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漫画【金田一37歳の事件簿】考察 「殺人二十面相 File.09」犯人と亜良木豪は同一人物なのか?

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「殺人二十面相」のFile.09についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 91話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

赤い部屋のトリック

今回、赤い部屋のトリックに関する、細かい情報が、いくつか提示されました。
まず、窓にガラスがはめられていない点です。

ここに関しての描写が、わかりづらかったのですが、16分割されたうちの、右下4つの部分だけが、ガラスがはめられていないと判断しました。金田一達は、その部分しか見ていませんでしたし、外から見ると、この部分は、ちょうど葉狩が座っている椅子の部分になります。

ガラスがないことの意味として考えられるのは、2つです。
1つは、そのガラス部分に、何かをはめ込んでいた。もう1つは、その部分を通して、中から外へ、何かを通過させた。はめ込みは、ガラスがあっても出来ないことはないので、おそらく後者でしょう。

ただ、これに関しては、トリックに関係するものなのかどうかというのが、よくわかりませんでした。トリック的には、椅子に座っている葉狩を見えなくするのが目的なので、椅子の後ろや遠くにあるドアが関係してくるとは思えません。もしこれが、まりんにトリックアートを連想させるためだけのものだとしたら、ちょっと都合が良すぎる気がします。

例の両面テープは、部屋の中の壁に貼られていたもののようです。

これまでの考察では、このウォールステッカーのようなものを、窓の外側に張り付けたのだと言ってきましたが、どうやら、もっと、ややこしいことをしているみたいです。

まりんが、トリックアートと言ったことに対して、金田一が、このパターンのトリックを確かどこかで見たと言ってました。

過去のエピソードに似たようなものというと、遠近感を利用して、小さいものを大きく見せるというトリックは、怪奇サーカスの殺人で、ありましたが、今回のは、葉狩の遺体を見えなくするためのトリックです。

そう考えると、これなんかが該当しそうです。

このエピソードは手元にないのですが、たしか、平面の絵を立体的に見せるトリックが使われていたと思います。要するに、こういうことです。

椅子だけの平面写真を、葉狩が座っている椅子の前に置き、隠すというトリックですが、高遠のエピソードなので、金田一に見覚えがあったかどうかは微妙なところです。
両面テープの使い方や、外に引っ張り出す仕掛けなども気になりますが、細かい点を考え出したら、切りがないので、赤い部屋のトリックはここまでにしたいと思います。

犯人と亜良木豪は同一人物なのか?

今回、金田一は、犯人の正体は、多分、亜良木豪だと言っていました。

しかも、彼と言っているので、亜良木は男ということになります。ここに関しての描写もわかりづらく、世間の通説に合わせて、彼と言っているのか、あるいは、男と確信して言っているのかがわかりません。まあ、犯人はほぼ女性で確定しているので、前者だと思いますが、そうなると、犯人=亜良木=女性ということになります。そこで引っかかるのが、このシーンです。

「うまくいったじゃないか、二十面相」と言っていますが、犯人が自分に対してこのセリフを吐くのは、ちょっと矛盾している感じがします。犯人以外の人物、というか、亜良木が、犯人に対していっているセリフです。そうなると、先ほど言った、犯人=亜良木という、金田一の推理が間違っていることになります。この状況を正当化するには、2つのケースが考えられます。
1つは、犯人が二重人格者で、犯人と亜良木、2つの顔を持っているというケースです。もう1つは、犯人と亜良木は別人で、犯人=女性、亜良木=男性というケースです。
前者の場合は、全てにおいて、うまくまとまる感じです。メッセージの書体が混在していたのも、そのことを示唆していたと捉えることが出来ます。
後者の場合は、状況的には辻褄が合いますが、金田一の、犯人=亜良木という推理は間違っていることになります。まあ、大きな意味では間違ってはいないのでしょうが、そうなると、犯人は億野だとして、亜良木は誰なのでしょう。もしここで、亜良木が彼でなかったら、金田一の推理が本末転倒になってしまうので、男の可能性が高いです。普通に考えれば、赤峰は犯人のターゲットなので、亜良木は、青鬼ということになります。

ということで、最終結論は、二重人格者だったら、犯人=奥野=亜良木。それぞれ別人だったら、犯人=奥野、亜良木=青鬼としたいと思います。

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金田一の安否

赤い部屋に仕掛けられた罠によって、人形に撃たれた金田一ですが、はたして生きているのでしょうか。

というか、生きているに決まっているのですが、撃たれた状況を見てみたいと思います。
あのまま撃たれたのであれば、背後からということになります。そうなると、背中側に撃たれた跡があるはずですが、倒れた様子から見ると、そういった跡はありません。

うまくよけて、当たらなかったとか。さすがにそれではつまらないので、体の正面に当たっていたのだと思います。しかし、防弾効果のあるものによって防がれた、それがこれです。

スマホにどれだけの防弾効果があるかわかりませんが、弾をよけたとするよりは、こちらのほうが面白いように思います。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】「殺人二十面相 File.09」犯人と亜良木豪は同一人物なのか?」について考察してみました。
金田一まで狙われ、犯人のやりたい放題の状況ですが、仮に金田一の推理で、犯人を特定したとしても、警察が介入できない状況の中、どうなってしまうのでしょう。銃によって皆殺しにされて終了、とはならないと思うので、メンバーの中に救世主がいるかもしれません。例えば、魚森は、実は空手の有段者で、回し蹴り一発で犯人をノックアウトしてしまうとか。

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