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南郷の本当の狙い
前回の考察通り、新たな参加者は、大田原と連絡を取り合っていた、南郷という男でした。
このゲームのリピーターで、その時に、3回戦でリタイアしたことを悔やんで、再び参加してきたということでした。というのは建前で、本当の狙いは別にあったと思われます。
その根拠としては、まず、途中参加してきているという点です。
南郷と大田原が連絡を取り合っていたということは、南郷も、このゲームが開催されることを最初から知っていたはずです。前回リタイアしたことを後悔しているのであれば、最初から飛び入り参加することも可能でした。しかし、そうしなかったということは、本当の狙いはそこではないということになります。南郷が最初からゲームに参加しなかった理由は、大田原がその役割を担っていたからだと思います。
しかし、大田原と連絡が取れなくなったことで、リタイアあるいは犠牲者になったことを悟り、急遽、自分が参加しなければならなくなったということです。
その、本当の狙いというのは何なのでしょう。それは、ある人物を見つけ出すことです。
第2話の考察でも触れましたが、最初のゲーム終了後に、大田原が南郷に送ったメッセージには「この中の誰かだ」と書かれていました。
つまり、この中に見つけ出したい人物が存在するということを意味しています。ミスター Xのことでしょうか。流れ的にはその可能性が高そうですが、第3話でのモニタールームのシーンがミスター Xだとすると、ちょっと違ってくる感じもします。
いずれにせよ、離脱した大田原の代わりに、自分が参加せざるを得なくなったというのが、南郷の本心でしょう。
大田原生存説
第3ゲームで犠牲者となった大田原ですが、もしかしたら、主催者側に生かされている可能性があります。
その根拠は、大田原が、誰かを見つけ出そうとしていることは、モニタールームで見ていた人物も気づいています。主催者側としては、誰を探しているのか、目的は何なのかについて探る必要があります。しかし、力ずくで聞き出そうとしたら、混乱を招きますし、ゲームの進行に影響が出る可能性があります。そこで、偽りの犠牲者としてリタイアさせ、別の場所で監禁しているのではないでしょうか。
この方法だと、もう1つメリットがあります。それは、大田原の電話の相手をおびき出すことが出来るという点です。実際、大田原と連絡が取れなくなったことで、南郷が、のこのこ現れました。
と、ここまでは、状況的な部分での根拠にすぎませんが、物的部分での根拠も存在します。
まず、大田原の死が、水死だという点です。みなさんは、カーラーの救命曲線というのをご存じでしょうか。
これは、心臓が止まってから、または呼吸が止まってから、大量出血してから、何分くらい経過すると死亡率が上がるかを曲線で示したものです。これによると、呼吸が停止してから10分経つと、死亡率が50%とされています。逆に言えば、すぐに対処すれば、生存率はかなり高いということになります。大田原の場合、全員が撤収するまで1、2分だと考えれば、十分蘇生が可能だったということになります。
もう1つ気になったのが、大田原に限って、ダスターシュートのシーンが存在しなかったという点です。四門、三橋、そして、第4の犠牲者においては、ダスターシュートから落とすシーンが存在していましたが、大田原だけありませんでした。
なぜなら、大田原は死亡していないからです。
そもそも、大田原と南郷がいなくなってしまっては、2人の関係や、この中の誰かだ、という言葉の意味を知るすべがありません。これら、一連の状況や、物的根拠から、大田原が再登場する可能性があるかもしれません。
警察の登場
第3ゲーム終了後、三橋の捜索で、警察がやってきました。
当たり障りない質問だけで、すぐに去ってしまいましたが、今後、何か影響してくるのでしょうか。今回だけでは、何とも言えませんが、ドラマを収束させていくうえで、関わってくるのかもしれません。
駒希 突然のキャラ変
この、警察が去ったあたりから、駒希のキャラが、突然変わり出しました。
金に執着し出しましたし、嫌っていた稲葉と手を組んだりしていました。全体を仕切るような感じも出てきました。
前回の考察で、キャラ的に、駒希が最後まで生き残るのではと言いましたが、こうなると、ちょっと様子が変わってきます。
具体的な要因については、掴み切れていませんが、現状、ゲームを重ねてきた中での開き直りと捉えるのが妥当のように思います。警察が駒希に詰め寄った時に、稲葉がくしゃみで助けたのも影響しているかもしれません。そういう意味では、残ったメンバーの間で、仲間意識みたいなものが芽生えてきたのかもしれません。
第4ゲームの開始時間
恒例の、ゲーム開始時間についてですが、今回は、17時50分でした。
今回は、シンメトリーに関係していませんでした、結論付けるには早計すぎます。
今回、ゲームを始める前に、南郷の途中参加について、いろいろ やり取りがありました。
二宮が、南郷について説明した後に、参加させるかどうか決めるのに、5分時間をもらっていました。
それらの時間を合わせると、大体10分ぐらいだったのではと推測します。そうなると、ゲームの開始時間は、18時ということになります。
多少こじつけですが、しっかりシンメトリーしています。
シンメトリーついでにもう1つ。第1話の考察で、名前にシンメトリー漢字を持たないのは、稲葉だけだという指摘をしました。
今回登場した、南郷と、警察官2人も、それぞれ、シンメトリー漢字を持っていました。
第4ゲームの犠牲者
第4ゲームの犠牲者は、飛び入り参加となった、南郷でした。
これに関しても、冒頭で触れた、南郷の本当の目的や、大田原生存説に繋がってくるように思います。
電気ショックでは、さすがに蘇生は難しいと思うので、裏で余計なことをしていたことへの戒めで、意図的に犠牲者にされた可能性が高いです。内情を知るためなら、生かしておいた方がよいのではと思うかもしれませんが、そこも、大田原が生きているのであれば、南郷は不要です。もしかしたら、口を割らない大田原に対しての、見せしめ的な意味もあったのかもしれません。
ゲームの仕組み上、狙い撃ちすることも可能です。
まあ、袴田さんを登場させて、即退場という、ネタ的な意味もあったかもしれませんが、南郷が第4ゲームの犠牲者となったのは、既定路線だったと言えるかもしれません。
座席場所の違和感
毎回、犠牲者となった人の席に、二宮が花を置いていきますが、今回、ちょっとした違和感を感じました。それは、前山が座っていた場所に、花を置いた点です。
二宮が、大田原の席だと言っていましたが、そもそも、各自、座る場所が決まっていたのでしょうか。そこで、今まで座っていた場所を振り返ってみたいと思います。
まず、最初に集まった時の座席です。
次が、第1ゲームでの座席です。
そして、第2ゲームでの座席。
ゲーム終了後の座席です。
座席ではありませんが、第3ゲームでの並び順もあげておきます。
そして、第3ゲーム終了後の座席。
第4ゲームでの並び順です。
最後が、オープニングでの座席です。
なにか、気づきはありましたでしょうか?まず、第3第4ゲームは別として、部屋が3つあることがわかります。
そして、注目すべきは、第3ゲーム終了時の、花の置かれている位置です。向かって、左奥から2番目、これは四門の席、右奥は今回置かれた大田原の席、そして、右手前が三橋の席です。この3人の位置が合致するのは、第1ゲームでの座席になります。つまり、このときの座席が、各自のデフォルトの位置ということです。しかし、各自の位置が決まったにもかかわらず、第2ゲームでは、バラバラの位置に座っています。決まった位置に座らなければいけないわけではありませんが、何か違和感を感じます。
ここでポイントとなってくるのが、例のキーワード「シンメトリー」です。
一見、バラバラのように見える位置関係ですが、1人だけシンメトリーな位置に座っている人物がいます。それは、稲葉です。
稲葉といえば、名前にシンメトリー漢字が入っていない、唯一の人物です。第3ゲーム時にも、真澄が、稲葉さんのシンメトリーという、意味深な言葉を発しています。第4ゲームでも、南郷の位置を奪ったことで、その南郷の、対角線上の位置となりました。
このことは、ストーリー上何の意味も持ちませんが、制作側が、視聴者に対して、謎解きゲーム的な意味でヒントを与えているのだとしたら、稲葉は要注意人物ということになります。大田原たちが探している人物、あるいは、ミスター Xという可能性もありそうです。
ちなみに、オープニングでの座席については、キャストの格付けを意識した見栄え的なものがあると思うので度外視していいと思います。
以上、「ドラマ【ダ・カーポしませんか?】第4話考察 南郷の本当の狙いと大田原生存説、そして、座席場所の違和感」について、考察してみました。
次回の放送は、なぜか、これまでの総集編のようです。こういったのが間に入る時は、撮影が遅れているか、原作者と脚本家が揉めている時に多いのですが、果たして、真意はどうなのでしょう。