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橘の最後の言葉
梨央との会話の中で発しられた、橘の生前最後の言葉。
「梨央さんの人生も、まもなく一変します。」
「汚れた会社が作った薬、薬事審査に通りますかね。」
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この言葉からも、橘は、会社の不正記事を公に晒す気マンマンだということがわかります。そんな人物が、直後に自殺するなんていうことは、考えづらいです。逆に言えば、そんな人物を、直後に殺害する人物となると、限られてきます。前回の考察同様、梨央一択となってきます。
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橘が死んだことで、梨央の人生は、一変せずに済みます。
汚れた会社が作った薬でも、薬事審査に通ります。
そして、優の治験を継続していくことが出来ます。
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梨央が、加瀬にこのことを言っていれば、加瀬の関与も考えられますが、そういった示唆要素はありませんでした。橘が、梓に対して、同じようなことを言ったのであれば、梓の可能性もありますが、こちらも、そういった示唆要素はありませんでした。
この時の回想で、梨央が言った一言、「強くならんと。」
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この言葉は、橘を殺害してしまったことへの罪の意識に押しつぶされないよう、強い気持ちで夢を成し遂げなければならないという決意だと思います。
後藤が破壊したPCは橘のものではない
橘の持っていたPCがなくなっていましたが、後藤が壊していたPCとはべつのものでしょうか。
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橘が使っていたPCがこちらです。
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ロゴマークから、おそらく、NECの21年モデルだと思います。
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この2つを見比べると、メーカーロゴや、電源ボタン等の位置が違うので、別のものであることが明らかです。
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後藤のほうのPCは、ヒンジの部分の感じから、5年以上前の型のような感じがします。
後藤に関しては、今回で幕引きといった感じなので、昭や橘の殺害に関与していることはなさそうです。
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ただ、結局、後藤にとっての最愛は、会社だったのか、お金だったのかが、よくわかりませんでした。後藤自身は、自分には会社しかなく、お金は、必要急務だったので借りただけで、返すつもりだったと言ってました。ただ、別荘の絨毯の下には、しっかり貯め込んでいましたし、会社のためなのか、自分のためなのか、いまいち、はっきりしませんでした。
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ボールペンの持ち主は梓
昭の事件で、証拠品となっていたボールペンが、真田のグループ会社を記念して作ったもので、5人しか持っていないことがわかりました。
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ということは、ボールペンを持っていない人物が、昭の事件の犯人ということでしょうか。盗んだり、失くしたりといったことが、絡んでくるかもしれませんが、とりあえず、1人ずつ見てみたいと思います。
まず、梨央ですが、優にあげていることが明らかになっているので、シロということになります。
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次に、後藤ですが、ペンの有無はわかっていませんが、先ほどの考察でも触れた通り、すでに幕引き状態になっているので、ここで復活はなさそうな感じがします。
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政信に関しては、ペンの有無もわかりませんし、事件への関与の可能性も残していますが、否定できる要素がないのと同時に、肯定する要素もないので、ちょっと弱い感じです。
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ただ、第6話の考察で、康介の事件に政信が関与している可能性を指摘しているので、そこと繋がってくるようなら、面白いかもしれません。
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第8話の最後では、加瀬を怪しく見せていましたが、加瀬については、ペンの有無にかかわらず、優との関係性から、あり得ないと思います。
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自分がやったのであれば、優がやっていないことはわかっているわけで、そんな状況で、優に罪を着せる可能性があるようなことをするとは思えません。池の状況を調べていたのが、一人芝居だったというのも変な話です。
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そうなると、残るのは、梓ということになります。
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そもそも、証拠品として見つかったペンが、真田と関係があるということがわからなかった理由は、文字の刻印が摩耗して、消えてしまっていたからです。それだけ使い込まれていたということです。
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実は、梓がこのペンを持っているシーンが、第2話で存在しています。大麻パーティーのことが公になり、梨央が優の様子を見に帰りたいと言った時です。
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この時、梓が手に持っているペンが、これです。そして、梨央が優にあげたペンが、これです。
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画像が鮮明ではありませんが、梓のペンには、刻印がある位置に、それらしきものは見えません。
もう一つ、梓が、このペンを持っていないことを示唆しているシーンが、こちらです。
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これは、第8話で、加瀬に、後藤の居場所を知らせるため、手帳を開いているシーンですが、そこに挿さっているペンが、明らかに違うペンです。
これらのことから、あのペンは、梓が昭と争っている時に、何かのはずみで、池に落としたものだと思います。つまり、昭を殺害した人物は、梓の可能性が高いということです。
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以上、「ドラマ【最愛】第8話考察 後藤が破壊していたPCは橘の物ではない、そして、証拠のペンと梓のペンの共通点」について、考察してみました。
前回、もしかしたら、11話まであるかもしれないと言いましたが、どうやら全10話のようです。康介の件、昭の件、橘の件、そして、第1話のオープニングの梨央の件と、どういった形で回収されていくか、楽しみです。残り2回なので、分散して回収されるのか、あるいは、最終回ですべて明かされるのか、いずれにしても、大詰めといった感じです。