フジテレビ系列で火曜21時から放送されているドラマ「10の秘密」について第2話から、瞳誘拐について中心に、気になった点について考察してみたいと思います。
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瞳誘拐の目的
二本松が電話で、瞳のことを、大事な取引の材料と言っています。そして、由貴子も圭太との会話の中で、瞳のことを、大事な取引の材料と言っています。この共通の言葉から、二本松と由貴子に接点があることがわかります。
そして、由貴子は、圭太に矢吹が持っている帝東建設の建築不正の証拠となるデータを入手してほしいと頼みます。このことから、取引のもう一つの材料が、不正証拠データだということがわかります。つまり、瞳を誘拐した目的は、帝東建設の建築不正の証拠となるデータを入手するためという可能性が高いです。ただ、この不正証拠データ、最終的に誰の手にわたるのでしょう。一旦、二本松の手にわたると思われますが、そのまま帝東建設の手に渡るのでしょうか。しかし、二本松と帝東建設のつながりは、現状見えていません。現状、接点がある可能性の人物は由貴子だけです。もしかしたら、二本松を経由して、ユーターンしてくる可能性があるかもしれません。
瞳誘拐の黒幕
瞳 誘拐の目的が、不正証拠データだとすると、帝東建設が黒幕という可能性がありますが、それにしてはルーズな感じがいなめません。由貴子の捜索において、圭太に先をこされてしまい、捕まえたと思ったら、あっさり逃げられています。矢吹のPCにデータが残っていることは、当然想定されることなのに、早急にガサ入れをせず、こちらも圭太に先を越されて、まんまとデータを持っていかれています。玄関で菜七子と長々話をしているのも、のんきといった感じでした。
そんな連中が、瞳の誘拐という計画的な行動をとっているというのは、不自然な感じがします。長沼が単独でおこなっているという可能性はありますが、会社の社長自ら誘拐犯罪に関与するというのも考えずらい気がします。
そうなってくると怪しいのは、誘拐目的のところでも少し触れましたが、由貴子ということになります。
由貴子が黒幕である根拠は3つです。
1つ目は、矢吹からUSBを入手し損ねたという点です。おそらく、ここでUSBを入手していれば、誘拐事件は起こらなかったでしょう。しかし、入手に失敗したため、次の作戦を考えます。矢吹のPCに残っているデータから手に入れるという方法です。しかし、多くのデータからどれが不正証拠のデータかわかりません。
ここで2つ目の根拠が、圭太に不正証拠データを探させたという点です。圭太なら、建築の知識があるので、どれが不正証拠のデータかがわかります。そのためには、圭太にそうせざるおえないように持っていく必要が出てきます。それが、瞳の誘拐ということです。すべて、圭太に不正証拠データを探させるところから、逆算して計算したものです。伊吹の部屋の鍵が置いてあったのも、いかにもわざとらしい感じでした。
3つ目の根拠が、圭太と電話でやり取りをする人物の変化です。誘拐事件が起こってから、由貴子を探させるまでは、二本松が圭太と電話でやり取りをしていました。しかし、圭太が由貴子を見つけてからは、二本松から圭太に電話がかかってくることはなく、その後は由貴子と圭太のやりとりで話が進んでいます。これは、由貴子と二本松がグルであることを示唆しています。圭太を誘導するためには、由貴子と矢吹の経緯を話す必要があるため、途中から誘導者が二本松から由貴子にチェンジしたと思われます。
瞳誘拐の黒幕は、由貴子の可能性が高いです。
不正証拠データは、二本松からユーターンして由貴子の手に戻る手はずかもしれません。
なお、前回の考察で、菜七子が黒幕の可能性を考察しましたが、どうやら黒幕の可能性は低そうです。ただ、圭太の誘導補助的な役割でグルという可能性があるかもしれません。
圭太が偽名で送金
圭太は、いろいろとバタバタしている中、ある人物に偽名で送金しています。送金先は、埼玉県川越市に住む、岩瀬多江という人物です。差出人は、東京都台東区の斎藤隆弘と名乗っています。金額は5万円ぐらいのように見えます。現段階では何とも言えませんが、10年前の火事に関係したことで、慰謝料的なもののように思えます。毎月送っているようなので、10年で600万、けっこうな額です。本名で送っていない理由は、そこから娘の瞳に10年前の事件がバレてしまうことを恐れての行動のように思えます。
以上、「ドラマ「10の秘密」瞳誘拐のからくり 黒幕は誰?目的は何?」について考察してみました。次回の放送で、誘拐編は完結のようなので、全貌が明らかになりそうです。それ以外にも、菜七子が六本木にいた理由、空手黒帯の意味、翼の思惑等、気になる点がいくつかありますので、何かわかりましたら随時追加考察をしていきたいと思います。
他にも、ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」や「知らなくていいコト」についても考察をおこなっていますので、そちらともども、よろしくお願いします。