昭和・平成【隠れた名作ドラマ】と題して、1987年に、TBS系列で放送されていたドラマ、スタンド バイミー ~気まぐれ白書~について、紹介してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
スタンド バイミー ~気まぐれ白書~
このドラマが放送されたのは、今から、34年前、昭和で言うと、62年になります。当時は、TBSの、金曜21時といえば、ドラマ枠として定着していました。
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ドラマの概要としては、志穂美悦子さん演じる、倉田利子と、利子が営む児童保護施設にやってきた、1人の少女との葛藤をえがいたドラマです。ここでいう、児童保護施設とは、親が仕事の都合などで、数日、家をあけなければいけない時に、子供を預かる、ちょっとしたホームステイ施設のようなものです。そこにやってくる、1人の少女というのが、小川範子さん演じる、上田伸恵です。
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伸恵の家庭は、両親が別居中のうえ、父親は、家に愛人を連れ込んでいるという始末で、居場所を失った伸恵は、自ら家を出て、この施設にやってくるというのが、ドラマのはじまりです。
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このような家庭環境ですし、中学1年生で、思春期ということも相まって、「人間不信」、「わがまま」、「なまいき」、「うそつき」と、いろいろと問題を起こしまくります。はたから見れば、ただのウザガキなのですが、要所で見せる、さびしさや、本当の気持ちが、視聴者の心をひきつけました。
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その辺りは、小川範子さんの演技力のたまものといった感じです。
一方、施設を営む、利子は、姉御肌といった感じの女性で、伸恵とは、常に衝突しあいますが、次第に、伸恵は心を開いていきます。
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中立的な立場で、いつも、2人の間に割って入ってくれる、伊東四朗さん演じる、桃山音次も、いい感じでした。音次は、元料理人で、食事の準備などを担当しており、施設のお父さん的立場の存在で、良さを出していました。
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このドラマの名作たる所以は、やはり、伸恵に対する、切ない気持ちです。先ほども言いましたが、小川範子さんの演技が、伸恵の気持ちを表現しきっているので、視聴者には、伝わりすぎるほど伝わってきます。
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私が好きだったのは、途中、小学生の男の子が、同じように施設に預けられるのですが、その子と、伸恵のやり取りは、とても感動的でした。最後の、別れのシーンとか、泣けてきます。
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さらに、印象的だったのが、城之内ミサさんが歌う主題歌です。城之内さんの、せつないメロディーが、ドラマの中でも挿入され、感動を増幅させていました。
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そんな、スタンドバイミー ~気まぐれ白書~ですが、実は、全5話と、短い期間で、放送が終了してしまいました。当時、途中で打ち切りになったといううわさも流れました。ただ、視聴率は、平均25%越えと、人気のドラマでしたし、8月末から放送開始だったので、もともと、そういう予定だったのだと思います。つなぎのつもりでやったドラマが、予想外にヒットしたといった感じでしょうか。1年後に、パートⅡが放送されているので、おそらく、そんな感じだと思います。
ちなみに、タイトルは、スタンドバイミーⅡ ~気まぐれ天使~です。続編ではなく、同じような設定で、志穂美悦子さん的役を、安田成美さんが、小川範子さん的役を、高橋かおりさんが演じたドラマでした。
残念ながら、スタンドバイミー ~気まぐれ白書~は、メディア化されていないのですが、ここだけの話、あるユーチューバーが、アップしているので、興味のある方は、検索していただければと思います。1話の前半は、どたばたした感じですが、後半から盛り上がってきますので、依然見ていた方も、見たことない方も、感想コメントいただけると嬉しいです。
以上、「昭和・平成【隠れた名作ドラマ】スタンド バイミー ~気まぐれ白書~」について紹介してみました。
ちなみに、主演2人の現在の姿が、こちらになります。
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志穂美さんは65歳、小川さんは47歳になられています。
今後、他にも、数十年前の、名作ドラマ、特に、メディア化されていない、隠れた名作について、紹介していきたいと思います。