ドラマ考察

ドラマ【半沢直樹】素朴な疑問 半沢直樹の七不思議

日曜21時からTBSで放送中のドラマ【半沢直樹】について、ストーリーの本筋、脇道を含め、素朴に感じた疑問を七不思議形式で考察していきたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

不思議1 中野渡頭取は有能か、無能か

あいもかわらず、役員、重役幹部が、個人の利益のために、やりたい放題の東京中央銀行。そんな東京中央銀行の頭取を務めている、中野渡氏は、はたして、有能なのか、あるいは、無能なのか。

確かに、役員、重役幹部がやりたい放題の中、知ってか知らずか、高みの見物を決め込んでいる感じが、無能のようにも見えますが、どうなのでしょう。メガバンクの頭取ともなると、そういった連中がいることも含めてひとつの銀行だということを悟っているのだと思います。ただ、実際問題、半沢の活躍がなければ、頭取の椅子も安泰とはいかなかったと思われるので、そういった意味では、あまり実行力のある頭取ではないのかもしれません。人を大事にし、行内融和を目指し、尽力しているということですが、半沢頼み といった感じは否めません。
シーズン1の終盤で、地下の倉庫に隠した書類が黒崎に見つかるのを回避した時に、なぜか頭取も同席し、半沢たちと一緒にはしゃぎ気味でしたが、自ら動いたのはあの時ぐらいです。ただ、大御所、北大路欣也さんを配しているぐらいですので、頭取としての資質は持ち合わせた人物だということのように思われます。

不思議2 三笠副頭取は以前からいたのか

副頭取といえば、銀行のナンバー2的存在だと思うのですが、シーズン1ではいませんでした。どこから、わいてでてきたのでしょう。

シーズン2での登場シーンでも、海外に赴任していたとか、最近副頭取になったといったフリはありませんでした。シーズン1では、前任者がいたとか。前任者がいれば、役員会議のシーンでそれなりの位置に座っているように思うのですが、それらしい人物は存在しませんでした。大和田が、ナンバー2として幅を利かせている感じでした。
完全な、後づけキャラといった感じでしょうか。そういうことであれば、海外に赴任していたとか、こじつけでもいいので、前との繋がりを明確にしてほしかったところです。まあ、結果的には、見た目の威圧感だけで、あまり中身のないザコキャラといった感じでした。

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不思議3 大和田はなぜ失墜しなかったのか

シーズン1の最後で、土下座までして、あれだけの失態をさらけ出し、下層役員にまで堕ちた大和田が、なぜ今でも行内に、多くの支持者を持つ存在でいられるのでしょう。

普通なら、見限られて、誰も相手にしなくなりそうなもんです。一つは、中野渡頭取の恩赦的な処分にあるように思います。普通なら、出向処分になるところを、常務役取り消しの降格で済み、周りの評価もそれほど落ちることがなかったのかもしれません。そして、中野渡派として動くことで、そちらの派閥の信頼を得ていったのだと思います。中野渡頭取も、その辺を見越しての采配といったところでしょうか。
もう一つは、大和田の持ち合わせている資質でしょう。行内 最年少で常務に抜擢されるほどの切れ者で、駆け引きや人心掌握術に長けているといった、生まれながらの資質が、失墜することなく、再びのし上がってくる土台となっているのでしょう。やはり、このドラマには欠かせないキャラといったところでしょうか。

不思議4 伊佐山はなぜこんなに偉そうなのか

シーズン2の前半で、子会社と半沢を執拗に目の敵として暴れまわっていた伊佐山。しかし、この男、肩書は、たかだか、証券営業部の部長というだけなのに、なぜ、これほど偉そうに立ち回っていたのでしょうか。

部長というと、平社員、次長、その次といったところでしょうか。下から数えた方が早い、単なる中間管理職です。大和田の愛弟子と言われていましたが、大和田が、ある意味、陥落した状況で、それほど強い後ろ盾があったわけでもないのに、いつもふんぞり返っていました。やはり、三笠副頭取に鞍替えしたことが、強みになったということでしょうか。逆に言えば、二人の間を、いったり きたり したことが、自らの破滅を招いたとも言えるでしょう。
まあ、ミニ大和田みたいな感じで、キャラ的にかぶっていたようにも思いましたが、それも制作側の狙いの一つだったのでしょう。ただ、歌舞伎口調丸出しな感じが、ちょっと ウザかったです。

不思議5 黒崎は結局、結婚したのか

シーズン1の終盤で、業務統括部長の岸川の娘と結婚をするような話になっていましたが、実際に結婚したのでしょうか。

これについては、明確な答えが出ています。シーズン2に登場した、黒崎は、左手薬指に指輪をはめていました。そして、これは、スピンオフ的なラジオドラマになりますが、そちらのほうで、黒崎と、妻の美咲のやり取りが描かれたそうです。

政略結婚的な感じがしたので、破談になったのかと思いましたが、ちゃんと結婚していたんですね。この黒崎というキャラ、おねえキャラばかりがクローズアップされていますが、もう少しバックボーン的な部分も描いて欲しいところです。

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不思議6 半沢の同期の2人

まず、渡真利ですが、あいかわらず、半沢の情報屋として活動していますが、ちゃんと会社の仕事もしているのでしょうか。

この人が会社の仕事をしているのは、伊勢島ホテルが買収合併されるときに、相手のフォスターとやり取りをしていた時ぐらいしか見ていません。一応、融資部の企画グループ次長という肩書なので、融資先の経営状態や担保の有無を調べる仕事をしていると思われます。まあ、半沢お助け係ということで、その他の仕事はしていなくてもよいのではないでしょうか。
 気になるのは、近藤の方で、ズルして希望だった広報部にいけたのですが、近藤のイメージとはかけ離れた感じがするのですが大丈夫なのでしょうか。

シーズン2では、シンガポールに赴任しているため、出てきませんが、シンガポールで銀行PR資料でも作っているのでしょうか。いずれにせよ、半沢達が認知したとはいえ、裏切り者には変わりないので、この先、登場することはないように思いますが、どうなのでしょう。残りも、あと4話ぐらいですし、救世主といったイメージでもないので、登場はなさそうです。

不思議7 半沢の息子、隆博

花の口から、時々、息子の隆博がという言葉が出てきていましたが、実際に登場したことはあったのでしょうか。

確かに、名前だけでほとんど登場しませんでしたが、一度だけ登場した時がありました。それは、シーズン1で、半沢家が、大阪から東京に引っ越すときの、引っ越しシーンです。


さすがに、引っ越すときに、子供も一緒にいないのは変だと思ったのか、ここだけは隆博が登場していました。どうせ、出すのなら、定期的に出すか、あるいは、名前だけで全く出さないか、どっちかにすればいいように思いますけど。その辺は、制作側が意図的にやったのか、単なる不手際なのか、わかりかねます。ただ、半沢が、自分の父親のことを胸にいだき続けてきているというバックボーンからも、自分の息子との対峙を描くシーンを少し入れるというのもありのように思います。

半沢直樹、シーズン2の感想

シーズン2の前半部分、第4話までが終了しました。
ドラマとして、水準以上の面白さはあると思いましたが、気になる点もいくつか存在します。どうしても、シーズン1との比較をしながら見てしまいがちです。そういった観点で、半沢のがけっぷち感をあまり感じることがなく、トントン拍子に逆転劇が進んでいっている感じがしました。シーズン1では、追い詰められたところからの、一気の逆転劇といった感じで、とてもそう快感を感じましたが、今回は、多少、デキレっぽい感じがしたのは私だけでしょうか。
また、七不思議のところでも触れましたが、敵キャラの伊佐山が、大和田の二番煎じ的な感じだったのも、ちょっと残念なところです。三笠副頭取のザコキャラ感も、同様です。
第5話からの後半は、敵が政治家ということで、かなりボスキャラ感を感じるので、半沢が、崖に縋りつくぐらい追い込まれた状態からの、逆転劇を見せてくれることを期待したいところです。

以上、「ドラマ【半沢直樹】素朴な疑問 半沢直樹の七不思議」について考察してみました。他にも、花の先輩のことや、半沢の父親のことなど、いくつかありましたが、七不思議ということでカットしました。

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