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金田一37歳の事件簿 考察 騒霊館殺人事件 FILE.04 実は顔見知り?関係者の繋がりについて検証してみました

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、「騒霊館殺人事件」のFILE.04についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

この金田一37歳の事件簿の考察ブログがSNSで、原作者の樹林伸先生にリツイートされました。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 54、57話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

暗殺の矢

星也を死に 至らしめた小さな矢は、暗殺の矢と呼ばれる中世ルーマニアで使われた暗殺のための矢でした。ヨーロッパ家具に精通しているからか、中根沢がこのことを知っていました。

矢が置いてある台には、長さの違う矢が何本か置いてありますが、一番短いのが飛んでいったということは、軽い矢だからこそ、飛ばせる仕掛けだということだと思われます。

燃える吊り橋

電話もなく、携帯もつながらないため、金田一達は、車で警察に連絡しにいくことにします。車には全員が乗れないため、金田一と白鳥、庭本、久門の4人が行くことになります。この時の、庭本と久門の様子がちょっと気になります。

庭本が早く逃げたがるのを見て、久門が、え、何でといった感じの表情を見せます。自分だけ逃げるなんてずるい、といったとらえ方もできますが、この後の庭本の挙動を考えると、たしかにおかしな感じがします。その挙動は、おいおい話しますが、ここにきているメンバーの中には、共通の目的をもって来ている人物が何人かいそうな感じがします。そして、4人は、車のところに行くため、吊り橋を渡っていると、突然、向こう側に、火の玉状の三つの光が浮かび上がってきます。

それに気づいたのもつかの間、いきなり橋の向こう側に火がつき、吊り橋は崩れ落ちてしまいます。

4人はなんとか、建物のほうに戻り、命に別状はありませんでした。

やっぱり、吊り橋が落ちて、クローズドサークル状態になりました。お決まりの既定路線といった感じです。

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唐崎萌音の動揺

橋が落ちたことで、みんなが騒ぎ出す中、梅村は、落ち着いた様子を見せていました。

そんな梅村に対して、萌音は、やっぱりこれは呪いだと言い張ります。萌音の動揺の仕方が、普通じゃない感じでした。

金田一もその辺を感じ、誰にいっているのかと問いただします。萌音は、誰にでもなく、みんなそう思っているのではと言ってゴマがします。

庭本の心境の変化

萌音の言動について問い詰める金田一に対し、庭本は、彼女は旦那を亡くしてショックなんだし、一度館に戻って冷静になろうと言いだします。

これが、先ほど言っていた、庭本の挙動です。さっきまで、真っ先に逃げたがっていたのに、突然、館に戻って冷静になろうとか言いだすなんて、どういう心境の変化なのでしょう。いかにも、萌音の異常な動揺から目をそらさすための言動といった感じです。この時、金田一は、集まった客達には、何か 知らない因縁があるのではないかと感じ取っていました。

その時に金田一が言いかけた、さっき感じたあの匂い、あれは間違いなく、という言葉も気になります。現状考えられそうなのは、橋を燃やす仕掛けで火薬やガソリンが使われていて、その匂いが、メンバーの誰かからしたといったところでしょうか。

関係者の繋がりについて検証

金田一も気づき始めている、集まった客達の繋がりについて検証してみたいと思います。起点となるのは、唐崎 萌音です。第一話のプロローグとして描かれた、帝洋大学のオカルト研究部による壮麗館での肝試しに萌音がいたことは確実です。萌音と呼ばれてましたし。

その時に、登場した人物をかたっぱしから見ていきたいと思います。顔がはっきりと出ている人物は、全部で8人います。

この上段左から4番目の人物、庭本に似ています。髪型とまゆの感じから、おそらく庭本でしょう。

あとは、目の感じから、黒原と梅村に似ている人もいます。ただ、この人、カトちゃんと呼ばれていたし、梅村は年齢的に、世代がワンサイクル違う感じもします。

萌音を起点にした場合、あの中に星也がいたとすると、この2人のどちらかということになりそうです。あるとすれば、部長ということで、なんカットか登場している、左の男のほうかもしれません。どちらも全然にていないのですが、整形している可能性はあります。

そして、前回、星也と繋がりがあったことが判明した久門も、この時にいた可能性があります。そうなると、この4人の中の誰かですが、こちらも整形ありきだと、この人物と言い切るまでにはいたりません。こちらも、あるとすれば、萌音と会話をしている、左の女かもしれません。

整理してみますと、萌音と星也は夫婦で、星也と久門は顔見知り。そして、萌音と庭本は大学が同じで、オカルト研究部として、この壮麗館に来たことがある。どうやら、この4人は、過去に壮麗館で起こった出来事で、共通の因縁を抱えていそうです。

カトちゃんと呼ばれていた男も黒原の可能性がありますし、年齢的観点でいえば、現状なんの接点も見えていませんが、白鳥も関係している可能性があるかもしれません。現状、明確な繋がりは見えてはいないけど、繋がっている可能性がありそうな人物が怪しいという観点でとらえると、やはり黒原が怪しい感じがします。

ほかの5人については、年齢的にずれていますので、直接的な繋がりは薄そうですが、家族や友人が関係してるという可能性はあるかもしれません。

アガサクリスティーの名作で、オリエント急行 殺人事件というのがありますが、あれをモチーフにしていて、全員が最初から顔見知り だったりしたら面白いのですが、どうでしょう。

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どこからか聞こえてくる声

とりあえず、建物の中に戻ったメンバーは、不安に駆られながらも、金田一の案内で、各自の部屋に移動していきます。そんな中、どこからともなく声が聞こえてきます。どうしてあなた達がそこにいるの、どうしてあたしはずっとここにいるの、お願い、誰かあたしに気づいて、と。

どうやらメンバーには聞こえていないようなので、おそらく演出としての表現で、実際に声はしていないように思いますがどうなのでしょう。そんな感じはしますね。ただ、この壮麗館でどこかに閉じ込められて死んでいった人物がいることはたしかな感じがします。

第4話で気になった点

今回は3点です。
まずは、吊り橋の自然発火です。突然光った三つの火の玉がポイントです。あとは、橋の向こう側から燃え始めたというのも気になる点です。
次に、金田一が感じた匂いです。これは吊り橋が自然発火したことに直結しそうです。おそらく、トリックに関係してくるのでしょう。蝋燭の自然点灯やグラスの破裂、矢の自動発射にも直結してくるかもしれません。
そして、関係者の繋がりについてです。これについては、今回の検証である程度繋がりが見えてきた感じです。

以上、「漫画、金田一37歳の事件簿、騒霊館殺人事件 FILE.04 実は顔見知り?関係者の繋がりについて検証してみました」について考察してみました。前回の函館異人館と違って、早々にモブ化するキャラが存在しないため、繋がりの検証もしがいがありました。いまのところ、モブ化しつつあるのは、鹿野ですかね。

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次回の「騒霊館殺人事件」のFILE.05考察は、イブニング発売日の6/9以降になります。

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