日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、天国と地獄 ~サイコな2人~の、第1話で気になった点について考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
真犯人は別にいる
今回の事件について、最初から、日高が犯人という前提で話が進んでいますが、実際は、別に真犯人がいるのではないでしょうか。その辺について、いくつかの観点から考察してみたいと思います。
まず、証拠という観点からです。
日高が犯人なら、なぜ、普段している手袋を犯行に使ったのか、また、その手袋を、なぜ、その後も使い続けていたのかという点です。
普通なら別の手袋を使いますし、仮に、普段の物を使ったとしても、被害者のDNAが付着している可能性もあるので、処分します。
もう一つは、凶器の丸い石です。
これも、鞄に入れて持ち歩いているのは、あまりにも不自然です。なにか、思い入れのある石なのでしょうか。そうだとすると、焼却炉まで持っていって、処分しようか迷っていたことに疑問が残ります。大事なものなら、焼却炉まで、持っていったりしません。
頭の切れる日高のキャラ的に、この杜撰な2つの点について、違和感を感じます。
手袋は、日高が使っているものと同じものを用意した。石を処分するのをやめたのは、日高に持たせて、罪をなすり付けようと考えた。真犯人の狙いは、そんなところでしょうか。
もう一つの観点は、映像による犯人の特徴です。
あな番の考察の時によくやっていました。今回、犯人が映るシーンが、2度登場しています。1度目は、犯行をおこなっている時、そして、2度目は、来ていた物を、焼却炉で燃やす時です。
まず、犯行現場ですが、犯人が立っていて、被害者が椅子に座っているシーンが存在します。
深めの椅子ですが、だいたい犯人の半分ぐらいの高さでしょうか。立ち上がると、ちょうど同じぐらいの高さになりそうな感じです。ここでポイントとなるのが、被害者の身長です。被害者役の、井上肇さんの身長は180センチということです。つまり、犯人の身長も、180cmぐらいということになります。高橋一生さんは、175cmなので、かなり差があります。
もう一つが、焼却炉ですが、ここでは、後ろ姿のシーンが存在します。
首は、結構太目で、襟足の部分は首うえのあたりまで刈っている感じです。そして、これが、日高の後ろ姿です。
襟足が首の部分まできていますし、首も太くはありません。この2つの映像からも、犯人は日高ではない可能性が高いと思われます。
そうなると、誰が犯人なのでしょう。ひとり、気になる人物が存在します。それは、営業取締役の、富樫義貴です。
富樫なら、日高がいつもしている手袋のことを知っているでしょうし、スキを見て鞄に凶器の石を入れることもできます。そして、富樫役の馬場徹さんの身長は、182cmです。犯人の身長と、ほぼ同じです。さらに、決め手となるのが、後ろ姿です。ちょっと、わかりずらいのですが、これが、富樫の後ろ姿です。
首や、襟足の感じが、焼却炉の犯人と似ています。これらのことから、真犯人は、富樫義貴の可能性がかなり高いと思われます。
あの人の存在意義
今の事件だけで、最終回まで引っ張っていくとはとても思えないので、おそらく、ドラマは2部構成になるのではないかと思います。
入れ替わった日高が、この事件を解決し、望月の株が急上昇するところまでが、第1部といったところでしょう。小五郎の体を借りて、事件を解決するコナンみたいな感じでしょうか。
そして、第2部では、アメリカで起きた、あの事件を追うことになるのではないでしょうか。日高が容疑者にされた、あの事件です。
ここで、存在意義が出てくるのが、アメリカでの日高について証言するためだけに登場した、九十九聖です。
たいした意味をもたない感じでしたが、第2部への伏線になっているわけです。メタ的な観点からも、あの程度の役を、中尾明慶さんが演じているというのも変ですし、当然この後、関わってくることは明らかでしょう。
望月が、日高の姿で九十九に接近し、日高が、望月の姿で、真相を解き明かすといった構図になり、ドラマを盛り上げていくのでしょう。最後は、2人の姿が元に戻り、望月は、日高が活躍してくれたことで、捜査一課で認められ、日高は、自ら自分の無実を証明して一件落着といった感じですしょうか。
以上、「ドラマ【天国と地獄 ~サイコな2人~】第1話考察 真犯人は別にいる、そして、あの人の存在意義」について考察してみました。
このドラマの売りは、2人の入れ替わりなので、考察としての観点は、あまりないようにも思いますが、事件の真相について考察する余地がありましたら、継続的に動画を上げていきたいと思います。視聴率が、16.8%と、人気があるようなので、この先も、考察要素が盛り込まれていることを期待したいです。