ドラマ考察

ドラマ【天国と地獄 ~サイコな2人~】第7話考察 湯浅に、手のほくろのことをリークした人物がいる

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、天国と地獄 ~サイコな2人~の、第7話で気になった点について考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

日高には双子の兄が存在した

日高の父親から連絡を受けた望月は、久々に実家に帰り、そこで、父親から、手紙のことを含め、いろいろな話を聞くことが出来ました。

いきなり、「お前には、双子の兄がいる」という話が出てきました。
前回の考察で、ミステリーには、ノックスの十戒という、暗黙のルールが10個存在すると言いましたが、その中に、「双子、一人二役は、予め読者に知らされなければならない」というものが存在します。まあ、今回は、二卵性ということで、一人二役ではないので、ルール違反とまではいきませんが、ここまで、なんの示唆要素も存在しなかったことが、ちょっと気になりました。それはそれということで、その双子の兄が、東朔也だということも明かされました。日高の本当の父親も、現在の父親、満ではなく、東貞夫だということです。

この、一連の話の中に、嘘はないと思うので、ここで、日高家、東家について、整理してみたいと思います。

まず、貞夫と茜の間に生まれたのが、朔也と日高になります。そして、離婚後、朔也は貞夫のもとに残り、日高は、茜が連れていき、満と再婚することになります。この段階では、貞夫は資産家だったので裕福、一方、満はラーメン屋台操業中で、裕福ではありませんでした。しかし、バブル 崩壊後は、一転し、貞夫は没落、満は成功の道をたどります。この、人生の転換が、タイトルの「天国と地獄」になぞらえているとも言えるでしょう。
ここで重要なのは、貞夫が没落した理由は、四方という男に負債を押し付けられたせいだということです。望月に送られてきた映像にあった、ゴルフクラブでボコボコにされた人物です。そのことから、復讐のように見えますが、田所や久米の名前は出てきていないので、一概にそうではないのかもしれません。

例の手紙ですが、あれは、朔也から日高に送られたものだということが明らかになりました。

実際に、2人は歩道橋の上で会っており、日高の乳歯と朔也の乳歯が交換されるという出来事が起こりました。このことが、入れ替わりについての示唆でもあり、抜けた歯の位置が左奥、つまり、乳歯ケースの右側、これは、月齢図でいう新月の位置に該当します。

新月の日に入れ替わっているというのは、ほぼ確実といった感じです。ただ、単純に、日高と朔也が入れ替わっているだけなのかどうかは、まだ、なんとも言えないところです。

湯浅は本当に朔也なのか

今回、朔也についての情報がたくさん出てきており、最終的に、朔也は湯浅ではないかという段階まできています。ここで、朔也について、整理してみたいと思います。

まず、十和田家の清掃中に、あの漫画を持っていったのは、朔也だということです。

清掃業者として来ていて、偶然、漫画を見つけたということは、十和田と朔也は無関係だということになります。そもそも、本名で仕事をしていることから、この関係者に写真を見せれば、朔也かどうかが、一発でわかります。
居酒屋の店長が、朔也と日高が、一緒にいたことを覚えていることからも、朔也は、自分の存在を隠すつもりはないということが伺えます。日高が五木に、朔也と一緒に奄美大島に行くと言っていることからも、日高は、朔也との関係性を隠すつもりはないということです。
そうなると、今回の犯行を計画する切っ掛けとなったのは、いったい何なのでしょう。癌の発症で、余命わずかとなったせいなのか、あるいは、この2人とは別の、第3者が介入しているのか。

そんな朔也ですが、右の手のひらに、ほくろがあることが判明しました。

子供のころの映像でも、ほくろがついていることから、真実ということになり、このことから、壁に「9」と書くように依頼した人物も、朔也だということが確定しました。
そうなると、数字が書かれる前から、久米家をはっていたのはどういうことなのでしょう。シーンは存在していませんでしたが、きっと、他の候補の家も、同じようにはっていたということなのでしょう。

湯浅に疑念をいだいた陸は、手にほくろがあるか確認にいきますが、火傷をおったということで、包帯で隠されていました。

湯浅が病院に担ぎ込まれた時、陸は、手のほくろを確認しようとしますが、そこで第7話が終了してしまいました。

おそらく、火傷でつぶされていると思います。もしそうだとすると、湯浅が朔也であることが、ほぼ確定することになります。

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手のほくろのことをリークした人物

湯浅が、火傷でほくろを隠したとなると、なぜ、突然そんなことをしたのでしょうか。湯浅が、朔也だとバレることを恐れたのでしょうか。
朔也の手にほくろがあるということを知っているのは、日高を含め、ごく一部の関係者だけです。しかし、望月達が、手にほくろがある人物を追い出した途端、あの火傷です。このことから考えられるのは、望月達が、手にほくろがある人物を追っているということを、湯浅にリークした人物がいるということです。
望月達が追っていることを知っているのは、望月、陸、八巻、日高の4人だけです。日高は、朔也が生きているかどうかもわからない状況ですし、望月がリークする理由もありません。陸についても、自分でリークしておいて、自分で確認しにいくというのも変な話です。そうなると、残る人物は1人しかいません。そうです、八巻です。

真犯人候補として追い続けてきたのですが、朔也の存在によって除外された感がありましたが、ここにきて、第3の人物として再浮上してきました。
本当に、偶然火傷をしたという可能性もありますが、そんな偶然、この段階まで来て必要ありません。
深夜に、久米家の前に現れた黒ずくめの男が、湯浅、つまり、朔也だったとしたら、家の前で、八巻が騒いでいたことが、今日は来るなという合図だったともとれます。

この段階で、朔也の正体が明らかになってしまった以上、最終回に向けての最大の謎は、この、第3の人物の正体ということになってくるように思います。

なぜ久米の息子が狙われたのか

新たに行われた犯行は、なぜ久米ではなく、リストに載っていない久米の息子だったのでしょうか。
先ほど言っていた、黒ずくめの男が、朔也だとしたら、リスト通り犯行に向かったとも取れますが。その場合、新月のうちにどうしても犯行をおこなわなければいけないというルールを守るため、苦肉の策で息子のほうに行ったとも考えられます。
もしも、最初から久米息子のところに向かったとなると、考えられるのは、リストが2つ存在している可能性です。

リストを渡したのが、第3の人物だとしたら、日高には、久米親父の名前、朔也には、久米息子の名前が書かれたリストを渡していたとも考えられます。それなら、すれ違いになったのも納得です。
そう考えると、第3の人物の存在が、ますます現実味を帯びてきます。

以上、「ドラマ【天国と地獄 ~サイコな2人~】第7話考察 湯浅に、手のほくろのことをリークした人物がいる」について考察してみました。
ここで、朔也の全貌が明らかになるとは思いませんでした。
湯浅が朔也だという想定で、これまでを振り返ってみて、新たな気づきがありましたら、別途、考察としてあげたいと思います。

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