グレイトギフト

ドラマ『グレイトギフト』第1話考察 鍵は、神林の妻の死、そして、一般の入院患者が狙われた理由

木曜21時からテレビ朝日系列で放送されているドラマ、グレイトギフトの、第1話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

一般の入院患者が狙われた理由

謎の殺人球菌、グレイトギフト。第1話では、3人の人物が、この球菌によって殺害されましたが、ポイントとなりそうなのは、2番目の被害者です。

一般病棟に入院している、安田という高齢者でした。他の2人は、元総理や病院理事長といった、地位のある人物なのに対して、なぜ、一般の入院患者が狙われたのでしょう。

理事長の奥野は白鳥の犯行だとしても、真犯人が安田を狙った理由が、よくわかりません。

しかも、ベッドに隠しカメラが仕掛けられていたことから、間違って感染させてしまったというようなことでは なさそうです。

そうなると、考えられそうな理由は3つです。
1つ目は、安田 個人に対する恨みです。ただ、キャラ的に、モブのような感じがするので、そこまでの動機付けが存在するとは思えません。

2つ目は、球菌の効果を試すためです。実験的意味合いであれば、隠しカメラで、状況を確認していた理由もわかります。

しかし、これが最初の犯行であれば、本番前に実験をする意味がわかりますが、すでに、元総理の愛宕が殺害されている点から、順番的に矛盾が生じます。
3つ目は、球菌を、藤巻の手に渡らせるためです。藤巻は、愛宕の事件で、球菌を発見していますが、想定外の出来事だったため、すべて消滅してしまい、保存には至りませんでした。

そのことを察知した真犯人は、新たな球菌を藤巻の手に渡らせるために、第2の犯行に及んだのではないでしょうか。藤巻も、2度目ともなると、手際が良く、培養することにも成功させていました。

結果、このことが、白鳥の奥野殺害にも繋がりました。

真犯人が、どこまで計算していたのかはわかりませんが、藤巻に球菌を使わせることが目的だった可能性が高いです。そう考えると、第1話の最後で、藤巻に届いたメッセージは、真犯人の手のひらの上で転がされている藤巻を、嘲笑っているかのような意味に受け取れます。

ただ、もしそうだとすると、第2の犯行は無差別的で、誰でもよかったということなのでしょうか。おそらく、そうだと思いますが、何らかの理由で、安田が狙いやすかったのではないでしょうか。その点については、後ほど、真犯人の可能性のところで、改めて触れたいと思います。

球菌の感染経路

藤巻の見立てによると、球菌は、口から侵入しているのではないかということでした。

そうなると、被害者に対して、食べ物や飲み物を提供できる人物、あるいは、そこに細工できる人物が、真犯人ということになります。奥野の件は、白鳥が、水差しに球菌を仕込んでいましたし。

一見、病院関係者であれば、誰でも可能のように感じますが、愛宕に関しては、VIP用の病室を当てがわれているので、限られた人物しか接触できません。

病院外部の人間である、愛人の安曇も、怪しくなってきます。

ちなみに、愛宕の病室にも、テーブルの上に水差しが置かれていました。
一方、安田に関しては、一般病棟のため、人の出入りは自由ですが、相部屋の患者がいるため、部外者は目立ってしまいます。

そうなると、真犯人は、どちらにも繋がりがある、病院関係者ということになりそうですが、目的や毛色の違う2つの犯行から、共犯者による別々の犯行のような感じがします。
ちなみに、安田の近辺には、サイドテーブルにコーヒーカップが置かれていました。

この中に、球菌を仕込んで飲ませたのでしょうか。藤巻の調べでは、球菌は、温度の高いところでは、生存している時間が長くなるということでした。

そうなると、コーヒーや紅茶といった飲み物に仕込むと、証拠として残ってしまう危険があるので、おそらく、別の飲食物に仕込まれていたのだと思います。例えば、お茶請けとして用意したデザートのようなものとか。
これらを踏まえた、真犯人像について、考察してみたいと思います。

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見えてきた真犯人像

まず、先ほど触れた、安田に対しての、お茶請け用デザートですが、1つ、気になるものが存在します。それは、プリンです。

そういえば、藤巻と神林の間で、プリンのやり取りをするシーンがありました。このプリンに、球菌を仕込ませ、お茶請け用デザートとして、安田に食べさせたとしたらどうでしょう。

プリンなら低温なので、球菌もすぐに消滅しますし、証拠も残りません。神林であれば、安田と面識がありそうですし、藤巻の時と同様に、球菌入りプリンを譲り渡したのかもしれません。
神林に関しては、1つ、気になる点が存在します。

それは、妻の死です。公式サイトの情報では、妻を早くに亡くしたとしか、書かれていません。あえて伏せている点が気になりますが、娘が心臓疾患で入院していることから、おそらく、神林の妻も、心臓病を患って亡くなったのだと思います。

心臓疾患が、母親から子供に遺伝する確率は、2%から12%と言われています。
もし、この妻の死に、何らかの不審な点が存在し、それが、今回の犯行に関わっているとしたら、真犯人は神林という可能性が見えてきます。

同じように、心臓病で入院する、藤巻の妻の話の中で、心筋細胞シートを使用する許可が下りないことへの問題が触れられていました。

その許可を下すのが、厚労省の大臣ということを鑑みると、愛宕が狙われた理由も見えてきます。愛宕は、総理大臣になる前は、厚生労働大臣だったのではないでしょうか。

神林の妻に対して、愛宕の対応の仕方に問題があったとしたら、十分、動機となり得ます。
しかし、神林では、VIP用病室にいる、愛宕に接触するのは、容易ではありません。そこで登場するのが、共犯者とされる人物です。それは、愛宕の愛人、安曇杏梨です。

もしそうだとすると、安曇と神林は、どういう関係なのでしょう。考えられそうなのが、神林の妻と安曇が、姉妹関係にあるということです。

そうであれば、犯行の動機を共有できますし、愛宕を安曇が、安田を神林が殺害したということで、先ほど言った共犯説にも繋がります。
まあ、まだまだ、この後、どのような展開になっていくのかわかりませんが、第1話終了時点では、神林と安曇の共犯説を推したいと思います。

以上、「ドラマ『グレイトギフト』第1話考察 鍵は、神林の妻の死、そして、一般の入院患者が狙われた理由」について、考察してみました。
第1話ということもあり、定石通り、各キャラの自己紹介的な内容ではありましたが、早々に、理事長、奥野が殺害されるとは思いませんでした。その犯人が、白鳥だということが明かされたのも、意外な展開でした。
考察の焦点は、真犯人になってきますが、すでに一線を越えてしまった、藤巻と白鳥の行く末も気になるところです。第2話以降も、考察を続けていきますので、引き続きお付き合いいただければと思います。

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