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漫画【金田一37歳の事件簿】考察「怒りの狼、人狼ゲーム事件 File.1-2」名刺交換に張られた3つの伏線

コミックDaysで連載中の漫画、金田37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「怒りの狼、人狼ゲーム事件」のFile.1-2についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 コミックDays 金田一37歳の事件簿 File97~98より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

名刺交換に張られた3つの伏線

金田一37歳の新シリーズが、約1年ぶりにスタートしました。今回は、雪山のクローズドサークルでの人狼ゲームということですが、電脳山荘を思い起こさせます。

電脳山荘は、以前、個人的に、ツイッター上で企画した、金田一総選挙で、ダントツの1位を獲得したエピソードです。もしかしたら、制作側がそれを見ていて、今回のシリーズの参考にしたのかもしれません。その辺は定かではありませんが、まだ事件が起きていない段階なので、気になった点や、今後に影響してきそうな点について触れていきたいと思います。
今回、人狼ゲームを行うメンバーとして集められたのが、9名。一同が、長野の飯山駅で待ち合わせをするのですが、最初に気になったのが、名刺交換です。

金田一が、全員と名刺交換するシーンが描かれていました。過去のシリーズでも、金田一の仕事上、何人かと名刺交換するシーンは描かれてきましたが、登場人物全員と行うというのは、初めてです。そうなると、ここに、何かしらの伏線が張られている可能性がありそうです。
ポイントとして押さえて おきたい点は3つです。
1つ目は、名刺を渡さなかった人物です。ウィーチューバーの峰雪と、不動産会社役員の竜門の2人が、名刺を渡しませんでした。

このことから考えられそうなのが、「なりすまし」です。
本人じゃないから、急な名刺交換に対応できなかったということです。峰雪に関しては、今回の企画を依頼した会社がマネジメントをしているウィーチューバーだと思います。そうなると、ネットで顔が知れているため、その可能性はなさそうです。竜門のほうは、「なりすまし」の可能性があるので、要警戒と言ったところです。
2つ目は、名刺を渡す手です。残りの7人は、しっかり名刺交換をしていますが、1人だけ、左手で渡している人物がいます。音楽家の冬城です。

電子タバコも左手で持っている点から、左利きであることは間違いないでしょう。

他の6人は、右手で名刺を渡しているので、右利きと判断します。
名刺を渡さなかった2人はどうでしょう。竜門は、金田一に貰った名刺を右手で握り潰していたので、右利きでしょう。

峰雪については、決め手となるような動作が存在しませんでしたが、カバンを右肩にかけている点から、右利きの可能性が高いです。

そうなると、唯一の左利き、冬城は要警戒です。
3つ目は、名刺の文字表記です。これに関しては、どう関係してくるかもわかりませんが、縦表記の人物と、横表記の人物が存在します。
縦表記が、ネットアイドルの葉桐、IT起業家の鬼屋敷、ホテル経営者の鹿打の3人。

横表記が、アンチエイジング医師の咲間、ゲームプロデューサーの氷高、ミステリーウェブ作家の池神、そして、音楽家の冬城の4人です。

わざわざ読者に、全員の名刺のデザインを見せている点から、名刺の表記に、何かしらの伏線が張られている可能性がありそうです。

人狼ゲーム開幕

今回行われる人狼ゲームの最大の特徴は、それぞれが、どのキャラを演じているのかわからないという点です。一応、男性と女性の区別はされているようですが、その辺も含め、まずは、各キャラの整理をしてみたいと思います。
キャラAがアラン、キャラBがベン、この2人は男性です。

アランは、金田一に、人狼ではないかと疑われていました。

アランは、カードを引くとき、1人だけ、左手で引いていました。

このことから、左利きがほぼ確定している、冬城の可能性が高いです。

ベンは、言葉尻が、「ですねえ」となっていることから、鹿打の可能性が高いです。

次に、キャラCがキャシーですが、こちらは女性ということになります。

女性は3人いますが、こちらも言葉尻から、咲間か池神のどちらかでしょう。「ですよね~」の、最後のにょろにょろが、この2人の登場時にも使われていました。

何となくですが、喋りのテンション的に、咲間のような感じがします。
キャラDがディックで男性、キャラEがエリスで女性、この2人に関しては、これといった特徴は見出せませんでした。

ちなみに、エリスは、ギリシャ神話の女神の名前でもあります。
キャラFがフランクで男性ですが、こちらも、言葉尻が、「あります」ではなく、「ある」と言っている点から、竜門の可能性が高いです。竜門は、丁寧語を使っていませんでしたからね。

キャラGがゴードンで男性ですが、カードを見た時に、「なるほど」と言っているあたり、ちょっと得体が知れません。

キャラHがヘンリーで男性ですが、こちらは、ゲームマスターという、特殊な役回りになっています。

あまり、人狼ゲームについて詳しく ないのですが、ゲームマスターは、村人でも人狼でもない立ち位置ということでよいのでしょうか。全員のカードを見て回っている点から、完全に、進行役に徹する役回りということなのでしょう。そういう意味からすると、全ての状況を把握できるという点から、ヘンリーが、「怒りの狼」という可能性が出てきます。
手だけでわかりませんでしたが、ヘンリーがカードを引いたのは、最後に引いた3人のうちの誰かだと思いますが、意図的にゲームマスターを引くことは出来るのでしょうか。

それは可能です。と言うか、ゲームマスターであることは、自己申告制なので、何のカードを引いていようが、自分がゲームマスターだと申告すればよいだけです。

そうなると、最初からゲームマスターのカードなんか存在していなかったことになります。ただ、あくまでも、ヘンリーが怒りの狼だった場合の話で、そのことを裏付ける根拠は、現段階では何もありません。ちなみに、ヘンリーの言動からは、誰が演じているのかという気づきは得られませんでした。
最後に、キャラIがイザベルで女性ですが、「丁々発止ってカンジ」といった言葉遣いから、葉桐が該当しそうな感じがします。

一通りのキャラについて触れたので、人物と結び付けて整理してみます。
まず、左利きという観点から、アランが冬城ということになります。

そして、言葉の特徴から、ベンが鹿打、キャシーが咲間、フランクが竜門、イザベルが葉桐、この4人が埋まります。

女性という観点から、自動的に、エリスが池神ということになります。

問題は、残りの3人ですが、後ほど触れますが、ヘンリーは、峰雪だと思っています。

ディックとゴードンについては、これといった決め手がないので、とりあえず、ディックが鬼屋敷、ゴードンが氷高と割り振っておきます。

一応これで、全員のキャラと人物を結び付けることが出来ましたが、「怒りの狼」は、一体誰なのでしょう。
犯人は、犯行を計画するにあたって、今回行われる、人狼ゲームの特殊ルールを、事前に把握しておく必要があるように思います。そういう意味では、今回の企画を依頼した会社の関係者である峰雪であれば、その辺の事情を事前に把握しておくことができます。

もう1つ 重要なのは、実際のゲームの中で、自分が主導権を握ることです。ゲームマスターという立場であれば、そういったことも可能になってきます。

これらの観点から、ヘンリーと峰雪が繋がることで、「怒りの狼」である可能性が見えてきます。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】考察「怒りの狼、人狼ゲーム事件 File.1-2」名刺交換に張られた3つの伏線」について考察してみました。
各キャラが誰だかわからない点、ゲームと犯行がどのように交差していくのかという点、とても期待できそうな感じがします。いまのところ、先が読めない感じがします。
ウェブ漫画と、限定的にはなりましたが、引き続き、考察を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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