日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第6話で気になった点について、考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
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Fの正体
Fの正体は、大方の予想通り、乃木の子供のころに生まれた別人格ということでした。数奇の運命という、極限状態の中から生まれた人格ということです。
ただ、Fの頭文字の意味は、明かされませんでした。このタイミングで明かされないとなると、何か深い意味があるのでしょうか。第3話の考察で、Fはファザー、父親という意味ではないかと考察しました。
2人の会話の中でも、父親である、ベキとの確執について多く触れられていたので、その可能性はあります。
Fの意味が明かされるタイミングが、ベキと対面した時と考えれば、今回明かされなかった点も納得です。
子供のころの乃木を救った、戦場ジャーナリストの飯田という人物も気になります。今回、名前が明かされましたが、話の流れ的に、重要人物ということではないように感じました。メタ的な観点にはなりますが、飯田というのは、このドラマのプロデューサーの名前でもあるので、制作側の遊び心という可能性もあります。
何かに急かされているテント
今回、テントによる新たなテロが発生しました。
ただ、野崎たち公安の見立てでは、ペースが速くなっており、何かに急かされているようだと言っていました。
急かされる利用としては、何かしらの危機が迫っているということが考えられます。そもそも、前回の考察で、一連のテロの黒幕は、テントではなく、兄の寛道だと言っているので、そういった観点からすると、急かされているのは、寛道ということになります。
ベキ自身、テロのニュースを、訝しげな表情で見ている点からも、首謀者という感じではありませんでした。
では、寛道は、何に急かされているのか、それは、公安の接近です。
第5話で、野崎が、乃木の件で寛道に会いにいっているので、そういった危機感を覚えたとしても、おかしくありません。
公安が、最終計画である、日本攻撃の妨げになりかねない。そのため、計画を早める必要が出てきたが、まだ、資金面での準備が十分でないため、テロのペースが速くなっているのだと思います。
前回の考察で、たたら製鉄の技術が、武器開発に活用されていると言いましたが、テロが増えれば、それだけ、武器の需要が増え、資金も潤ってきます。
第6話では、寛道の登場はありませんでしたが、このまま、寛道黒幕説を継続していきたいと思います。
太田と長野の関係
太田は、保釈金1億によって、別班に買われた形になりました。
以前の考察では、公安側について、東条とコンビを組むのかと思いましたが、敵対する形となりました。
太田の活躍は、今回までという可能性もありますが、東条との対決の構図のほうが面白いような気がしてきました。三白眼的な目が特徴的な、飯沼愛さん、個人的に期待の若手俳優なので、このあとも活躍の場があってほしいところです。
その太田ですが、長野との関係が気がかりです。
いざという時、守ってもらうつもりだったと言っていました。
そもそも、この、太田と黒須の会話は、噛み合っていません。
太田は、長野に守ってもらうつもりだったけど、結局、守ってもらえなかったという意味で言っているのだと思います。それは、山本の件です。しかし、黒須は、長野のことを、いい人だったと言っています。
これは、どういう意味なのでしょう。
これまでの考察で、再三、長野は別班だということを言ってきました。仮に、長野が別班だとしたら、別班員として優秀な人物という意味ではないでしょうか。
長野が別班だとしたら、太田と山本の関係も、当然見抜いているでしょうし、太田を助けることもできたはずです。しかし、そうしてしまっては、誤送金事件からテントに辿り着く流れをたってしまうため、あえて、助けなかったのだと思います。そのことを知っているから、黒須は、長野は別班としていい人だと言っているということです。
考察界隈では、別班は8人だという説がありますが、それになぞって言えば、長野は、7人目の別班員ということになります。
薫の素性
薫については、第4話の考察でも触れており、長野と通じている別班だと言いました。
山本が、誤送金事件の黒幕であることを、写真を使って間接的に教えたのが薫で、それを指示したのが長野と言うことです。
今も、そのスタンスは変わっていませんが、薫の過去という観点から、ベキの娘ではないかという可能性が出てきました。乃木が、薫に対して、母親の面影を感じたりしていました。
ただ、年齢的な部分で、それは考えづらいと思います。
乃木の年齢は、公安の持っている情報から、1981年生まれの42歳です。そして、ベキこと、父親のスグルが、1955年生まれの68歳、母の明美が、1957年生まれで、生きていれば、66歳です。
ただ、肝心の、薫の年齢が明らかになっていません。
確定情報は存在しませんが、バルカから日本に戻ってくるときの、偽造パスポートから推測できます。
この時、乃木のパスポートの生年月日には、日付こそ違えど、同じ、1981年と記載されていました。
そのことから、薫も、実際に生まれた年が記載されていたと考えると、1992年生まれの31歳ということになります。
乃木とは、11歳差ということになります。明美が生きていたとしたら、35歳の時に生まれたことになるので、そういう意味では問題ありません。ただ、ベキが、若かりし頃の明美の写真を飾っている点。アリが、随分前に亡くなったと言っている点からも、その年齢まで生きていたということは考えづらいです。
しかも、二宮さん演じる、ベキの側近も、次回予告から、乃木の兄弟であることが、ほぼ確定しているので、あまりポコポコと兄妹を出されても、収拾付かなくなります。
可能性は残しつつも、薫がベキの娘ということは、ほぼないと思います。
ただ、薫も、乃木と同じように、人身売買の奴隷だったところを、ベキに助けられたということは考えられそうです。ベキが、妻である明美への思いをいだきながら、薫を育てたのだとしたら、乃木が、明美の面影を感じたとしてもおかしくありません。
ここから、どういった経緯で、薫が別班になったのかは、現状、定かではありませんが、長野に続いて、薫が8人目の別班として登場する、ラストサプライズに期待したいところです。
以上、「ドラマ【VIVANT】第6話考察 黒須のいい人発言から7人目の別班は長野、そして、8人目は・・・」について、考察してみました。
第6話は、次回以降への振りといった感じの内容だったので、以前の考察と被るところもありましたが、いきなり、別班6人勢ぞろいにはビックリしました。多少、別班の安売り感はありますが、プラス2の登場があるのかどうか、注目したいところです。