ドラマ考察

ドラマ【ハヤブサ消防団】第7話考察 町おこしドラマには、サブリミナル効果が仕込まれている

木曜、21時からテレビ朝日系列で放送されているドラマ、ハヤブサ消防団の、第7話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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Contents

放火犯は徳田

一連の放火の犯人は、徳田だったということが明らかになりました。

一応、前回の考察でも、徳田について触れてはいました。ただ、予告や公式サイトからの、メタ的観点だったので、ある意味、制作側のネタバレミスと言えるかもしれません。

本筋からの考察では、山原と推理していましたが、残念な結果でした。
徳田を犯人とする根拠は、ベンジンとトラックのエンジンの異音でした。ベンジンに関しては、呉服屋で使用するということで、関連性が見いだせます。

しかし、エンジンの異音については、みんなのトラックを確認するシーンが、後出しで出てきており、多少、反則な感じもします。ドラマの序盤で、団員それぞれが、トラックを使用するシーンが、さりげなく散りばめられていればよかったです。

動機に関しては、濁していましたが、最初の2件は、三馬の見立て通り、土地を売らせるためだったのだと思います。浪川、山原、三馬の家に関しては、結局、教団再建の妨げとなる人物を、町から追い出すためだった可能性が高そうです。それが理由だとすると、ちょっとしらけます。
もっとしらけるのが、浩喜の殺害理由です。この件に関しては、徳田ではなく、真鍋の仕業でしたが、放火を目撃されたから殺害したというだけでした。

何のためらいもなく、突き落としていたことから、真鍋は初犯ではない感じがします。
浩喜の死については、彩が気にかけている様子がありましたが、単に、近所付き合いがあったというだけのことだったのでしょうか。

いずれにせよ、放火犯の正体と、浩喜の殺害という、2つのミステリー要素が、あっさり片付けられてしまった点は、かなり拍子抜けといった感じでした。

町おこしドラマにサブリミナル効果

三馬達が東京にいっている間、ハヤブサ地区は、信者らしき人物で溢れ返っていました。あれみんな、隠れ信者たちなのでしょうか。

その可能性もありますが、新規で人を呼び込んでいるような感じもします。その要因となっているのが、町おこしドラマではないでしょうか。

これが、信者を呼び寄せる合図ということも考えられますが、連絡だけなら、ラインで済みます。あのドラマは、不特定多数の人物を、町に呼び寄せるためのものだったということです。そのために、違法とされているサブリミナル効果を使用したのだと思います。サブリミナル効果とは、映像のコマの中に、別のコマを混ぜ、人間の潜在意識に訴えかけるというものです。

どんな映像を混ぜたのかはわかりませんが、このドラマを見た人が、ハヤブサ地区に来たくなるように、潜在意識に訴えかけたのだと思います。もしかしたら、信者になりたくなるような要素も含まれていたかもしれません。彩自身が編集をしているので、そういった操作は容易でしょうし、通常のものとうまく使い分けて、三馬達に気づかれないようにしていたかもしれません。

このタイミングで人を集めているのは、おそらく、皆既日食が近いからだと思います。皆既日食がどう関係するのかは、宗教的理由だと思うので、よくわかりませんが、丸いもの繋がりということなのだと思います。

理由はどうでもいいですが、あの異様な光景は、見ていて気分が悪くなりました。

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アビゲイルから聖母アビゲイルへ

すでに、ミステリー要素が潰えてしまっているため、この先は、宗教サスペンスといった感じになっていきそうです。そんな中、次回予告から、アビゲイル騎士団の後継団体、聖母アビゲイル教団の存在が明らかになるようです。

名前変更は勝手にやってくれといった感じですが、杉森が、彩の部屋にいました。やっぱり繋がっていたかといった感じですが、町おこしドラマを見ていたことから、やはり、映像に細工がされているのだと思います。

そうなると、真鍋の立ち位置がはっきりしませんが、前回の考察で言ったように、真鍋と杉森は、兄弟なのでしょうか。ただの、いち信者というだけでは、説得力がないので、そういった関係性を持たせてほしいところです。

しかし、彩が、最初に真鍋を見かけた時、何か怯えているようなしぐさを見せました。

ここまで、このドラマを見てきて、なにか、ミスリードと無意味をはき違えているようなシーンが、随所にみられるように感じました。このシーンが、何か別の意味があるということならいいですが、単に、視聴者を煽るだけの無意味なシーンということもあるので、あまり深掘りしないほうがいいのかもしれません。
ミステリーのルールをまとめた、ノックスの十戒というものがありますが、その中に、中国人を登場させてはいけないというルールがあります。

個人的には、宗教団体も、これに該当するように思いますが、ここにきて、そのルールを逸脱してしまった感は否めません。

映子の正体

映子については、彩の母親ということを指摘したこともありますが、彩が、映子さんと呼んでいたことから、血の繋がりはないのだと思われます。

そうなると、映子は何者なのでしょう。

ここで、もう一度、整理してみます。
まず、このお祭りの写真に写っている人物が、リンコと呼ばれる女性です。その娘を、仮に、Xとしておきます。

次に、三馬の父親が撮ったとされる写真に写っているのが、展子と呼ばれる女性です。

そして、現在存在する、白髪の女性が、映子です。

要するに、4人の謎の女性が存在するというわけです。

この中で、一番ポイントとしたい点は、映子の額の傷です。リンコは、この当時、投身自殺を図っていますが、その時の傷が、映子の額の傷ではないでしょうか。

つまり、映子とリンコは、同一人物ということです。

第3話の考察で指摘した通り、左端の子供が、仮面ライダー1号のポーズを取っていることから、1970年代の写真の可能性が高いです。

映子の年齢はわかりませんが、当時のリンコが、25歳だとすると、映子は、70歳ぐらいということになります。演じている役者の方は、50代ですが、白髪や肌の質感を作り込んでいることから、70歳でも通用するように思います。

そうなると、三馬の父親が、1990年代に、展子の写真を撮っているので、展子が、リンコ、つまり、映子の娘、Xということになります。

この展子を、教祖として崇める集団が、聖母アビゲイル教団ということなのかもしれません。

しかし、展子自身は、すでに、この世に存在していないのだと思います。
この辺の、教団事情は、はっきりとはわかりませんが、当時、展子と三馬の父親が、関係を持っていたのだとしたら、徳田が言っていた、太郎も導かれているという言葉に通じてきます。

以上、「ドラマ【ハヤブサ消防団】第7話考察 町おこしドラマには、サブリミナル効果が仕込まれている」について、考察してみました。
どうやら、彩も、アビゲイル側の人間であることが、濃厚となってきました。最初から、三馬を取り込むつもりで、近づいたということでしょうか。どうせなら、そういった信念を貫き通してほしいです。最初はそのつもりだったけど、本当に好きになってしまったとかいうような、常套句だけは、やめてもらいたいところです。

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