テセウスの船

ドラマ「テセウスの船」考察 制作側は澤部でウケ狙いしか頭になかったのか?

TBSで日曜21時から放送されているドラマ、テセウスの船について、最終回の振り返りドラマの総括をしてみたいと思います。

スポンサーリンク

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

あっさり罪を認める文吾

文吾は、犯人から送られてきた本に秘められた、暗号脅迫文によって、あっさり罪を認めます。とりあえず、警察に見せればよいのにと思いましたが、よっぽど犯人に家族が狙われるのが怖かったのでしょうか。

早すぎるタイムカプセルの開封

心は、文吾が書いてタイムカプセルに入れた手紙にヒントがあるかもしれないと言い出します。そして、タイムカプセルを掘り起こし、家族の前で読み始めます。おそらく、家族の絆を象徴したかったのだと思いますが、ここでは手紙に頼らず、鈴同様、和子も文吾を信じてあげたほうがよかったように思います。この手紙に、文吾が犯人でない証拠が隠されているのなら、ここで開封することに意味があります。しかし、そうでなかったのなら、30年後に開封され、あの時はあんなことがあったと振り返りつつエンディングを迎える方がよかった気がします。タイムカプセルとはそういうものですし、実際のエンディングから考えても、つくづくそう思います。

スポンサーリンク

みきおと心の会話

みきおは、心と対峙し、これまでのことを話し始めます。みきおの目的は、鈴を守る正義の味方であり続けるということでした。そのためには、文吾が邪魔だったので、一連の事件をおこしたということです。千夏、明音、義男の殺害は認めました。しかし、金丸については、ここでは触れていませんでした。この、みきおがいままでにやってきた行動について明らかにするというシーンは、最終回のひとつの山であり、詳細に語られるべき部分です。しかし、本編では、たった2分という短い時間に短縮されて、ほとんど詳細が語られずに終わってしまいました。そして、この部分を詳細に語った話は、パラビで公開されるというありさまです。実際に見てみましたが、15分ほどの時間をかけて、詳細が語られていました。これを本編でやらずに、詳細はパラビでといったやり口は、Hulu商法と同じで、とても嫌気がさしました。特に、本編で金丸無視は、視聴者をバカにしてるとしか思えない扱いです。

あっさり釈放される文吾

みきおのきまぐれで自供録音を手に入れることが出来た文吾はあっさり釈放されます。みきおの行動的には、鈴を独り占めするために、せっかく文吾を陥れることが出来たのに、鈴が喜ぶからやっぱり文吾を助けるということでした。この行動については、いまいちピンときませんでした。

さつきは昔、子供を下ろしていた

さつきは、高校一年の時に妊娠していたことがわかりました。当時、中学の担任だった石坂に相談をしましたが、世間体を考え、子供を下ろしていましたさつきが子供に執着心があることに対する裏付けエピソードでしたが、石坂の強引な語りで、むりやりねじ込んだ感がいなめませんでした。

スポンサーリンク

石坂の家族事情

石坂は、文吾と 心を見ているうちに、親子について考え直しはじめていました。そして、疎遠になっていた息子に会いにいってました。この時点で、石坂犯人説は、みごとに崩れ去りました。ただ、石坂にここまで息子と孫について語らせるのなら、それを動機付けにして犯人とするのもおもしろかったと思います。ちなみに、みきおの供述より、30秒も長く時間をとっていました。

犯人は正志

みきおの共犯として動いていた人物は、正志だということがわかりました。動機は、音臼村祭りで誤って毒キノコを入れてしまった母を、文吾が犯罪者扱いして逮捕したことで家族が崩壊したことへの恨みでした。しかし、これは正志の勘違いで、父親の義男がいろいろと動いたせいでこじれたことが原因で、文吾への完全な逆恨みでした。文吾の、家族を大事にしろという一言がトリガーとなったということが、12年という歳月のいまさら感を打ち消していてよかったように思います。ただ、同じ地獄を見せてやると言いながら、すべてみきお任せで、自分では何もやっていない点についてはいかがなものでしょう。これが、知能犯として、みきおを操っていたということならすごいのですが、何もせず便乗していただけという感じがいなめませんでした。しかも、みきおに意味なく義男を殺されているのに、それについては、まったく触れていないのも変な感じがしました。

心が刺される必要性

心と文吾と正志が、もみ合っているうちに、ナイフが心に刺さります。刺さった位置がかなりやばそうなので、死んでいるように思いますがどうなのでしょう。ただ、死んでいた場合、和子のおなかの中の子は消滅するはずなので、30年後に生存しているということは、生きていたということなのでしょうか。生きているのであれば、わざわざ刺される必要性がないように思います。むしろ、和子や鈴には何も言わずに現代に帰っていくが、消えていくときに陰から文吾だけが見守っているというシーンを入れた方が、きれいな形のような気がします。

エンディングでウケ狙いか

エンディングでは、それぞれの現代での様子が描かれました。

みきおは、普通に生活していましたが、少年Aとして罪を償ったのでしょうか正志はどうなったのでしょうか。こういう、視聴者が想像してください的な終わり方は、制作側の手抜き感が伝わってきてあまり好きではありません。そして、佐野家の面々が集まっていましたが、ドラマの最後の最後のシーンがこれです。

制作側は、そこまでして最後にウケを狙いたかったのでしょうか。文吾の語りから、心と由紀のカットで終わった方がよかった気がします。

ドラマの総括

考察と言う観点では、それを意識したつくりとなっていて大変楽しめたドラマだったと思います。ただ、そういう作りにしすぎると、最終回で回収しきれないというツケがまわってきてしまうというのは、あなたの番ですと同様でした。そして、みきおの行動の詳細はパラビで、という商法はとても遺憾でした。この部分を本編にちゃんといれるという作り方はできないのでしょうか。いろいろと大人の事情があるとか。

キャスティングやキャラの扱いに関しては、おおむねよかったと思いますが、金丸無視問題はかなりまずかったように思います。なぜあそこまで全く触れなかったのでしょうか。なにかお金にからむ裏の事情があったとか。せいやに犯人役は、かなり問題があるかと思いましたが、正志の動機の浅さや、ただの便乗犯だったことからキャラが軽くなり、結果的にはせいやでも許せる範囲に落ち着いた気がします。個人的には、もっと深みのある動機や行動で、犯人キャラを際立たせてほしかったところです。ストーリー全体としては、やはりオリジナルの部分がいまいちだった感じがするので、原作通りで終わらせていた方がよかったのかもしれません。このあと、原作漫画を読んでみたいと思います。

以上、「ドラマ「テセウスの船」考察 制作側は澤部でウケ狙いしか頭になかったのか?」について考察してみました。独創的観点をモットーとしているので、考察では外すことが多いのですが、このドラマでも、犯人を外してしまいました。ただ、当たることよりも、楽しく考察できることが目的なので、そういう意味ではよかったと思います。パラビで公開された、みきおの行動の詳細についても、投稿予定なので、よろしければそちらもご覧くださいこれまでご覧くださった皆さん、ありがとうございました。今後も新しいドラマの考察をしていきます。

四月からも新ドラマの考察などを投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です