ドラマ考察

【ドラマ】「マイファミリー」第3話考察 黄色いカエルの行動の謎、そして、名前が酷似する2人の関係性

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、マイファミリーの第3話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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Contents

誘拐事件終結

今回で、鳴沢家の誘拐事件は、一応、終結する形となりました。娘の友果が無事戻ってきたので、鳴沢家としてはOKといった感じでしょうか。

しかし、いくつかの問題を残してしまったというのも事実です。
まず1つは、5億円を犯人に渡してしまったという点です。温人は、5億円を用意し、それを犯人に渡すことで、娘の友果は、無事に帰ってきました。このことで、2つの既成事実が成立します。

1つ目は、温人なら、5億円が用意できるということ。2つ目は、身代金を渡せば、無事に人質が帰ってくるということです。この2つの既成事実が、後々、大きな影響を及ぼすように思います。
それについては後ほど触れるとして、もうひとつの大きな問題は、警察を介入させずに、誘拐事件を終結させてしまった点です。

そのことについては、葛城も、「きっと後悔する」と言っていました。犯人が、まだどこかに存在する、つまり、再び事件が起こることを示唆しているのだと思います。
残された問題としては、大きくこの2つですが、もう1つ、あとあと影響を及ぼしそうなことがあります。それは、藤堂と三輪に借りを作ってしまったことです。

三輪に関しては、最初は協力を拒んでいました。最終的には、2人の友情も相まって、友果を取り戻すことが出来ましたが、今後、それぞれの立ち位置が変化したら、どうなるでしょう。今後の展開も含め、その点について、触れてみたいと思います。

今度は三輪の娘が誘拐される

どうやら、第4話以降は、誘拐事件が終結してから、1年後の話のようです。第3話の最後から、温人の身に、また何か起こるような感じです。

おそらく、あの誘拐犯が、再び動き出すのだと思います。ただ、また、友果が誘拐されるのではなく、今回は、三輪の娘が誘拐されるのではないでしょうか。

三輪の娘がいることは、第1話で服を買っていた点からも明らかですし、その可能性はありそうです。そうなった場合、これが、先ほど言った、それぞれの立ち位置の変化になります。娘を誘拐されたのが、温人から三輪に変わり、協力するのが、三輪から温人に変わるということです。
温人からすれば、自分の時に、散々協力してくれた三輪のために、いやでも協力せざる負えない 状況になります。

そして、三輪からすれば、温人に一番協力してほしいことは、身代金の工面ではないでしょうか。犯人が、また5億円を要求してきたとして、温人とは違って、三輪にそれほどの資金力があるようには思えません。もしかしたら、犯人が、温人に用意させろと要求してくるかもしれません。


そうなった時に、温人が、友果の誘拐事件の時に残してしまった問題が、大きくのしかかってきます。自分なら、身代金を工面できるが、友達とはいえ、他人のためにそこまでする必要があるのか。しかし、自分の時同様、身代金を渡せば、人質は無事に帰ってくる保証があるのに、それを拒むのは、見殺しにするのと同じではないか。さらに、警察の介入を拒んだことからも、今回は警察に頼れと言うわけにもいかない。
温人は、そういったジレンマや葛藤に、追い込まれていくのではないでしょうか。

もし、そういった展開になったとして、藤堂の立ち位置は変わらないように思います。そこがポイントのように思います。

一難去った後、再び温人が追い込まれ、苦しむことになる。これが、犯人の真の目的なのではないでしょうか。それと同時に、警察への復讐を果たすことも目的だったように思います。具体的な動機まではわかりませんが、藤堂の立ち位置や、他の人物との距離感が、真犯人であることを物語っているように思います。第1話の段階では、家族の絆修復請負人といった考察もしましたが、どうやら、そういったものではなさそうです。

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藤堂が真犯人の可能性

先ほど、藤堂の立ち位置や、他の人物との距離感と言いましたが、一番顕著なのは、警察との距離感です。

警察が撤収し、藤堂が介入してからは、つかずはなれずといった距離感で、事件が推移していきました。結果的には、警察の失態を世間にさらけ出すと同時に、温人が、警察の介入なしで事件を終結させたことになりました。

犯人のいる家に、温人と一緒に向かったのも、藤堂でした。
もし、三輪の娘が誘拐されたら、友人2人の娘が誘拐され、尚且つ、自分は同じ立ち位置でいられる藤堂が、真犯人である可能性がかなり高くなるように思います。そうなると、友果といっしょにいた人物は、共犯者ということになります。そこに関しては、別の観点から考察してみたいと思います。

リビットウォーカーのゲーム性

今回の誘拐事件には、リビットウォーカーのゲーム性が、いくつか関わってきました。
アカウントのすれ違い機能から、犯人の位置を特定したのは、なかなか面白かったです。第1話で、温人がゲームをしている時に、この、すれ違いが発生していましたが、今回の伏線だったのかもしれません。あるいは、逆に、今回の件が、第1話の事象の伏線とも考えられます。
このゲームに出てくるカエルは、各登場人物とリンク付けがされています。

緑色が温人、水色が未知留、黄色が藤堂、グレーが三輪、紫が未知留父、オレンジが温人母、ピンクが友果です。これらのキャラが、身代金受け渡しの経緯を、ゲームの中で展開していましたが、実は、それ以外の所で登場していたキャラが、一匹だけ存在していました。それが、先ほど言った、第1話で温人がゲームをしている時です。この時にすれ違ったカエルが、黄色い色をしていました。

東海4というアカウントでしたが、もしかして、これは藤堂だったのでしょうか?

おそらく、あの時間帯は、友果がさらわれた時間帯だと思います。

友果をさらい、車で移動していた藤堂が、ちょうどあの時、温人の会社の横を通ったのではないでしょうか。もしかしたら、後々このことが、藤堂のアリバイを崩す決め手になるかもしれません。

もう1つ、リビットウォーカーのゲーム性で、触れておかなければいけないのが、アカウント名です。今回、犯人がつけたアカウント名は、haruto1212でした。このアカウント名、実は、第1話の最後で、阿久津がゲーム内で使用していたアカウントでした。

ということは、阿久津が犯人なのでしょうか。さすがにそれは、直結過ぎるのでないと思います。第3話でも、阿久津は同じようにゲームをしているのですが、そこでは、アカウント名が、akutsu01となっています。第1話でのアカウントとは、別物でしょうか。いえ、同じものです。その根拠は、キャラのレベルです。阿久津のキャラは、アカウント名は違いますが、どちらもレベル43でした。犯人が使用している、haruto1212は、新規で作ったものなので、レベルは1でした。
これらのことから考えられるのは、阿久津が使っていたアカウント名、haruto1212は、いつの間にかakutsu01に書き換えられ、新たにharuto1212が作成されたということです。そんなことが出来るのは、ゲームのシステムに精通している人物に限られてきます。それは、プログラマーの鈴間亜矢です。

わざわざそんなことをした理由は、後々、阿久津を嵌めるためか、あるいは、温人へのメッセージかもしれません。温人も同じアカウントを使っており、数字の部分が、結婚記念日の、10月1日になっています。このことから、12月12日に何か意味があるのかもしれません。
ということは、藤堂の共犯が鈴間だということでしょうか。現段階では、まったく繋がりは見えていませんが、おそらく、藤堂の妻、亜希と鈴間は、姉妹ではないでしょうか。

その可能性を感じさせるのが、名前です。「亜矢」と「亜希」、ともに同じ「亜」という漢字が使われています。さらに、メタ的な観点になりますが、相関図上には、このような線を入れやすいようなスペースがあいています。

今思い返してみると、アカウントのすれ違い情報を、社員みんなで調べている時に、鈴間の姿は存在しませんでした。プログラマーの見地から、有意義な情報を得られる存在でありながら、あの場にいないというのは不自然です。それはつまり、友果と一緒に、あの山中の小屋にいて、身代金 受け渡しの指示を出していたからではないでしょうか。

以上、「【ドラマ】「マイファミリー」第3話考察 黄色いカエルの行動の謎、そして、名前が酷似する2人の関係性」について、考察してみました。
プログラマーなのに、位置情報から居場所を突き止められてしまうのはどうかと思いますが、とりあえず、考察では、その辺のことはオミットしました。もしかしたら、見つかることまで計算に入れた計画だったのかもしれません。

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