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金田一37歳の事件簿 考察 騒霊館殺人事件 FILE.09 いまいちピンとこない矢の自動発射トリック

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、「騒霊館殺人事件」のFILE.09についてです。今回から、解決編に入っていきます。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

この金田一37歳の事件簿の考察ブログがSNSで、原作者の樹林伸先生にリツイートされました。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 62話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

もう1人のターゲット

冒頭の部分で、動機の根源となっているであろう人物、月森ちはやの声を表現しているシーンが存在しました。

まだ1人いると言っていますが、復讐のターゲットがもう1人いるということを言っているのでしょう。もう、お分かりだと思いますが、これは、萌音のことをいっているということで間違い ないでしょう。やはり、原作者的な観点から、月森ちはやの件で、加害者側からの証言をする人物として、ひとり生き残らせたといった感じでしょうか。

グラス落下のトリック

以前、中根沢が、糸を使って落とすトリックの話をしていましたが、金田一の推理では氷を使ったトリックということでした。

グラス内に斜めに氷を作って、溶けた時の重心のずれで落ちるようにテーブルのはしに置いておくというものです。

一応、金田一が、いろいろなやり方があると思うと前置きをしていますが、この方法を使ったと思われる何らかの根拠が欲しかったように思います。しかも、この方法だと、氷が溶けるまでの時間を要するので、溶ける前に誰かに見られる危険もはらんでいますし、ちょっと雑な感じのトリックのようにも思います。この辺は、名探偵コナン的な仕掛けのような感じもしました。

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矢の自動発射トリック

金田一は、みんなの前で、矢の自動発射を再現して見せました。(金田一、後ろ向きでナイスキャッチ)

そのトリックとは、次の通りです。まず、矢の前方に細いテグス糸を巻き付けます。そして、その糸を床にはわせて、扉の隙間に通します。

テグス糸の先には、砂袋の重りをつけておいて、それを投げつけることによって矢を引っ張るというものです。

しかし、いまいちピンときませんが、本当にそんな方法で、確実に人に刺すことができるのでしょうか。実際に試してみたわけではないのでわかりませんが、気になる点が2点存在します。
1つは、糸を床に這わせている点です。

この状態だと、よっぽどの速さで砂袋を投げないと、矢は下方向に飛んでいくような気がします。メージ的にも、手で引っ張ったら、矢は確実に下に落ちそうです。相当な速さで引っ張らない限り、空中をまっすぐ飛ぶことはないように思います。
もう1つは、矢と扉を結ぶラインと、星也の立ち位置の関係です。

これは、上から見た絵ですが、星也が1か3の位置にいた場合、矢と扉のライン上にいないため、矢が刺さることはほぼないと思われます。2の位置にいた場合、矢と扉のライン上に存在することとなりますが、そうなると、糸を踏んづけてしまったり、引っ張る時に糸が星也にあたり、飛ぶ方向がくるってしまう可能性が高そうです。そうなると、糸が体を貫通しない限り、矢がまっすぐ星也めがけて飛んでいくことは、ほぼないように思われますが、現実的に貫通することなどありえません。
みなさんは、このトリック、シックリきましたでしょうか。個人的には、いまいちピンとこないトリックだったように思います。

漆喰の壁の屑

廊下に落ちていた、漆喰の壁の屑は、この砂袋を投げた時に、壁に当たって剥がれ落ちたものということでした。

つまり、まっすぐ投げられなかったということです。この辺も矛盾のひとつで、先ほど言ったように、よっぽどの速さで砂袋を投げないと矢はまっすぐ飛ばないのに、壁に当たって減速させているようでは、もう、矢がどこに飛ぶかわからない状態だったように思います。しかも、人が寄り掛かった程度でも、漆喰の壁の屑は落ちるような状態だったと思われるのに、砂袋が当たったからだと言い切っている金田一も、なんか短絡的な感じがします。
今回の金田一は、考えて推理をするというよりも、初めから知っていたかのように、ポンポン答えが出てきている感じがします。その辺の感じも、名探偵コナン的な感じがしてしまうのは私だけでしょうか。

容疑者は4人に絞られた

トリックにはいろいろ引っ掛かる点がありますが、とりあえず、その時ダイニングにいた、梅村、萌音、中根沢、佐熊は、容疑者から除外されました。


そして、鹿野、花塚、白鳥、黒原の4人の中に犯人がいることとなります。

ただ、このトリックが扉の向こうから糸で矢を引いていたということになると、もう、犯人は決まっちゃいました。この時、廊下から扉を開けて入ってきたのは、白鳥なので、犯人は白鳥確定です。

前回の最終結論で、黒原犯人と結論付けましたが、みごとにはずれてしまったようです。残念です。しかし、白鳥は、ターゲットが外に出てくるのを、ひたすら廊下で待っていたのでしょうか。他の人が先に出てきてしまったり、誰かが糸につまずいてしまったりと、想定される非常事態がいくつもある中、かなりリスキーな計画だったように思います。
終盤にきて、ちょっと綿密さが欠けているような感じがして、残念に思います。

以上、「漫画、金田一37歳の事件簿、騒霊館殺人事件 FILE.09 いまいちピンとこない矢の自動発射トリック」について考察してみました。犯人もほぼ確定し、あとは、動機の点と、第2第3の事件のトリック解明が残されたといった感じです。これらのトリックは、矢の自動発射トリックと違って、すっきり納得のいくトリックであることを願いたいです。

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次回の「騒霊館殺人事件」のFILE.10考察は、イブニング発売日の8/25以降になります。

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