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今週のランドリーシュート
第7ゲームの犠牲者となった内山ですが、今回も、しっかりとランドリーシュートからポイ捨てされていました。
真澄達が矢を抜こうとしているところを、二宮に制止されていましたが、何か意味があるのでしょうか。
素人が下手に矢を抜くことによって、臓器を傷つけられることを嫌ったのではないでしょうか。第2話で、四門が運ばれていく時、冷凍用のトラックに積まれたことから、臓器 密売を示唆している感じがしました。
いずれにせよ、依然として、大田原だけがポイ捨てされていない状況が継続されました。
後ほど触れますが、稲葉の死が確定的となった今、大田原の存在がクローズアップされてきたように思います。
突然のルール変更
リタイヤは自由というルールでしたが、突然のルール変更によって、2人とも強制的に最終ゲームに参加させられることになりました。
まあ、お金を置いてリタイヤすることは認められていましたが、ここまで来てそれはありえません。
途中リタイヤの場合は、残ったメンバーで、ゲームを継続できますが、ここでリタイヤされては、リタイヤで終結という形になってしまうので、それを避けたかったのでしょう。あるいは、この2人には、リタイヤされてしまっては困る理由があったのかもしれません。その点については、後ほど触れたいと思います。
稲葉の死の真相
稲葉の死は、駒希の犯行によるものだったことが明らかになりました。
これは想定外でした。前回の考察で、いろいろな状況から、稲葉が生きているのではないかと指摘しましたが、当てが外れました。
ただ、駒希の犯行という点はおもしろいように思いますが、その前後関係が釈然としません。
まず、なぜ、防犯カメラの映像を細工して、駒希の映像を削除したのでしょう。南雲たちが、防犯カメラの映像を確認すると言い出したので、急遽、細工したということでしょうか。それなら、なぜ、今回突然、細工なしの映像を見せたりしたのでしょう。
稲葉の遺体に関してもそうです。あの部屋に隠したのが、駒希なのか二宮なのかはわかりませんが、なぜ、わざわざ南雲に見せたのでしょう。
これら全てがフェイク映像ということであれば、映像が消された痕跡を残したり、遺体を南雲に見せたことの意味がわかります。後から見せたのは、フェイク映像を作っていたためとも取れます。ただ、ドラマ 終盤にきて、そんなフェイク映像を出してくる意味がわからないので、これに関しては却下したいと思います。
そんなことよりも、個人的には、稲葉の死が本当だったという点が重要になってきます。これまで、稲葉がミスターXという可能性を追求してきましたが、稲葉の死によって、その可能性はついえました。唯一、名前にシンメトリー漢字を持たない人物というのも、いいとこついていると思ったのですが。
とりあえず、一旦リセットして、後ほど、ミスターXの正体について、再考察 してみたいと思います。
最終ゲームの開始時間
これまで、すべてのゲームの開始時間が、シンメトリーしてきましたが、最終ゲームの開始時間は、11時5分でした。
きれいにシンメトリーしていて、これで、パーフェクト 達成です。
開始時間のシンメトリー現象、第3ゲームでの真澄のシンメトリー発言、建物やフロアのシンメトリー構造。これらのことから、シンメトリーが何かしら関係している可能性は高いと思いますが、その答えが見つかりません。先ほど触れた、名前に関しては、稲葉がいなくなってしまったので、違います。まあ、単なるミスリードという可能性もありますが、何か思いついたら、別途、考察をあげたいと思います。
最終ゲームの犠牲者
最終ゲームの犠牲者は、南雲でした。
言い換えれば、最後まで生き残ったのは真澄ということです。
二宮との関係から、南雲が生き残るかと思いましたが、違いました。その、二宮と南雲の関係は、やはり親子だったようです。
ただ、そういう関係にありながら、なぜ、二宮は、ゲームの進行役に徹したのでしょう。南雲を生き残らせるためならわかりますが、結果、そうではなりませんでした。
もしこれが、想定外の結果だったとしたら、もっと慌てふためくはずですが、駒希が犠牲者になった時よりも冷静に対処していました。結果を受け止め、悲しみを押し殺してジャッジしていたといった感じでした。
そこまで徹底する二宮には、実の娘以上に重いものを背負っている可能性があるということではないでしょうか。
一方、ゲームのほうですが、今回も、細工の余地は十分にあります。実際、ロープを切ってから、鉄球が落ち始めるまでに、タイムラグがありました。
仮に、仕掛けがあったとしても、ここまでくると、真澄に勝たせる理由が、どこにあるのかというのはわかりません。ただ、今回は、ミスターXが、リアルタイムでゲームを見ているシーンが存在しました。
もしかしたら、真澄を残らせたかったのではなく、南雲を犠牲者にすることで、二宮が、どういった反応を見せるかが見たかったのではないでしょうか。
ミスターXの正体
ここまでくると、ミスターXが新キャラという可能性もじゅうぶんあり得ますが、その場合は、残念でしたと言うことで、割り切りたいと思います。ここでは、これまで登場した人物の中に、ミスターXが存在するというていで、考察を進めていきたいと思います。
最大のポイントとなるのは、ゲームによって死亡していたかどうかではなく、冒頭で触れた、ランドリーシュートです。
第2話で、四門が落とされたシーンを見てもらえばわかりますが、落としてから下まで落ちきるのに、約4秒かかっています。これを、自由落下の計算式に当てはめると、78メートル落下したことになります。空気抵抗や、壁との摩擦を計算に入れたとしても、60メートル以上は落ちているので、まず生きていることはありません。
ただ、袋の中身が当事者でないとすれば、ゲームの仕掛けによっては、生きている可能性もあります。
しかし、二宮が単独で運んだならまだしも、必ずメンバーの誰かが付き添って行っているので、その可能性は低いです。また、生存している、二宮、真澄、南雲については、ミスターXが、最終ゲームをリアルタイムで見ている点から除外されます。
そうなると、ランドリーシュートから落とされていない、大田原か稲葉ということになりますが、稲葉があのような結果になってしまったということは、大田原一択となってきます。
ランドリーシュートのシーンが存在しないことは、再三指摘してきました。第3ゲームでの仕掛けについても、第4話の考察で説明しています。詳細については、そちらの考察をご覧いただければと思いますが、簡単に言えば、溺れて意識を失っても、すぐに対処すれば、生存する確率は高いということです。
その辺の知識は、医者である大田原なら、当然持っているはずなので、仕掛けの理解もスムーズだったということです。
真澄と南雲の2人のシーンを除き見している、ミスターXの挙動が、なんとなく、マキタスポーツっぽい感じもしました。
大田原がミスターXだとして、何のためにこんなゲームを企画しているのでしょう。
大田原が医者という点から、臓器密売が目的という可能性もあるかもしれません。
これらのゲームは、生き残る人を決めることが目的ではなく、臓器提供できる犠牲者を増やすことが目的だったのではないでしょうか。南郷を復活させたり、内山を巻き込んだりしたのも、単に犠牲者となり得る人物を増やしたかったからということです。
そうなると、あの、この中にいるというメッセージは、何だったのでしょう。
多少、無理はありますが、この中に、必要とされている、特殊な血液や臓器の持ち主がいるという意味かもしれません。真澄か南雲がその該当者だから、途中リタイヤを許さなかったということかもしれません。
一見、南郷に送ったように見えますが、連絡を取り合っていたという事実だけで、あのメッセージを南郷に送ったという確証はどこにもありません。いわゆる、運営側との連絡だったとしたら、その可能性もあり得ます。
まあ、ちょっと無粋な結末とも言えますが、新キャラが登場するよりは、これまでの伏線が生かされるという点で、面白いように思います。
以上、「ドラマ【ダ・カーポしませんか？】第8話考察 全ての鍵はランドリーシュートにある､致命傷の自由落下４秒間」について、考察してみました。
今後の展開については、やはり、ミスターXの正体によって決まってくるのではないでしょうか。新キャラでないことを祈りますが、最終的に、ミスターXと二宮の対決ということもあるかもしれません。
