ドラマ考察

【マイファミリー】第7話考察 藤堂が逮捕されない理由、そして、身代金分散化は、実咲を自ら逃走させるため【ドラマ】

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、マイファミリーの第7話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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Contents

誘拐犯は藤堂

第7話終盤で、藤堂が誘拐犯であることが明らかになりました。

これに関しては、今までの考察通りで、既定路線といった感じでしたが、明かされるのがちょっと早い感じもします。おそらく、主犯格ではないのだと思います。その理由は、次回以降も、藤堂が逮捕されず、誘拐事件が継続している点です。次回予告を見た感じでは、そんな感じがします。
そもそも、藤堂が自白した時点で、警察に逮捕される流れになるはずです。鈴間の存在がありますが、鈴間単独で、実咲をどうこうするとは思えないので、この時点で、事件は収束に向かうはずです。しかし、そうならないということは、藤堂を逮捕しても事件は解決しない、つまり、別に主犯格がいるということになります。
そうなると、問題になってくるのは、藤堂が、主犯格と協力してやっているのか、それとも、やりたくないけど、しかたなくやっているのかという点です。

これまでの考察では、前者の可能性を追求してきましたが、こういった展開になると、後者の可能性が高くなってきたように思います。前者であれば、藤堂を徹底的に追及し、場合によっては、警察にも関与してもらい、主犯格と実咲の行方を追うはずです。しかし、誘拐事件の継続を図るということは、藤堂を泳がせて、主犯格をおびき寄せるしかないからだということになります。
そうなると、主犯格は、亜希ではないのでしょうか。その辺について、触れてみたいと思います。

主犯格は誰なのか

第6話までの考察では、亜希と鈴間の姉妹説からの、藤堂が主犯という流れで考察してきました。

しかし、今回、亜希に関して、ある事実が明確になりました。それは、藤堂と亜希が、本当の夫婦だったという点です。藤堂が、娘のことを、「ちゃん」付けや「さん」付けで呼んでいることから、捜査上、夫婦を装っただけで、実は違うのではと言ってきました。

しかし、結婚式の写真が出てきた以上、そのことは否定されました。2006年に結婚しているので、連れ子という可能性も低いです。年齢的に0歳なので、それはなさそうです。ただ、「ちゃん」付けや「さん」付けの謎は残されます。
藤堂と亜希が本当の夫婦で、心春が実の 娘だということであれば、主犯格が亜希という可能性は高そうです。

鈴間が協力しているという点も、姉妹であれば納得です。

心春の復讐のために暴走する亜希を、夫である藤堂と、妹である鈴間が支えているという構図ではないでしょうか。まさに、マイファミリーといった構図です。藤堂も鈴間も、本当は、こんなことはしたくないが、家族である亜希と心春のために、仕方なく計画を実行し続けているといった感じです。

動機と、計画の経緯については、今までの考察で述べた通りですが、あらためておさらいしておきます。
動機は、心春 誘拐事件の真犯人、阿久津への復讐です。

詳細は、前回の考察をご覧いただければと思いますが、阿久津が、娘の実咲のために、心春を誘拐した真犯人であるということです。

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計画の経緯は、まず、温人の娘を誘拐し、警察を関与させずに取引を成立させる誘拐の既成事実を作ります。

そして、1年後、三輪の娘を誘拐し、温人が、あの時と同じように、警察を介入させずに、誘拐を成立させるか確かめます。

そのことが確認出来たら、本当の目的である、阿久津の娘を誘拐します。


この時、なぜ、身代金を分散して、10回に分けていたのかについては、実咲の件と含めて、後ほど触れたいと思います。
ちなみに、主犯格が亜希ではない可能性は、ないのでしょうか。巷では、警察内部に主犯格がいるという考察もありますが、個人的には、それはないと思っています。

その理由は、伏線の要素がまったくない点です。
藤堂や亜希、鈴間の関与については、これまでのストーリーの中で、しっかりと伏線要素が存在していました。そのおかげで、これまでの考察で取り上げることが出来ました。第7話での立脇についても、前話で鈴間との接点を伏線としつつ、今回の回収劇に至っています。

ドラマの脚本上、こうした点をしっかり踏襲してきているのに、何の伏線もなく、いきなり警察関係者が主犯格では、支離滅裂な状況となってしまいます。次回、そういった要素が出てくれば別ですが、現段階で、警察関係者の関与は、皆無だと思っています。

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実咲の逃走

監禁されている実咲は、ボルダリングの経験を生かし、天窓から逃走を図ります。

この流れに、少し違和感を感じました。犯人からすれば、実咲がボルダリングをやっていたことは、当然知っているはずなので、あれでは、逃走経路を用意してあげてるようなものです。しかも、メッセージで、「逃げようとすれば~」と言っているのが、逆に逃げてくださいと言っているようにも聞こえます。
ただ、実咲としても、ある程度様子をみようとすると思うので、いきなり逃げ出す行動には出ないはずです。そこで関係してくるのが、身代金を分散させて、10回に分けたことです。長期間監禁することで、実咲が自ら逃走するように促したのではないでしょうか。おそらく次回、実咲は、途中で落下し、死亡、あるいは、大けがをしてしまうのではないかと思います。

そうなるように、細工してあるということでしょうか。その可能性もありますが、もともと、上まであがっていくことが不可能な構造なのかもしれません。
阿久津を長期間苦しめることと、娘の実咲がこういった結末を迎えることが、この計画の終着点ではないでしょうか。

いくつかの伏線要素

一応、考察のまとめとしては、これまでに話してきた通りですが、各ポイントごとに見てみると、はっきりしていない伏線要素が、いくつか存在しています。
まず、鳴沢宅に、盗聴器を仕掛けた人物とタイミングです。
しかけられたタイミングは、友果が誘拐されるより前ということになります。しかし、未知留が、藤堂達に連絡をしたのは、1回だけの全員集合ということなので、それまでに接点はなかったことになります。

つまり、藤堂が鳴沢宅に入る機会はなかったということです。もちろん、留守の間に、ピッキングでもして入り込んだのかもしれませんが、その辺が曖昧です。

次に、友果を監禁していた人物です。
友果を監禁していた人物は、温人が到着する直前まで、友果を殺害しようとしていました。最初は、鈴間だと思っていましたが、立ち位置的に、そこまでするような人物ではないようです。そうなると、友果を監禁していた人物は、亜希ということになります。そして、ここに繋がってくるのが、鈴間が言っていた、「本当に実咲ちゃんは殺されます」という言葉です。

主犯格の人物は、殺人を厭わない、あるいは、すでに行っているといった意味にもとれます。はたして、亜希は、そこまでするような人物なのかという点が、ちょっと気がかりです。

次に、友果が何も語らない点です。
このシーンからも、少なくとも、犯人の背格好は見ているはずなので、男か女か、身長はどれぐらいだったのかといったことは、把握しているはずです。

事件当初はともかく、1年以上経った今なら、精神的にも安定してきていると思うので、そういった話がでてきてもよさそうなものです。三輪の娘は、においについて思い出したりしているので、何も出てこないというのは、ちょっと不自然です。友果が事件に関与していることはないと思いますが、何かに気付いていて言わないでいるというのはあるかもしれません。

次に、犯人のアカウント名です。
この、haruto1212というアカウント名、あまりにもあからさますぎるように思います。アカウント名なんか何でもいいのに、わざわざこの数字を付けたのは、温人に気付かせるためではないでしょうか。この数字が入った写真を、これみよがしに飾っていたのも、温人に見せるためだったのかもしれません。

最後に、阿久津が真っ先に発信機を回収した点です。
トランクルームに駆け付けた阿久津は、実咲や温人、犯人のことが気がかりの状況の中で、なぜか冷静に、GPSの発信機を回収していました。

その後、立脇の追尾に使われたので、そのための伏線ととることもできますが、わざわざ意味深に描かれていた点が気になります。
まさか、阿久津が主犯格とか。さすがに、そういった展開に持っていくには、かなり無理がありますが、あのシーンだけは気になりました。

以上、「【 マイファミリー】第7話考察 藤堂が逮捕されない理由、そして、身代金分散化は、実咲を自ら逃走させるため【ドラマ】」について、考察してみました。
今回の、立脇にとって会社がマイファミリーだという理屈は、個人的にはよかったように思います。真犯人をミスリードするためだけの、単なる煽りではなく、そういった要素が描かれている点、脚本家のセンスを感じます。残り3話の展開にも、期待できそうです。

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