日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、金田一少年の事件簿の、聖恋島殺人事件について、感想考察してみたいと思います。
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Contents
登場人物の人数
今回、ドラマでは、金田一達レギュラーキャラを除くと、8人の人物が登場していました。
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しかし、原作漫画では、さらに3人多く、全部で11人が登場します。
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被害者は同じ3人なので、容疑者が8人と、フーダニットの観点でも、なかなかおもしろいエピソードでした。まあ、ドラマでは、多くの人数を映してごちゃごちゃすると、見ている方がわかりづらくなるので、この辺の変更は致し方ないかと思います。特に物足りない感じはしませんでした。
配役も、慢太郎さんや神尾さん、佃さんといった、上質なバイプレイヤーを揃えていた点も好感持てました。生ちゃんも、ミュージカル仕込みの演技を、これ見よがしに見せていました。そういう意味でも、登場人物の再現性やキャスティングについては、よかったように思います。
トリックの順番
このエピソードの特徴の1つでもあるのが、三者三様のトリックです。ドラマでもしっかり再現されていましたが、原作では1つ目に登場する、桟橋の小屋でのトリックが、なぜかドラマでは、3つ目に登場しました。
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順番自体変えるのは、大きな問題はありませんが、ドラマの後編に持っていかれてしまったのが、少し残念でした。前編であれば、視聴者がトリックのからくりを考える有余期間が与えられますが、後編だと、立て続けに解決編に行ってしまうので、そういった部分の楽しみがそがれた感じになってしまいます。
変えなければいけない理由みたいなものは感じませんでしたが、何か意味があったのでしょうか。もしかしたら、コロナの影響かもしれません。以前、撮影期間中に、出演者がコロナに感染したというニュースがありましたが、そのせいで、全員で移動する桟橋のシーンの撮影は、後回しになったのかもしれません。だから、後編に持っていかざるおえなかったということなのかもしれません。
あとは、水中メガネの跡を、さりげなく表現できるのかどうかが気になりましたが、その辺も、うまく映像化されていたように思います。
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佐木のカメラの映像では、よくわかりませんでしたが、ストップしてアップにすることで、しっかりと跡がわかりました。
残念だったのは、桟橋のトリックでの、サイリウムの使い方です。原作漫画では、風船につけたサイリウムの光が桟橋の上を動くことで、犯人が移動しているように見せていたのですが、あれでは、海の中を光が流れているようにしか見えませんでした。
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まあ、映像でそれっぽく見せるには、CGとか使わないと難しいかもしれませんが。
美雪の存在
以前あげた、こちらの、原作漫画ランキング記事の中でも触れていますが、このエピソードの特徴の1つに、美雪の活躍があります。
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手品の内容が、トリックの解明につながるという部分は、しっかり再現されていました。
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原作漫画では、水中銃のトリックも、美雪と金田一が、一緒になって推理する流れになっていますが、美雪視点での心理描写の部分も盛り込まれており、その辺もよかったように思います。
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白蛇蔵殺人事件
次回のエピソードは、白蛇蔵殺人事件ということです。こちらも、聖恋島同様、リターンズからのエピソードになります。
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個人的には、連載時に一読しただけなので、忘れている部分が結構存在します。そういった意味で、ある程度、初見の感覚で楽しみたいと思います。なので、ストーリーのあらすじや、登場人物、トリック的な部分については、ここでは触れないでおきたいと思います。
気になるのは、聖恋島と違い、前後編ではなく、1話完結の点です。原作漫画では、全11話なので、1時間に収めるとなると、結構端折りがありそうな感じもします。
ドラマの放送が、全10回だとすると、残り6回、1話完結が2回、前後編が2回といった感じでしょうか。ドラマのオープニングで、狐の面をかぶって踊っているので、狐火流しはやりそうな感じがします。
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あの、見開き名シーンが再現されるのでしょうか。
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こちらの原作漫画については、プレイバック企画で記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧いただければと思います。
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聖恋島、白蛇と、ファイルナンバーがカウントダウンされているので、この順番だと、あの悪しきエピソード、黒霊ホテル殺人事件が、出てきそうな予感がします。
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私のランキング動画で、堂々、ワースト1位に輝いた、あの、黒霊ホテル殺人事件。
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このエピソードを実写化しても、何もいいことはないので、1つ飛ばして、人形島殺人事件でお願いしたいところです。
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ちなみに、こちらのエピソードは、ランキング記事の、ベスト5位にランキングしています。黒霊ホテル共々、興味のあるかたは、そちらをご覧いただければと思います。
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以上、「「金田一少年の事件簿」聖恋島殺人事件 感想考察 桟橋の小屋のトリックが3番目にきた理由【ドラマ】」について、考察してみました。
1週繰り越しがあったりもしましたが、2つのエピソードが終了しました。金田一役のキャスティングの良し悪しはわかりませんが、脚本の部分では、変な端折りもなく、原作を再現しているのではないかと思います。キャラ的な部分で言うと、剣持警部は、ちょっと違うかなという感じもします。一番あっていたのは、2代目の内藤さんのように思いますが、ダメというわけではないので、問題ないように思います。