今回は、ショート投稿「キーアイテムをピックアップ」シリーズをお送りします。第1弾は、茶封筒を取り上げます。これまでに話の中で茶封筒が登場したのは2回あります。
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西村が住民ポストに投函した茶封筒
2話のシーンで、西村が茶封筒を持ってきてそのまま住民のポストに投函します。どんな内容で、どこの部屋に入れたかは明らかになっていませんが、立ち位置や目線から402号室に入れていると思われます。
茶封筒を受け取る榎本早苗
これは本編ではなく、「扉の向こう」での話ですが榎本家の回で、早苗がポストから持ってきた茶封筒を開けると、総一をネタに山際殺害を促す脅迫文が入っていました。これが発端で、榎本家の山際殺害が実行にうつされました。
西村は仲介しただけ
この流れで、西村が茶封筒を送って早苗が受け取ったということになります。茶封筒が西村から早苗に直通しただけだと、西村が事件に関与していることが確定してしまいますがそれは違う気がします。実は西村の前に脅迫文を書いた人物がいて、西村は仲介しただけではないかと思います。それを書いた人物は黒幕、つまり尾野幹葉だと思います。（尾野黒幕説は、以前の投稿をご覧ください）
西村と尾野の関係
西村と尾野は、話の中で接点がありません。しかし、一度だけ気になるシーンがありました。2話で住民会に行く尾野と石崎を、影からいやらしい笑みを浮かべて見つめているシーンです。この時すでに西村は、尾野の言うことを何でも聞く特別な関係になっていたのかもしれません。この関係は、西村ー管理人ー尾野の三角関係から発展していると思います。
藤井に送られてきた茶封筒
2話のシーンで、病院に藤井宛の茶封筒が送られてきます。中には「あなたの番です」と書かれたタナカマサオを殺害する脅迫文が入っていました。消印がついているので、郵便局から送られてきたのはまちがいないようです。
藤井に茶封筒を送った人物は榎本早苗
一連の流れから、藤井に茶封筒を送った人物は早苗だと思います。山際殺害を遂行して、ゲームの流れを継続させるために送ったのでしょう。後に脅迫動画をおくったりしていることも裏付けとなります。
茶封筒については、2話で2回出てきただけですが、封筒の流れからあることに気づきます。
早苗を脅迫する茶封筒 黒幕（尾野）→西村→早苗
藤井を脅迫する茶封筒 早苗→藤井
ともに、受け取った人から直接黒幕につながらないようになっています。黒幕が直接手をくださず、他の人物に実行させることで自分に容疑がかからないように仕向けています。他の事件でもこのような点が随所に見られており、これが黒幕たる所以といった感じでしょうか。
今後も、キーになりそうなアイテムに焦点をあてた考察をあげていきたいと思います。
