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金田一37歳の事件簿 考察 騒霊館殺人事件 FILE.07 解明された自然発火のトリック

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、「騒霊館殺人事件」のFILE.07についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

この金田一37歳の事件簿の考察ブログがSNSで、原作者の樹林伸先生にリツイートされました。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 60話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

庭本の部屋の状態

殺害された庭本の部屋には、工具箱と木の板が置いてあり、金田一はそのことに違和感を感じていました。

内側から板を打ち付けてくれと、言わんばかりに置いてあると言っています。おそらくこれは、そう思わせるための心理的トリックだと思われます。前回の考察でも言いましたが、気の板が打ち付けてあって、密室状態だったと思わせるためということです。おそらく、片側だけ緩く打ち付けてあって、ドアを開ければ板が簡単にはじけ飛ぶようにしてあったのでしょう。
今回は、鹿野が妙に首を突っ込んできてました。その辺は、容疑者をまんべんなく登場させるためのものだと思われ、これといって大したことは言っていないので、あまり気にする必要はないように思います。そして、久門の時同様、今回も佐熊が写真を撮りまくっていました。やはり、この写真の中に、重要な何かが写っていそうです。
私が気になったのは、部屋の中の、出入り口とは別のドアが明確に描かれていた点です。

建物の見取りや、部屋の構成がはっきりしないのでわかりずらいですが、隣の部屋と繋がっているということを示唆しているように思います。ただ、このドアを使って行き来したのでは、密室トリックでもなんでもなくなってしまいますし、金田一が全く触れていないのもおかしな感じです。とりあえず、気に留めておくといった感じです。

栗原チャールズ達郎

この、壮麗館の開発事業計画を最初に提案したのは、白鳥の上司で、部長の栗原チャールズ達郎という人物だそうです。

この人物、事件に何か関係しているんでしょうか。現段階では何とも言えませんが、わざわざ登場させるぐらいですので、何かしら関係はしてくるように思います。また、関係ないとは思いますが、名前がクリハラというのが、クロハラと似ていて気になりました。黒原といえばもう一つ、佐熊との会話で、目が開きました。

梅村も目を開くシーンがありました。単に表現の仕方の一つだと思いますが、ちょっと気になりました。

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計画と下準備

金田一は、一連の犯行が人の手によるものなら、そうとうに練られた計画と下準備が必要だと言っています。

このことから、この建物について熟知し、何度も足を運ぶ必要があったように思われます。今回の事件は、いろいろと仕掛けが多いですし、そうなると、現場で、事前に実験検証する必要があります。そういう状況から考えて、建物の関係者以外が、そのようなことを行うのは難しいように思われます。建物の関係者となると、白鳥と黒原の2人ということになります。しかし、これまでの考察の観点から、ほぼ黒原一択のような感じになってきました。

自然発火トリック

金田一の推理では、蝋燭や吊り橋に突然火が点いたのは、リチウムを使ったトリックだということです。

スマホのバッテリーに使われていて、テレビの衝撃映像番組で、ポケットに入れていたスマホが突然燃え出すというの見たことがあります。リチウムのかけらと水が接触した時に発火するという仕掛けです。前回の考察では、水を電気分解して燃焼させると推理しましたが、違っていました。まあ、やり方はいくつかあって、今回はリチウムが使われていたというだけで、ロジカルな要素はないため、これはこれでよいのではないでしょうか。金田一も手品のトリックと言っていましたが、こういった小細工的な仕掛けは、名探偵コナンの専売特許なので、金田一では、心理的なトリックに力を入れてもらえればよいと思います。吊り橋が激しく燃えたのは、周りにガソリンをまいてあったからということです。金田一が感じていた匂いは、ガソリンでした。

第7話で気になった点

今回は、あまり話に進展がなく、自然発火トリックについて明かされたぐらいでした。

最後に、金田一が、ジッチャンの名にかけてといっていたので、次回からは、金田一 推理編に突入といった感じです。

以上、「漫画、金田一37歳の事件簿、騒霊館殺人事件 FILE.07 解明された自然発火のトリック」について考察してみました。考察的には、黒原が犯人でほぼ固まってきているので、あとは、金田一がどういった状況証拠を見つけてくれるかといったところです。ちょっと、中だるみ間が出てきているので、金田一の鋭い推理に期待したいところです。

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次回の「騒霊館殺人事件」のFILE.08考察は、イブニング発売日の7/28以降になります。

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