金曜、23時15分からテレビ朝日系列で放送されているドラマ【漂着者】の第2話について、ワンショット考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
ヘミングウェイが、壁に遺伝子配列を書いた理由
前回の第2話考察で、ヘミングウェイの予言のからくりについて、ロジカルに考察をし、ヘミングウェイは、公安の人間ではないかという結論を出しました。詳しくは、前回の考察をご覧いただければと思います。
その考察に対して、ヘミングウェイが、壁に遺伝子配列の続きを書き込み、完成させたのは謎だというコメントをいただきました。
このことに関しては、前回の考察の中で、触れていませんでした。確かにオカルト的な行動ではありますが、病院の窓から飛び降りた件のように、説明不能な行動ではないので、少し考えてから、別途、動画としてあげようと思っていました。
その結果、2つのケースが考えられるという結論に達しました。
1つは、しあわせの鐘の家側の思惑によるものというケースです。
ローゼン岸本としては、ロシアから来るとされている、第六感に関する特殊な遺伝子を持つ男を、待ちわびていたのだと思います。
それが、ヘミングウェイということです。しかし、足の入れ墨だけでは、会ったこともない人物を、当事者だと信じ切れなかったのではないでしょうか。
そこで、ヘミングウェイに、遺伝子配列を完成させることで、本人だと証明させたのだと思います。そういえば、あれを書いた後に、ローゼン岸本は、ヘミングウェイを施設のほうに連れて行きました。
そして、もう1つは、ヘミングウェイ側の思惑によるものというケースです。さきほど言ったように、ヘミングウェイが公安の人間だと想定すると、第六感に関する特殊な遺伝子を持つ男、ちょっと長いので、ここでは、工作員という呼び方をします。その、工作員になりきり、ローゼン岸本らを信じ込ませる必要があります。
そこで、遺伝子配列の続きを書いて、自分が工作員だということを証明したのです。おそらく、本物の工作員は、公安によって取り押さえられており、この情報も聞き出していたのでしょう。
ただ、この2つのケースには、共通の懸念材料が存在します。
それは、ヘミングウェイが書いた遺伝子配列の続きは、本当に正しいものなのかという点です。
ローゼン岸本からすれば、適当に書いているだけではという思いがあるでしょう。ヘミングウェイも、工作員の情報が正しいかどうかというのはわからない状況です。そこで重要になってくるのが、国原の存在です。
どちらのケースにしても、遺伝子配列の続きが正しいものだと証明させる必要があり、その調査を国原にさせるため、あえてあの場に立ち合わせたのではないでしょうか。もし、無造作に書き始めるのであれば、1人でいって、勝手に書けばいい話です。その思惑通り、国原は、遺伝子配列について調査をはじめ、続きが書かれたことで完成したということを証明してくれました。
用済みとなった国原は、口封じのために殺害されたというわけです。
以上、「ドラマ【漂着者】第2話考察PART2 ヘミングウェイが、壁に遺伝子配列を書いた理由」について、考察してみました。
考察要素の強いドラマなので、ご視聴(ブログ、動画含め)くださったみなさんの考察や、謎と思っていることをコメントいただけるとうれしいです(動画、ツイッターどちらでも)。そのことが、今回のように、新たな考察を作成するきっかけになるかもしれませんので、よろしくお願いします。