テセウスの船

ドラマ「テセウスの船」考察 みきおの語りで綴られる音臼小無差別殺人計画

TBSで日曜21時から放送されていたドラマ、テセウスの船について、Paraviで公開された、みきお目線で綴った、音臼小無差別殺人計画の詳細について見ていきたいと思います。

※これからパラビで見る予定の人はネタバレの内容になりますので、ご注意ください。

スポンサーリンク

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

計画の始まり

計画の始まりとなった日にちは、昭和63年12月5日です。その時みきおは、ワープロでこのような文章を打っています。

今日もあいつらは汚い手で僕を叩いてきた。
低脳な奴らの相手をするのは疲れる。
みんないなくなればいいのに

みきおが、学校でいじめを受けていることを綴った文章です。おそらく、みきおがワープロで文章を残したのは、これが最初だったのでしょう。

そして、昭和63年12月7日。みきおに運命の日が訪れます。鈴が、いじめられているみきおを助けた日です。

本編でも登場したシーンですが、この時にみきおは、このような文章を残しています。

正義の味方が現れた。
これからは僕が鈴ちゃんを守ってあげたい。
僕が鈴ちゃんの正義の味方になりたい

鈴への思いを募らせるみきおですが、そんな中、もう一つの出会いが生じます。
昭和63年12月8日、正志との出会いです。この時に綴った文章がこれです。

田中のおじいちゃんの詩は相変わらずつまらない。
書くふりをしてノートに落書きしてたら、まさしとかいう息子がおかしそうに笑ってた。
変わったヤツだ

おそらく、正志と初めて対面した時のことでしょう。

昭和63年12月11日、みきおに狂気の片鱗が見え始めます。

田中のおじいちゃんの家で、まさしがアリの巣に農薬をかけた。
いっぱいのアリがのたうちまわって動かなくなった。
気持ちがすうっとした。
人間だったらどうなるのかな

昭和63年12月12日、正志の話が、みきおの人生を大きく変えることになります。

またイジメられておじいちゃんの家に行ったら、まさしがいた。
まさしもまさしの妹も昔、イジメられたという。
まさしが面白い話を聞かせてくれた。

小学校のお楽しみ会で、オレンジジュースに毒を入れるという計画。
まさしは昔考えた妄想だけどと笑った。
だったら、僕がやるよ

この時が、みきおの音臼小無差別殺人計画の始まりを告げた瞬間でした。

動き始めた計画

ここから、みきおの計画にどんどん拍車がかかってきます

お楽しみ会のことを考えているだけでワクワクする。
父親は捕まって、僕だけが鈴ちゃんの正義の味方になれる。
サイコー

まさしは思ったよりバカだ。
完璧な計画には準備が必要なのに。
何も分かってない。
まずは実験をしないと。
失敗は許されない

実験の計画は決まった。
まずは農薬で試してみよう。
さあ、モルモットは誰にしようか

スポンサーリンク

計画実行

昭和64年1月1日、みきおは具体的な実行を計画します。

音臼神社に初詣に行った。
三島医院の家族が来ていた。
あの小さい女の子がいい。
実験はあの子にしよう

実行前日、昭和64年1月6日、みきおはパラコートを手に入れます

農薬は手に入れた。
マヌケそうな農家のオジサンの軽トラから盗んだ。
もう、待ちきれない。
実験は明日にしよう。
ラムネに入れて飲ませればいい。
キレイな青色のラムネ、美味しそうだ

パラコートは、マヌケな農家のオジサンこと、徳本から盗んでいたものでした。たしかに、ソーダ系の青い色でおいしそうな感じがします。

ここまでが、本編第一話が始まるまでの、みきおの行動の詳細になります。こういったプロセスがわかることによって、計画の重厚さを感じることが出来るように思います。

千夏殺害後のみきおの心境

千夏殺害に成功した後、みきおは、心に対して次のように言っています。

知らない男が邪魔をしようとした。
アイツは誰だ。
どうして農薬を持ち出した。
実験のことをどうして知っている

しかし、みきおは気にすることなく、計画の続きを実行していきます。

青酸カリの効果をウサギで実験

みきおは、青酸カリの効果を試す計画について、次のように綴っていました。

ワクワクしておじいちゃんのノートに落書きした。
次のイベントの計画を正志に教えてあげた。
正志はすごいねと楽しそうだった。
まずはウサギで実験だ

実は、青酸カリを手に入れた後、正志に見せているのですが、正志は手伝う気はサラサラないといった感じでした。

スポンサーリンク

心との初対面

心が教師として赴任した時に、みきおと初めて対面します。その時の綴りです。

アイツ、先生だったんだ。
なんで僕の名前を知っている。
なんかおかしい。
アイツには気をつけないといけない

この時点から、みきおは心のことを、相当警戒していたことがわかります。

明音監禁殺害計画

明音を狙う計画を企てたのは、次のような理由からでした。

明音が鈴ちゃんをイジメた。
やっぱり明音は許せない。
計画通りにお仕置きしないと。
もっとあの薬が必要だ

みきおの思考が、完全に鈴中心になっている、象徴的な綴りでした。

そして、翼に実行させるよう企てます

翼にやらせよう。
アイツの秘密は全て知っている

ちなみに、監禁小屋を除いていたあの目は、みきおのものでした。

明音が殺されなかった理由は、次の綴りから判断できます。

翼のヤツ、逃げやがった。
青酸カリの実験をしろって言ったのに。
もう明音はいらない。
バイバイ

翼はびびって青酸カリを持ったまま逃げてしまいます
そのため、薬の実験ができなくなったので、そのまま放置したのでしょう、
ただ、首を絞めた跡については、触れられていませんでした。

未来ノートはみきおが見つけた

未来ノートは、正志が見つけた可能性もありましたが、やはりみきおが見つけていました

未来のノートを拾った。
僕の音臼小の計画が新聞に載っている。
スゴイスゴイ。
僕は未来を手にした

未来ノートを拾ったことにより、ここからメッセージ性の強い犯行が続いていった感じがします。

金丸殺害

金丸が夜、学校の前で出会った人物は、みきおでした。「よう」と言っていましたが、正式には「よう、こんな時間に何してんだよ」でした。そして、金丸とのことは、次のように綴っています。

金丸って刑事と未来のノートを捜しに行く約束をした。
もうすぐ、正志が迎えに来る。
さあ、しん 先生もそろそろ気付く頃かな

ここでわかったことは、神社と小屋の移動手段です。距離感がわかりませんが、子供が歩いて移動するには時間がかかるような気がしていました。しかし、正志が迎えに来ると言っていることから、正志が車で足代わりになっていたと思われます。

つまり、みきおが、神社で心を突き落とし、正志の車で小屋まで移動

そして、金丸を崖から突き落としたということでした。

みきおが綴った最後の文章

金丸を殺害し、心が現代にタイムスリップした後、みきおは最後の文章を綴っています。

さよなら、刑事さん。
誰にも僕の邪魔はさせない。
心先生も消えた。
これで邪魔者はいなくなった

これが、みきおの、音臼小無差別殺人計画の詳細のすべてです。

以上、「ドラマ「テセウスの船」考察 みきおの語りで綴られる音臼小無差別殺人計画」について考察してみました。おそらく、ドラマの視聴者の多くは、このことを本編で見たかったのではないでしょうか。今回は、第三話の過去編までの経緯でしたが、これを知っているか知らないかでは、ドラマへの思いや、感慨深さが全然違ってくると思います。

あと、忘れていましたが、ひとつおまけです。第一話で、文吾が千夏の手を強引に引っ張ってどこかへ連れていくシーン。あれは、一人でリスにエサをあげに行こうとした千夏を、危険だからと連れ戻していたシーンだそうです。

文吾自ら解説していました。となりで心が、千夏の手が脱臼しそうなぐらい引っ張っていたとツッコミを入れていました。

四月からも新ドラマの考察などを投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です