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北千住事件の犯人はモブ
第1話から、話の根幹を担う要素と思われてきた、北千住事件の犯人ですが、結局、ただのモブだということが明らかになりました。
やはり、埋められていた男が、その犯人でした。
車内で暴れ出した犯人と、山本がもみ合いになり、はずみで刺してしまったということでした。
冒頭でも言ったように、重要な考察要素として扱ってきただけに、名前もわからず退場というのは、ミスリードとはいえ、雑な扱いだったように思います。まあ、加古川の存在とダブらせたかったということでしょうか。
山本の嘘
山本の話については、前回の考察で言った通り、荒廃した理由については本当のようですが、無線でカナダ人に聞いたというのは嘘でした。
あの手帳に、どれだけのことが書かれていたのかわかりませんが、そのことについては、正直に話してもよかったように思います。
そのうえで、無線で交信し続けているという嘘をつけばよかったように思います。
個人的には、山本が言っていた、希望を持たせるための嘘というのは、有りだと思います。直哉は批判的でしたが、あのような状況下だけに、救われる嘘もあるということです。
ただ、萩原聖人さんが出てくると、どうしても、カイジの声に聞こえてしまうのが、個人的な難点です。
黒のカバン
乗客の忘れ物として登場した、黒のカバン。
第4話で、加藤の手当の時に、このカバンから薬を取り出しており、それでお役御免かと思っていましたが、ここに来て再浮上してきました。
矢島たちが執拗に探しており、結局、持ち去られてしまいました。
出張帰りのビジネスマンの忘れ物ということですが、山本の指示で奪い取ったという感じではなさそうです。
そうなると、矢島達の判断で、あのカバンを奪ったのでしょうか。おそらく、そうだと思いますが、そうなると、タイムスリップに関する何かが入っているということではないように思います。
もっと、短絡的なもの、たとえば、違法薬物のようなものです。あのカバンは、違法薬物の取引で、棚の上に置かれていたのではないでしょうか。あるいは、取引のカバンと、忘れ物のカバンを間違えているという可能性もあります。駅員の小森が取りに来ているという点から、そっちの可能性のほうがあり得そうです。
いずれにせよ、北千住事件のような、モブ的扱いの案件だと思うので、そこまで深掘りする必要はなさそうです。
5号車VS6号車
既定路線といった感じで、5号車の人間と6号車の人間の対決が始まりました。
思ったほどおおごとにはならず、あっさり終息した感じがしました。その辺は、田中も嘆いていましたが、変にダラダラ続かず、米澤のひと声で終息したのは、よかったように思います。
一応、今回の対決が、中盤の見せ場でもありましたが、この先は、あまり蒸し返すようなことはせずに、他の展開で魅せてほしいところです。
巡見し始めた寺崎
今回、寺崎が、小森を連れて、ブルームタワーやスカイツリーが埋まっているほうに、巡見しに向かいました。
ようやく動き出したかといった感じです。個人的には、序盤から、こういった外部への展開を期待していましたが、内々の展開に終始していました。ただ、寺崎たちも、オーロラと緑の石を見ただけで、戻ってきそうです。
ロケーションの問題もあるでしょうが、もう少し、グローバルな展開が欲しかったところです。
現代に戻る方法
前回の考察で、現代と無線が繋がり、加藤の大学の教授と交信し、戻るすべを見出すと言いましたが、交信するまでもなく、蓮見教授が、タイムスリップに気づいたようです。
まあ、無線は役立たずでしたが、考察的にはあっていた感じです。
行きつく先は、ワームホールという、いわゆる、どこでもドア的な仕組みによって、現代と未来が繋がったという結論のようです。その事象が起こる原因が、緑の石のようです。
細かい理屈については、ここでは触れませんが、どうやら、その結論に至るのが、次回のような感じがします。
そうなると、最終回を待たずに、現代に戻れるのでしょうか。ワームホール自体は作られそうな感じがしますが、不安定な挙動から、現代ではなく、別の時間軸に飛ばされてしまうのではないでしょうか。それは、2026年の隕石が落下する直前の時間軸です。
予告からは、白浜達4人が飛ばされたような感じですが、2026年に飛ばされたとなると、かなり厄介です。
モタモタしていると、すぐに隕石が落下してきてしまいますし、かといって、家族や仲間に話したところで、そんなこと信じてもらえるはずがありません。そこで、一旦、未来に戻るのではないでしょうか。そんな簡単に戻れるものなのかわかりませんが、仮に戻ったとして、どうなるのでしょう。その後の展開については、次回以降の考察に取って おきたいと思います。
ちなみに、車内で突然消えた乗客は、この、2026年に飛ばされているのではないでしょうか。
以上、「ドラマ【ペンディングトレイン】第6話考察 ドラマ【ペンディングトレイン】第6話考察 ワームホールで、現代へ帰還のはずが、2026年に飛ばされる」について、考察してみました。
現代に戻る方法が見えてきましたが、残り4話あるので、まだまだ、ふた波乱ぐらいありそうな感じがします。巷では、心春の妊娠説がささやかれていますが、現代に戻れるとなると、単なる匂わせで終わるのでしょうか。こういうドラマでは、突然、何年後といったテロップと共に、時間軸が一気に飛んでしまうケースがあります。戻りたくても戻れず、あとから遅れて戻るというケースも考えられるかもしれません。