日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ【危険なビーナス】の、第9話で気になった点について考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
Contents
伯朗の料理好きを知らない楓
伯朗が元美にあげたシフォンケーキを楓が見た時に、伯朗が料理が得意だということを知らなかったといっていました。
そのあと、元美が、伯朗に確認していましたが、伯朗は、以前、楓に料理のアドバイスをしていて、伯朗が、料理が得意なのは知っているはずです。
ここへ来て、楓が双子だという話が出てくるとは思えませんが、この、楓の発言の矛盾には、どういう意味があるのでしょう。単に、元美に対して動揺しただけとも取れますが、元美は、何かを悟ったような感じでした。
ちょっと、このやり取りに関しては、確証的なことを得ることはできませんでした。
順子に楓の実家を確認させる伯朗
伯朗は、楓の実家の住所を知ろうとしますが、なぜかそれを、順子に頼んでいました。
誰かに頼むとしたら、兼岩家の2人か、百合華ぐらいしかいないので、違和感はないように思います。おそらく、伯朗が、兼岩家に対して、仕掛けたという意図はないように思います。ただ、結果的に、この段階で、伯朗が楓の実家について調べているということを知っているのは、兼岩家の2人だけということになります。
君津は矢神の隠し子
波恵は、DNA鑑定をして調べた結果、君津が康之介の隠し子だと言っていました。
ここへ来て、君津をクローズアップする意味があるんでしょうか。君津の立ち位置的に、本筋に関わってくる要素ではないように思います。
ここで引っかかることは、なぜ、波恵が、君津のことを気にかけていたのかということです。おそらく、君津は、波恵の子なのだと思います。
君津の父親という男と、波恵の間にできた子で、あの、DNA鑑定は、波恵と君津について調べたものではないでしょうか。それなら、矢神の遺産を継ぐ権利はあります。佐代は、波恵とその男の関係を知っていたので、名前を聞いたときにピンと来たのだと思います。
百合華を拉致できる人物
伯朗達のあとをつけていき、楓の実家を張っていた百合華ですが、楓の母親的人物の後をつけていった時に、何者かに拉致されてしまいます。そして、明人と一緒に監禁されてしまいました。
このことから、一つの繋がりが明確になってしまいました。
まず、明人を拉致した真犯人が、百合華を拉致したということは間違いありません。つまり、真犯人は、楓の実家とされる店を警戒していて、そこに現れ、怪しげな行動をしていた百合華を拉致したということになります。そうなると、真犯人は、楓の実家とされる店が探られることを事前に知っていた人物ということです。それが、該当する人物は、兼岩家の2人しかいません。
そして、百合華を拉致した報告が、楓にいったということは、真犯人、つまり、兼岩家と楓は繋がっているということになります。ただ、そうなると、ひとつ解せない点があります。それは、楓の真の目的です。
楓の正体は、警察関係者で、禎子の事件の真相を突きとめることが真の目的と考察してきました。しかし、兼岩家と繋がっているということは、明人の拉致にも関与していることになり、何が目的なのかがわからなくなってきてしまいます。もしかしたら、明人と楓が、真相を暴くために、あえて自ら兼岩家の計画にハマっていってるのかもしれません。
やっぱり、あなただったんですね
これは、予告からの考察になりますが、伯朗が、真犯人に対して、「やっぱり、あなただったんですね」と言っているシーンがありました。
直前のカットで、楓が映っていることから、いかにも楓に言っているように見えますが、これは編集トリックですしょう。
言葉遣いが、丁寧語なことから、目上の人間だと思われるので、楓ではないでしょうし、勇磨でもないでしょう。喋り口調から、伯朗が信頼していた人物のようにも感じます。
そして、この場所ですが、上に映る電気の傘から、禎子の実家だということがわかります。この電気の傘は、伯朗と楓が、禎子の実家にいった時に、映っていました。
伯朗が、信頼していて丁寧語を使う人物で、禎子の実家にあらわれる可能性がある人物と言えば、兼岩家の2人以外、考えられません。
以上、「ドラマ【危険なビーナス】第9話考察 君津は波恵の子供か?楓と兼岩家はつながっている」について考察してみました。
最終結論は、前回の考察であげていたので、今回は、第9話から、その補足となる要素を取り上げてみた感じです。
いよいよ最終回です。最終回後に、総括的な考察をあげたいと思いますので、そちらもご覧いただければと思います。