日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、真犯人フラグの第12話で気になった点について、考察してみたいと思います。
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Contents
篤斗が誘拐された経緯
第12話で出てきた、いくつかの要素によって、篤斗が誘拐された経緯が明らかになってきました。
失踪当日の目撃情報がありました。この目撃情報で、重要な点は、3つです。
1つ目は、目撃した場所が、サッカー教室の近くだという点。
2つ目は、その時に、サッカーボールを持っていなかったという点。
そして、3つ目は、誰かと白い車に乗ったという点です。
白い車については、警察が調べていて、18時3分に、篤斗が白い車の助手席に座っていることが、防犯カメラ映像から、明らかになっています。
しかも、この車は、輝きの世界の所有物だということです。これらのことから、篤斗が誘拐された経緯を、時系列に見ていくと、こんな感じになります。
まず、17時18分のドライブレコーダーの映像は、サッカー教室に向かっているところです。
この段階で、篤斗には、サッカー教室に行かなければならない理由を告げていると思います。おそらく、真帆が、とある場所にいるので、そこに行くための準備を、サッカー教室のところでしているとでも言ったのだと思います。そうなると、あの手をつないでいる人物は、真帆と同じものを持ち、同じ格好しているという伏線から、菱田であることは、ほぼ間違いないでしょう。
この時には、サッカーボールは持っていました。サッカー教室に着いた時に、菱田が、邪魔になるからと言って、預かったのではないでしょうか。
そして、18時ごろ、サッカー教室に到着し、真帆のところに連れて行くからと言って、白い車に乗せたのだと思います。この時の運転手は、おそらく、山田だと思います。山田なら、篤斗も安心して車に乗り込みます。そして、そのまま、輝きの世界まで連れていったというのが、篤斗誘拐の経緯です。
菱田が、なぜこのような手引きをしたのかは、はっきりとはわかりません。ただ、菱田が、教団と繋がりがあるということは、交通整理を装った信者が、清明を脅していることから明らかです。篤斗の病室に、喋るなと脅しにいったのも、このことについてだとしたら、辻褄があいます。
ただ、ひとつはっきりしないのが、後ろを歩いていた光莉です。もし本人なら、この経緯を黙って見ているというのは考えられません。そうなると、光莉も誰か、別人が装っていたということでしょうか。その可能性が高そうですが、本人だとしたら、この時に、篤斗と同じように、別のグループに引き渡されたのかもしれません。
河村の心理トリック
林が消された件について、いろいろと情報が出てきましたが、河村が凌介のアリバイを証明したことに違和感を感じました。
凌介の味方である河村なら、おかしくない行動のように思います。もちろん、凌介のための行動という意味もありますが、それと同時に、自分を守るための行動だったように思います。
経緯としては、こうです。
まず、凌介の家に、凶器の包丁を仕込みます。これまでの考察で、河村と真帆が繋がっていると言ってきているので、鍵の入手は可能です。そのことによって、一旦、凌介が容疑者となります。この状況で、凌介のアリバイを証明します。これで、まず、凌介の犯行でないことが明らかにすることができました。そして、凌介に罪をなすりつけた犯人であれば、わざわざそれを解消させるような証言をしないという観点から、河村自身に容疑の目を向けさせない効果をもたらします。河村自身は、木々の生い茂った場所から電話をかけていて、アリバイがないので、ちょっとした心理トリックによって、予防線を張ったということです。
林の時計が持ち去られた件については、どういう意味があったのでしょう。
同僚が、怪しい挙動で普通の時計であることを強調していましたが、見た目からは、情報を貯め込めるような、スマートウォッチ的なものではない感じでした。そうなると、時計の機能的な意味ではなく、存在自体に意味があり、持ち去られたのではないでしょうか。例えば、この時計は、真帆に関係するもので、それを林が付けていることが許せなかったといったような理由です。河村の犯行であれば、そういった理由も、十分考えられます。
三度登場 「飛び出し注意」の看板
強羅の車が、凌介達の横を通り過ぎるシーンで、またまた、飛び出し注意の看板が映り込んでいました。
1度目は、第3話で、両角が撮ってきた写真に、2度目は、第5話で、充が登場したシーンで映り込んでいました。3つとも、同じ場所の看板ですが、3回も映すというのは、さすがに、何かの伏線である可能性が高いです。
このことは、すでに、ピンポイント考察で触れていますが、交通事故を示唆する伏線だと思います。詳しくは、そちらのピンポイント考察を見ていただければと思いますが、会社に貼られたポスター、凌介の突き飛ばし、篤斗の道路側歩行、そして、飛び出し注意の看板と、これらすべてが、交通事故を連想させるものです。
7×8=56は、車のナンバー
今回、メモした電話番号が、2種類登場しました。1つは、林が持っていたプリペイド携帯の番号で、もう1つは、清明に教えた、望月の番号です。
この2つの番号に関係性はありませんが、共に、78という数字が入っていることが分かります。このことから読み取れるのは、例の7×8=56は、何かの番号ではないかということです。電話番号だとすると、断片的 過ぎますね。そう考えると、先ほどの交通事故の示唆から、車のナンバーという可能性が出てきます。
車のナンバーなら、4桁ですし、7×8=56という言い回しは、覚えるための語呂合わせという捉え方ができます。つまり、交通事故を起こした車のナンバーが、7×8=56で、そのことを知っている人物が、二宮に言ったということになります。ただ、なぜ、二宮に言ったのか、二宮自身も、その言葉の意味を理解できたのかという点については、現状、はっきりしません。もし、車のナンバーだとしたら、二宮自身が、交通事故を起こした人物、あるいは、二宮がその車を探している可能性が高そうです。
今週の二宮語録
毎回のように登場する、二宮の意味深なセリフ。今回も、落ち込む凌介に対して、「知らないことは悪いことじゃない」、「知ってることが多いことと、愛情の深さは比例しない」と言っています。
これまでの二宮語録同様、二宮が、自分自身に訴えかけているような感じもします。
DNA鑑定のからくり
今回、DNA鑑定の結果が明らかになりましたが、いまいち腑に落ちない感じです。結果的には、凌介は、篤斗の父親ではないということでした。
ただ、これでは、単なる不幸な事実というだけで、一連の事件に全く関係しない、意味のない結果になってしまいます。林もいなくなってしまいましたし、そうなんだと言うしかない結果です。
しかし、用意されていたDNAが、篤斗のものではなかったとしたらどうでしょう。そうなると、一連の事件への関係性が出てきます。そういった細工ができる人物となると、隠し場所を教えた、菱田ということになります。男の子のDNAが必要という観点からも、あのDNAは、清明のものではないでしょうか。
菱田の行動については、全体的に意図がはっきりわかりませんが、この件に関しても、十分疑う余地はありそうな感じがします。
光莉と本木の関係性
これまでの考察で、橘、光莉、本木が繋がっているということを、再三、言ってきましたが、今回、光莉と本木の繋がりが明らかになりました。
ただ、問題なのは、2人の関係性です。橘のキャラ別察でも触れていますが、このチームの目的は、光莉の両親への不信感を払しょくするためだと言ってきました。
そういう意味では、本木が光莉の採血をするという行為は、ズレている感じがします。採血 自体は、偽装でバラまくためという捉え方ができますが、次回予告の光莉の様子が、かなり弱っていたのが気になります。何度も採血をしたせいで、弱っていたとなると、本木には悪意があるということになります。
本木のキャラ別考察で、橘の、光莉と付き合っている発言によって、逆上した可能性を指摘しましたが、どちらの方向性なのかは、次回を見てみないと、何とも言えない状況です。
もう1つ、このシーンで気になったのは、時系列的な観点です。これまでの行為から、失踪して3か月たった、今になって、初めて2人が対面したというのは、不自然な感じがします。もしかしたら、このシーンは、失踪直後のものかもしれません。そうだとすると、本木が光莉の協力者だという可能性も、残されているように思います。
ちなみに、本木がスムーズに採血をおこなっていたのは、葬儀屋のエンバーミングという技法によるものです。エンバーミングについては、第2話の考察の段階で、すでに触れていました。詳細については、そちらの考察をご覧いただければと思います。
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以上、「ドラマ【真犯人フラグ】第12話考察 三度登場 「飛び出し注意」の看板、7×8=56は、車のナンバー」について、考察してみました。
考察できない考察ドラマという、ネットのコラムがありました。
その理由としては、枠組みが広すぎて枝葉が多すぎる、ほのめかしや隠しが多い、推理によって謎が明かされない、カルトや闇社会が出てきて何でもあり、凌介のセキュリティ意識が緩すぎる、といったことがあげられていました。まさに、その通りといった感じです。ただ、ここまで来た以上、そんなことにかまってもいられないので、このまま最終回まで突き進みたいと思います。