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大樹の事件への関与
第9話の最後で、藤井が大樹に、15年前、あの場所にいたのではと詰め寄りました。
達雄を手伝ったのは、大樹だったのでしょうか。実は、第1話の考察で、大樹が犯行に関わっているという内容の動画をあげていたので、最終的には、そこに行きついたのかと思いました。
ただ、冷静に考えてみると、最後の最後にきてその展開は、ちょっと無理があるように感じます。第1話の段階では、まだ、大樹のキャラが確立されていない状況だったので、そういった要素も考えられました。しかし、これまでの、警察官としての行動や言動から、犯罪に加担していて、それを隠し続けていたというのは、考えづらいです。もしそうだったとしたら、視聴者への裏切り行為になるように思います。
状況的な観点でも、そんなことをした後に、姉の結婚式に出席して、こんな写真を梨央に送り付けるというのは、ちょっと、ありえません。
そうなると、藤井の発言は、どういうことなのでしょう。おそらく、藤井は、あの、お守りの中のメッセージが、大樹が書いたものだということを突き止め、15年前の関与をほのめかせたのではないでしょうか。
そう考えると、藤井の真意として考えられるのは、2つです。
1つは、大樹が関わっているとは思っていないが、ちょっと脅かしてやろうとして、冗談の意味で言った。もう1つは、本当に大樹を疑っており、鎌をかけるつもりで言った。いずれにせよ、あのお守りは、梨央が持っていたものなので、大樹は事件に関与していないということです。
そして、藤井に関しては、梓と接触していた観点から、もっと重要なことに関わっていると思われますが、それについては、この後の、関連する部分の考察で、一緒に触れたいと思います。
第1話冒頭の伏線
第1話の冒頭で描かれた、雨の中、梨央が警察に連行されていくシーンについて、回収されましたが、ちょっと、ずるい内容だったように感じました。
警察に連行される理由と、手についていた血が関係していると思わせておいて、実は、ぜんぜん関係ないというオチでした。しかも、赤の他人の後藤の血が付いた手で、真顔で髪をかき上げるというのは、ちょっと過剰な演出のように感じました。
任意の聴取なら、緊急性を伴うものでもないので、ちゃんと手を洗い、身支度を整えてから連行されていくのが普通です。せっかくの意味深のシーンが、単なる煽りで終わってしまったのは残念でした。
後藤の責任と梓の会見
前回の考察で、寄付金詐欺は、後藤の単独でやったことなのか、会社の命令でやったことなのか、わかりずらかったと言いました。しかし、5人による話し合いの様子から見て、後藤の単独犯行ということで、間違いないような感じでした。
そのことを踏まえたうえで、梓の会見での対応に、疑問を感じました。
全体を取り仕切る立場として、会社の不祥事の責任をとるというのは、当たり前のことですが、素晴らしい決断だと思います。マスコミに対し、今後、家族に関わるなといったのも、よかったように思います。ただ、後藤の罪を隠ぺいしたのはどうなのでしょう。優秀かどうかは別として、後藤は後藤で、罪を償うべきではないでしょうか。
まあ、転落事故で病院に運ばれてしまい、この後、どう対処するかわかりませんが、もし、そのまま居座れるとなると、後藤的には、内心、ラッキーといった感じではないでしょうか。
それぞれの事件の真犯人
最終回を残すのみということで、本格ミステリーであれば、ここまでで、事件を解くカギはすべて提示されていますが、このドラマは、そういう趣旨ではないため、流動的な部分が残されています。それを踏まえたうえで、それぞれの事件の真犯人について、結論づけたいと思います。
まず、康介の事件ですが、優が康介を刺してしまい、それを達雄が隠蔽したという流れは、覆らないと思います。
問題は、達雄に協力した人物ですが、ピンポイント考察でも言った通り、梓ということで結論づけたいと思います。
詳しい内容については、そちらの動画をご覧いただければと思います。
次に、昭の事件です。
この、メモに書かれているアリバイが、そのまま信頼できるものなら、梓が関与していることは、間違いなさそうです。
ただ、単独でやったのか、協力者がいるのかは、流動的です。協力者がいるとすると、アリバイのない後藤か加瀬ということになります。ただ、前回の考察でも触れましたが、後藤は、事件に関しては、ほぼ幕引き状態な点が、加瀬に関しては、優の弁護のくだりが矛盾する点が、犯人であることを否定しています。そう考えると、梓の単独犯であることが濃厚ですが、少し深掘りしてみると、協力している可能性がある人物が、1人存在します。それは、藤井です。
藤井が、康介の事件を調べていて、情報を掴んでいる点、梓と接触していた点、康介の事件に、梓が関与している点。この3つが重なると、ある仮説が成立します。藤井は、康介の事件に、梓が関与していることを知り、金目当てで、梓をゆすっていた。しかし、昭が梓に接近したことで、梓から金を奪えなくなることを恐れ、梓に協力し、昭を殺害した。梓と接触していたのは、金を受け取るためということです。
まあ、藤井が、ダークサイドに堕ちていることが前提の話ですが、大樹の前に現れた藤井は、なんとなく、そんな雰囲気を醸し出していたようにも感じました。
最後に、橘の事件ですが、これも、アリバイメモの観点から、梓の単独ということが濃厚です。前回の考察で、梨央の犯行が濃厚と言いましたが、橘が、同じように梓と接触していた場合は、梓の可能性もあるとしていました。梨央と梓の会話から、接触していたようなことを匂わせていました。
ただ、犯行が衝動的な感じから、梓がやったというのは、イメージ的に違うような感じもするので、まったく違う観点で見ると、1人、候補がいます。それは、雑誌の編集長です。
橘が、PCを預けに来たと言っていますが、実は、編集長が奪い取ったのではないでしょうか。確かに、自分の掴んだネタと記事を、PCごと渡すというのは、ちょっと変な感じがします。編集長は、自分の手柄にするために、無理やりPCを奪おうとして、もみ合っているうちに、誤って転落してしまったということです。
最終回に向けてのオチとしては、ちょっとどうかとも思いますが、可能性として挙げておきたいと思います。
以上、「ドラマ【最愛】第9話考察 大樹が15年前の件に関与していたら、視聴者が悲しむだけ」について、考察してみました。
梓が、真田家の人間は、誓って殺人には関わっていないと言っていました。
もしこれが本当なら、梓犯人説が、全て崩壊することになりますが、はたして、本当なのかウソなのか。最終回を、楽しみにしたいと思います。