土曜、22時から日本テレビ系列で放送されているドラマ、最高の教師の、第6話で気になった点について、考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
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好きと言える勇気
東風谷は、鵜久森に対して、好きという気持ちを伝えたことを後悔し悩んでいました。
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今回のミッションは、そんな東風谷に対して、好きと言うのは勇気のいることだと伝え、鵜久森とのわだかまりを解消させることでした。
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そのことを伝えた東風谷の勇気と、それを、しっかり受け止めて感謝の気持ちを述べた鵜久森。
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どういう意味で、好きと言ったのかは重要ではなく、それを超越した、2人の友情、愛情が、今回のテーマだったように思います。
鵜久森自身は、1周目の人生で、それができなかったことが、2周目の人生を与えられた理由と言っていました。
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逆に言えば、それが成就したことで、鵜久森の2周目の人生は、終焉を迎えたと言えるかもしれません。
今回のテーマは、そんな鵜久森の運命を左右した、突き落とし事件への伏線だったようにも思います。それについては、この後の、鵜久森突き落とし事件の考察で触れたいと思います。
鵜久森を突き落とした人物
鵜久森を突き落とした人物を考察するうえで、いくつかポイントとなる点が存在するので、順に見ていきたいと思います。
まず、きっかけとなった、呼出状についてです。
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呼出状には、このことをバラされたく なければ、放課後に新校舎の吹き抜け廊下へくること、と書かれていました。バラすというのは、おそらく、化学準備室での、鵜久森と東風谷の会話のことだと思います。
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しかし、犯人は、なぜ、あの会話のことを知っていたのでしょう。それは、化学準備室を盗撮していたからです。
2人があの会話をしていた時に、本棚の下の扉が、少しあいていることがわかります。
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しかし、放課後、里奈が化学準備室にいた時には、しっかりと扉が閉まっていました。
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過去のシーンに於いても、あの扉は、常に閉まっていたので、あそこにカメラを隠して、盗撮していた可能性が高いです。
そうなると、カメラを持っている星崎が怪しくなってきますが、この日の朝、星崎はカメラを所持しているので、その可能性は低くなります。
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もちろん、別のカメラを仕掛けていたということも考えられますが、これまでに、カメラを2台もっているという示唆要素が存在しないため、信憑性にかけます。
そうなると、誰がカメラを仕掛けたのでしょう。考えられそうなのが、浜岡です。
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浜岡は、文化祭の時に、一度、学校に忍び込んでいるので、同様に、相楽の指示で、カメラを仕掛けたという可能性もありそうです。ただ、カメラを仕掛けるだけなら、ひとりでも可能なので、犯人自ら仕掛けたということも考えられます。いずれにせよ、化学準備室を盗撮しようとした動機が、重要になってくるように思います。
2つ目のポイントは、鵜久森を呼び出すまでの経緯です。
2人の会話は、朝の始業前、8時20分ごろに行われています。
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そして、鵜久森が、呼出状を発見したのが、昼休み中、12時35分ごろです。
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そうなると、犯人は、午前中に、隠しカメラで撮っていた映像を見たということになります。あるいは、リアルタイムで見ていた可能性もあります。
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そう考えると、気になる行動をとっていたのが、西野です。あの時、教室にいた西野は、微動だにせず、スマホの画面をガン見していました。
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もちろん、日常的にある行動ですが、あまりにも真剣すぎる感じが、少し気になります。ホームルームが中止になったことに違和感を感じ、化学準備室の様子を伺っていたということは、十分に考えられます。
ちなみに、西野、相楽、寝ている迫田を除くと、阿久津も、1人席に座っていました。
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3つ目は、放課後の教室の様子です。
放課後に、事件は起こったわけですが、里奈が教室に行った時に、鵜久森のカバンが残っていました。
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そのことに違和感を感じて、学校中を探し回っていたわけです。しかし、犯人も、カバンを持っていなかったことから、鵜久森同様、カバンを教室に置いていった可能性があります。慌てていた里奈が、そのことに気づくことはないでしょうが、その時の教室の様子が、これです。
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生田の席に荷物がかかっていますが、通学用のカバンではありませんし、他は誰もカバンを置いていってはいません。ただ、このアングルだと、最後列の生徒と、金澤、迫田の席は、確認できません。つまり、問題児5人については、確認できないということです。これは、2学期に席替えがあったからこそ、為せる業で、この5人の中に犯人がいて、机にはカバンが置いてあったということを示唆しているのかもしれません。
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4つ目は、鵜久森と犯人が対峙した時の様子です。
画角や、もみ合っている時の感じから、犯人は、それなりに身長がある人物のように見えます。
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そうなると、男性、あるいは、西野のように背の高い女性ということになります。おそらく、盗撮した化学準備室での映像が入った、SDカードを奪い合っていたのだと思いますが、一瞬だけ、犯人の髪がなびくような瞬間があります。
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非常にわかりづらいですが、確かに、背中ぐらいまでの長さの髪が、なびいているように見えます。実際の映像を見てもらえば、よりわかりやすいと思いますが、男性、あるいは、男性並みに背の高い女性、髪が背中ぐらいまで伸びている人物となると限られてきます。
まず、相楽ですが、一応、後ろ髪が長いので、髪の部分は合致しますが、身長が低すぎるように思います。
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迫田は、身長は足りても、髪を束ねているので違いますし、金澤は身長が足らず、野辺は論外です。
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星崎も、髪の長さが合致しないので、外れそうです。
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髪が背中辺りまで長く、高身長の人物となると、西野しかいません。
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鵜久森が言った、「あなたがこんなこと」というセリフも、西野相手なら、ぴったりはまります。
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相楽ほど当然ではなく、星崎ほど意外ではない人物という意味では、確かに、西野にぴったりです。
西野が、こんなことをする理由、それは、冒頭で言った、好きと言える勇気にあるように思います。西野自身、相楽に好きと言う勇気がない状況の中、鵜久森と東風谷の会話を聞いて、苛立ちを感じたのではないでしょうか。
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そんな中、相楽が鵜久森を気にし出している様子に、西野の、鵜久森に対する嫉妬や怒りがピークに達したことも相まって、今回のような行動に出たのだと思います。
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ただ、自分の憤りのはけ口や、鵜久森への警告の意味であって、最初から突き落とすつもりはなかったと思うので、ある意味、鵜久森の人生の終焉に巻き込まれたと言えるのかもしれません。
周目と回目の違い
前回の考察では、東風谷がトリガーとなって、2人がタイムリープしていると言いましたが、鵜久森に関しては、単独でのタイムリープということが明らかになりました。
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意外と単純な話でした。ただ、それぞれ別の時間軸から、同じ地点にタイムリープするというのは、少し矛盾しているように思います。1周目の人生で、鵜久森が、10月4日にタイムリープした時点で、それ以降、里奈が突き落とされるまでの出来事は、存在していないことになるはずです。パラレルワールド的な話であれば別ですが・・・。
その矛盾を解くカギは、周目と回目の違いにあるように思います。
鵜久森は、1周目と2周目については、周目という言葉を使っていますが、3周目のことは3回目という言い方をしています。
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確かに、3回目はないという言い方をしています。
以前の考察でも言いましたが、1回目のタイムリープは、2周目の人生を表します。つまり、3回目はないということは、4周目の人生はないという意味になります。そうなると、鵜久森は、3周目の人生を生きていたということになります。もしそうだとすると、話の辻褄があってきます。経緯としては、こうです。
まず、1周目の人生で、10月4日に、鵜久森が1回目のタイムリープをします。
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そして、2周目の人生が始まるわけですが、1人では何もすることができず、1周目と変わらないまま、里奈の1回目のタイムリープの日を迎えます。
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鵜久森は、1周目と同じように、10月4日に高所から飛び降りますが、この時はタイムリープしなかったということです。
里奈にとっては、2周目の人生になりますが、鵜久森にとっては、実質、2回目のタイムリープで、3周目の人生ということになります。
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これなら、それぞれ別の時間軸から、同じ地点にタイムリープしたように見えます。この状況であれば、鵜久森の3回目のタイムリープ、つまり、4周目の人生はないという意味で、辻褄があってきます。そして、このルールが、里奈にも適用されるとなると、あることが可能になってきます。それは、鵜久森の復活です。
里奈自身、タイムリープは、まだ1回しかしていないため、もう1回タイムリープをして、3周目の人生を生きることができます。
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つまり、鵜久森が生き返るということです。
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前回の考察で、サブタイトルの伏字は、「1年後、私は生徒に託された」ではないかと言いましたが、まさに里奈が、鵜久森の復活を託されるのではないでしょうか。
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タイムリープに明確なルールはありませんし、生徒から、どのように復活を託されるのかもわかりませんが、鵜久森復活の、ハッピーエンドに向かうことを期待したいです。
以上、「ドラマ【最高の教師】第6話考察 好きと言えない西野の嫉妬と怒りの犯行、鵜久森復活の鍵は周目と回目の違い」について、考察してみました。
今回で、第1章完結ということで、第2章からは、本格的な犯人捜しのパートに移っていくのだと思います。今回の考察では、里奈を突き落とした人物も西野なのか、もしそうなら、どういった経緯でそうなったのかという点には触れませんでした。その辺については、今後の展開を見ながらになると思いますが、何か、新たな気づきが見つかりましたら、随時、考察をあげていきたいと思います。
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