフィクション作家として活動をしていることがわかりました。主に、ゴミについての本を出版しているようです。やはり青川エルではありませんでしたね。悪側の人ではなかったです。集めたものはAIの情報として提供してくれたようです。今後も何かしら協力してくれるのではないでしょうか。
山際祐太郎の首を包んだタオルから第3のDNAが発見
山際の首が包んであったタオルから、本人のものともう1人のDNAが発見されました。これは、藤井のものでしょう。紫のタオルは、藤井のものなのでDNAが付着していたんではないでしょうか。
手塚奈々の死亡推定時刻と携帯から最後にかけた場所が判明
奈々は、死亡してから29~31時間経過していることがわかりました。1日半ぐらいはあの状態だったということは、翔太が入院していた病院の看護師の電話の相手は、奈々ではなかったということになります。また、奈々が携帯から最後にかけた場所が、藤井の病院のナースステーションだったことがわかりました(別のと言っていますが、藤井の病院でしょう)。個人的には、藤井がこれ以上事件にかかわっていると思っていませんし、桜木も脇キャラだと思っているのでこれはどういうことでしょう。携帯が見つかっていないことから、現在携帯を持っている人物、たぶん黒幕がなんらかの方法で、塩化カリウム製剤を入手するために電話したのかもしれません。
木下あかねの収集ゴミから見つかったもの
木下あかねの収集ゴミから、石崎洋子と赤池幸子とかかれた紙が見つかりました。石崎の紙は石崎本人が書いた紙、幸子の紙は浮田が引いた紙ということでよいのかと思います。ゴミを見つけた日付が、4/2と3/25と開きがあるのが気になりますが、現段階では何とも言えません。以前にもでましたが(第5話)、佐野が捨てた血のついたタオルの件もあらためて出てきました。黒島が捨てたご佛前の空き袋が出てきました(これについては、後ほど)。
江藤祐樹と赤池幸子の関係
江藤が、幸子の入っている施設にいって世話を続けていました。江藤と幸子の関係は、前回の尾野と共犯の考察で書きましたが、やはり現在も継続されていました。さらに、サンダーソン正子と総一が部屋に帰ってきた時に、ちょっと話をいいかと声をかけています。正子の職業にかかわる何かかもしれません。相続、養子縁組についてとか。江藤共犯説、いけそうか?
キウンクエ蔵前忘年会
赤池幸子が見ていた動画が、キウンクエ蔵前の住人の忘年会でした。ここで気づいたことは、尾野と床島の距離が近かったことです。管理人室とシュシュの件、やはり尾野と関係がありそうです。
黒島沙和の謎が一部解明
黒島が彼氏からDVをうけていたことと、その彼氏が死亡していることがわかりました(御佛前はそのため)。最初に出てきてから1度も出てきていなかった彼氏は、やはり死んでいました。黒島の傷がなくなっていったのもそれが原因ということです。話の辻褄はあいますが、なにか言葉を濁していた感じです。また、黒島が紙に書いた早川教授は存在する人物だということが、二階堂の話で裏付けられました。二階堂の反応から、この教授はまだ死んでいないようです。
またまた田宮純一郎の意味深発言
田宮がジョギング中に、劇団の女性と会ったときに「自分には時間がない」と言っていたことについて聞かれ、「正しく生きるためには清いままではいられない」と意味深なことを言っていました。これは何か犯罪に手をそめた、あるいはこれから手をそめるということなのでしょうか。そして、「正しかったということだけでも確かめたい」と言ってエレベーターに乗り込んでいきました。これは、監視カメラで見たことについて確認しにいったのではないでしょうか。黒島に会いにいったのか。
西村淳の新事業
西村が、新事業で立ち食い給食を始めました。妹尾、柿沼、シンイーをバイトとして雇っています。これは事件には関係ないでしょう。ただ、妹尾が西村のうさん臭さを指摘しています。
児島俊明が102号室に戻ってきた
俊明が愛人宅から自分の部屋に戻ってきました。児島殺害は、赤池殺害と菜奈殺害と並んで3大謎となっているうちの1つなので、新たな情報がほしいところです。
また出た、尾野の奇怪な行動
翔太がいない間に、勝手に部屋に入り込んで何かをしていました。鍵は確かに開けっ放しで出ていったようですが、またまたグッドタイミングな尾野の行動。帰り際にボタンを口から出します。これは、以前にこの部屋に入ったときに落とした証拠を回収するための行動だったのかもしれません。どんどん奇行がエスカレートしてきています。やはり黒幕か。
佐野豪に詰め寄る女
佐野の部屋から、ゴスロリ風の格好をした女性が出てきて佐野に詰め寄りました。「あのこと絶対に手伝わないからな」と言っています。佐野については、あいかわらず断片的に謎を出してくるのでなかなか全てがつながりません。手伝うとは何かイベントの話でしょうか。
桜木るりが翔太のジムに
翔太の勤めているジムに、桜木が入会してきました。翔太に個人指導を頼んでいます。個人的にはこの人は脇キャラだと思うのですがどうでしょう。今のところ、事件に関わる要素もメリットもなにもありません。
二階堂忍が気づいた黒島沙和の異変
匂いに敏感な二階堂が、黒島の匂いについて何か異変を感じたようです。これは、1人の人物から違うにおいを感じたのだと思います。これで黒島双子説はさらに有力になったと思います。
またまた、黒島沙和の背後に怪しい人影
大学内で、黒島の背後にまたまた怪しい人影が存在します。今までと違い、服装や靴は黒ではなく普通の格好で、青い鞄をかけています。もしかして、死んだと言っている元彼氏か。前2回の人物とは別人なのか。
榎本総一が猫虐待
黒島が帰り道で、総一が動かない猫を抱えて座っているのを見かけます。総一のポケットには針金らしきもの入っていて、どうやら総一が猫を絞め殺したようです。総一の垣間見える狂気性は「扉の向こう」でも描かれましたが、怪しさがだけ先行していて事件に結び付けるには、まだ根拠が足らないような気がします。また、翔太に事件の時、両親の他にもう1人誰かいたかと聞かれた時に、わからないと言っています。これは単に両親をかばう意味で余計なことを言わなかっただけかと思います。
手塚翔太、襲撃される
翔太が、藤井の部屋を強制捜索しにいったら複数の薬が見つかり、その瞬間、袴田殺害に関わった不法滞在者の2人(マイケルとアリ)がなぜか藤井の部屋にいて、翔太が襲撃されました。藤井がシンイーと共同戦線を張って、この2人をかくまっていたのでしょうか。もしかしたら、藤井は以前から不法滞在者のことを知っていて、薬の世話をしていたのかもしれません。以前、シンイー軍団が4階以上の階から外階段を下りてきたことがありましたが(第1話)、これは藤井の部屋から戻ってきたところなのかもしれません。
以上、第12話で明らかになった謎と、新たに浮上してきた謎について考察してきました。
今回は、いろいろと出てきたので大変でした。
次回は、「もう忘れさられてしまっているかもしれない謎」についていくつか考察していきたいと思います。