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ドラマ【VIVANT】第5話考察 テントはテロ・紛争解決集団、真の黒幕は叔父の寛道、その鍵を握るたたら製鉄

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第5話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

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テントがテロ組織である可能性

アリの話から、テントのリーダーは、ノゴーン・ベキこと、乃木の父親、乃木卓ということが明らかになりました。

そうなると、テントという組織は、やはり、テロを目的とした集団なのでしょうか。一見、そのように感じますが、いくつか腑に落ちない点が存在します。
1番気になったのが、会議のような場で、収支報告をしている点です。

収益とは、企業の営業活動の結果生じる資産の増加分のことですが、テロ組織は、企業ではありません。
ただ、テロ組織でも、武器やドラッグの売買で、収益を得ていることがあります。実際、それを資金源としている大きな組織もありますが、よくて3億ドルといったところです。しかし、テントの収益は、7億3千万ドルにもなります。

これは、実在する組織の、トップ3に匹敵する額です。日本の企業でいうと、売上高ランキング、100位ぐらいの位置になり、任天堂やサントリー、JALなどと同等ということになります。それだけの規模となると、テントは、企業として成立している組織の可能性が高いです。
もう1つ、腑に落ちない大きな点は、アディエルとジャミーンの存在です。
テントが、完全なテロ組織だとしたら、例の写真が問題になってきます。

善悪を見極められるジャミーンが、テロ組織を支持していたことになってしまいます。

世界をよくするためという思想を、善と捉えているのであれば、矛盾はしませんが、ドラマ的にテロを肯定するようなことをしてくるとは思えません。
そして、もう1つ。これは、メタ的な観点になりますが、各キャラに宛がわれた言葉の中で、役所広司さんに宛がわれた言葉が、「正義」となっています。

つまり、役所さん演じる、ノゴーン・ベキが、テロ組織のリーダーということはありえないということです。

これらのことから、テントがテロ組織である可能性は、かなり低いと思います。

テントの正体

テントが、テロ組織ではないとしたら、一体、どのような集団なのでしょう。そこを解き明かす鍵は、ジャミーンにあります。

前回の考察で、ジャミーンは、テロによって生まれた、孤児ではないかと言いました。そして、アディエルは、テントによって宛がわれた、父親役と言いました。

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そう考えると、テントが行っていることは、テロによる被害者の支援、さらに言えば、テロや紛争を撲滅することが目的の活動なのではないでしょうか。

つまり、テントは、テロ・紛争解決プロ集団ということです。
皆さんは、アクセプト・インターナショナルという、NPO法人をご存じでしょうか。創業者の永井さんは、ニュースや情報番組で見かけることがあります。


テロや紛争の解決を目指す日本で唯一の団体ですが、テントは、この団体と同じような組織だということです。こちらは、NPOなので、営利目的ではありませんが、テントは、裏の企業として利益を得ているのだと思います。例えるなら、テントは、ダークヒーローカンパニーといったところでしょうか。
テロの現場に、例のマークが残されているのは、テント自身のテロ行為ではなく、テロ行為をおこなった組織に対しての、脱過激化メッセージではないでしょうか。

こうした、テントのメッセージに感化されて、テロ組織を脱退したのがアディエルだとしたら、テロ孤児のジャミーンの父親代わりをすることが、贖罪を意味するように思います。

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乃木の叔父 寛道

乃木が、家系のルーツを探る中で、叔父の寛道と出会いました。

ノゴーンこと、卓の兄ですが、何となく、胡散臭い感じがします。確かに、寛道は、1つ嘘をついています。

寛道は、野崎との会話で、弟一家がバルカで死亡した時に、DNA鑑定を行い、親族であることが確認されたと言っています。

そもそも、憂助と卓は生きているわけですし、仮に、別人と勘違いしていたのだとしたら、DNA鑑定で親族と判断されることはありません。もちろん、寛道の知らないところで、組織的に隠蔽されたということかもしれません。しかし、寛道自身が、その隠蔽に関与しているということも考えられます。

もう1つ気になるのが、乃木家が、たたら製鉄の御三家に位置しているという点です。
これは、実際に存在する製鉄法で、名前は違いますが、3大鉄師も存在していたようです。

そもそも、ノバーンは、なぜ、そういったルーツを探られる危険のある家紋を、テントのマークとしているのでしょう。

逆に、憂助にルーツを探ってもらって、自分に辿り着いてほしいという意味があったのかもしれません。そこを探ることで、乃木家の御家騒動や、兄、寛道との確執などが、明らかになるのかもしれません。
そして、製鉄の御家元ということから、ある物の製造に関与している可能性が出てきます。それは、軍事用の武器開発です。

銃器類をはじめ、あらゆる鉄製の武器の開発に、この製鉄法が活用されていそうです。
これらのことから、寛道が、真の黒幕という可能性も、十分に考えられそうです。

確かに、テントが善の組織ということになると、敵対する悪の人物や組織が存在しなくなってしまいます。最終的には、憂助とノゴーンが手を組み、親子で叔父の寛道と対決するという、乃木家内での対立の構図が見えてきます。

櫻井司令が乃木の母親である可能性

今回、初登場となった、別班の司令、桜井ですが、一体どのような人物なのでしょう。

素性は全くわかりませんが、乃木に近い人物で、60代ぐらいの女性となると、乃木の母親、明美の可能性もありそうです。

その可能性も、十分にありますが、2人の距離が、ちょっと近すぎるような感じもします。

乃木は、父親の、40年後のシミュレーション写真を作っていました。

そうなると、当然、母親のシミュレーション写真も作っていることでしょう。そうだとすると、櫻井が母親であることに気づくはずです。ただ、櫻井が、それを見越して、顔を変えているかもしれません。
そういった駆け引きも考えられることから、この件に関しては、現段階では、保留としておきたいと思います。

以上、「ドラマ【VIVANT】第5話考察 テントはテロ・紛争解決集団、真の黒幕は叔父の寛道、その鍵を握るたたら製鉄」について、考察してみました。
第5話は、4話までの内容の回収回といった感じだったので、テントと寛道に特化した考察となりました。回収内容については、あらためて触れませんでしたが、これまでの考察で触れてきた通りという部分が、結構ありました。ドラマも後半に入り、今後の展開が楽しみなところです。

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