テセウスの船

ドラマ「テセウスの船」考察 みきおを操っている本当の黒幕はこの中にいる

TBSで日曜21時から放送されているドラマ、テセウスの船について、本当の黒幕の存在についてと、第6話で気になった点について考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

翼の死の真相

紀子の証言によって、翼の死の真相が明らかになりました。翼は、ある人物に青酸カリを用意するように頼まれたということでした。そのため、紀子が工場から青酸カリを盗んで、翼に渡したということです。翼は、ある人物の指示で、あかねを監禁しますが、殺害することまではできませんでした。指示に従えなかった翼は、精神的に追い込まれて自殺したということです。やはり翼は、黒幕の指示で動いていただけということですが、この時点で黒幕から除外できそうな人物がいます。

それは、さつきです。その根拠は、もし、さつきが黒幕だとしたら、翼に青酸カリの入手を頼む必要がないからです。工場で働く紀子が青酸カリを盗めるくらいなら、工場の娘であるさつきなら容易に盗み出すことができるからです。

木村さつき殺害

心がさつきの病室を訪れると、さつきは何者かによって殺害されていました。死因は、第5話の最後で登場した男が持ってきたオレンジジュースに毒が入っており、それを飲んだことによります。病院の防犯カメラに映っていた、小柄で小太りで眼鏡をかけている男を捜した結果、田中正志を見つけ出します。

ここで気になったのは、さつきと正志の関係です。水差しに入ったオレンジジュースをいきなり病室に持ってこられて、それを素直に飲むということは、よっぽど親しい関係なのだと思われます。そういった観点から、最初は、みきおが持ってきたのかと思いました。しかし、正志が持ってきたということは、事件の秘密を共有するような深い関係にあったということなのでしょうか。あるいは、正志がつながっていたのはみきおで、みきおの命令で、さつきが寝ている間に、オレンジジュースを置いていったのかもしれません。さつきは、みきおが持ってきたものと思い、そのまま飲んでしまった。さつきを殺害した理由は、おそらく、鈴の紀子殺害容疑をとくため、あるいは鈴に罪をきせたさつきへの怒りからだと思われます。

そう考えると、やはりみきおが正志を利用して、さつきを殺害したという可能性が高そうです。

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田中正志殺害

心が正志の部屋を訪れると、ここでもいきなり、正志が何者かによって殺害されていました。

こうなってくると、さつき殺害で正志を利用したと思われるみきおが、やった可能性が高くなってきます。ただ、なぜ首を絞めて殺しているのでしょう。すべてを正志のせいにするのであれば、自殺に見せる必要があったのではないかと思いました。心がやったと思わせて逮捕させるためということでしょうか。

ここで気になったのは、なぜ、正志がさつき殺害に関与していたのかという点です。いきなり死んでいたため、その辺の経緯はわからずじまいの状態でした。無差別殺人に関与していたという伏線であれば、今後、その辺が明らかになるのかもしれません。

みきおの正体が明らかになる

ついに、みきおが、心の前で正体を明らかにしました。やはり、みきおは、音臼小無差別殺人に関与していました。歴史に残る完全犯罪をやり遂げたと言っていますが、おそらく、みきおの単独犯行ではなく、後ろで操っている黒幕がいるでしょう。その理由としては、まず、みきおがまだ11歳の子供だったということ。そして、もう一つは、犯行のずさんさです。さつきと正志の殺害は、みきおが主導でやったものだと思われますが、犯行に計画性がなく、あまりにもずさんな感じです。警察が本気で調べれば、すぐにみきおにたどりつけるでしょう。しかし、音臼小無差別殺人は、みきおも完全犯罪といっているように、綿密に計画が練られた犯行です。こういった観点から、頭のいい人物が裏で糸を引いており、みきおは利用されただけだという可能性が高いと思われます。

そして、心とのやり取りの中で、みきおの挙動で気になった点が2つあります。
1つ目は、「もう一回タイムスリップして」、という言葉です。みきおは、心がタイムスリップをしていたことを知っていました。これは、単に、31年前の時点で、すでに感づいていたということでしょうか。それとも、みきお自身がタイムスリップに関係しているということでしょうか。
2つ目は、ボイスレコーダーを取り上げずに立ち去ったことです。証拠を残したまま、立ち去ってしまっては、自分が逮捕されてしまうのになぜそのような行動をとったのでしょうか。ちょっと考えすぎかもしれませんが、みきおは、心にもう一度過去に戻ってもらい、音臼小無差別殺人を阻止してほしかったのではないでしょうか。そのために、心が音臼小跡地に来るように誘導し、みきおがタイムスリップを操作して、心を過去にもどしたのかもしれません。

みきおを操っていた黒幕

ここまでの考察から、小学生のみきおを操っていた、黒幕が存在する可能性が高くなりました。では、いったい誰が黒幕なのでしょうか。まず、黒幕の犯人像としては、計画的で頭のいい人物だということです。そして、子供のみきおを操っていることから、人を指揮したり操作したりすることができる人物です。これらの観点から、現代のみきおが黒幕で、過去に戻って子供の時分を操っていたという可能性は低そうです。

前の章でも言いましたが、現代でのみきおの犯行は、ずさんで計画性がなく、黒幕の犯人像とは合致しません。黒幕についてもう一つ思ったことは、現代ではすでに存在していない人物のような感じがしたということです。現代で、みきおやさつきが、黒幕らしき人物と接触していた様子はありませんでしたし、そういった人物の存在は皆無でした。つまり、黒幕は現代では、すでに死亡している人物のように思われます。頭がよく、人を指揮することができ、事件があった当時すでに高齢だった人物となると一人しか存在しません。音臼小学校校長、石坂秀夫です。

石坂については、以前の考察で、デッサン人形の観点から、みきおとは美術関連でつながりがあるのではと考察しました。あの不気味な絵も、石坂の影響かもしれません。

みきおにとっては、さつきよりも石坂の方が近しい人物だった可能性があります。校長と教師という関係から、さつきを巻き込んで、みきおを養子にさせるといったことも容易にできたのかもしれません。もう一人可能性がある人物がです。しかし、鈴は、黒幕の犯人像に合致しないことや、父親を犯人にしてまで犯行を計画する意味がわからないため、現段階では可能性は低そうです。ただ、みきおが事件に関与していることを感づいていたということはあるかもしれません。

以上、「ドラマ「テセウスの船」考察 みきおを操っている本当の黒幕はこの中にいる」について考察してみました。まさか、みきおが自白する展開になるとは思っていませんでした。ただ、みきおは中ボスということで、ラスボスが別にいることは明白のようです。しかも、ドラマはまだ中盤を越えたところなので、このまますぐに中ボスからラスボスにつながるという展開にはならない感じがします。まだまだ、二転三転する展開を期待します。

最後に、ストーリーとは関係ありませんが、心がずっと左手に指輪をしたままなのに、由紀がまったく触れないのが気になりました。心がわざわざ指輪をなくしたエピソードまで登場させたのに、まったく気にするそぶりがない由紀。指輪の刻印を見せられて「ようやく気づくんかい」と思ってしまいました。

他にも、ドラマ「10の秘密」、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、「知らなくていいコト」についても考察をおこなっていますので、そちらともども、よろしくお願いします。

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