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2人目の犠牲者
第2ゲームの結果、2人目の犠牲者となったのは、前回の考察で指摘した通り、三橋でした。
勘やメタ的な要素ではなく、ロジカルに導き出せたことに意義があります。個人的には、好きなキャラだったので残ってほしかったですが、残念です。
ただ、今回も、大田原が交換した相手が犠牲者となりました。
その点については、偶然ではない可能性が高いです。
理由については、全体的な流れが関係してくるので、第3ゲームの考察の所で、一緒に説明したいと思います。
モニタールームの人物
モニタールームで、監視カメラ映像を見ている人物が登場しましたが、いったい誰なのでしょうか。
この人物が、ミスターXでしょうか。モニターには、6人の生存者と二宮が映っているので、状況的には、別の第3者ということになります。そういう点からも、ミスターXの可能性は高いと思います。ただ、録画映像を見ているという可能性もあるので、決めつけるのは早計といった感じです。
ポイントとなりそうなのは、監視カメラが、音声も収録できるタイプだという点です。そのことによって、各自の思惑が、この人物に全て筒抜けだということです。稲葉と大田原の企みも、承知済みということです。
もちろん、大田原が、外部と連絡を取り合っているということもです。
第3ゲームの開始時間
毎回の恒例事項となりつつありますが、今回の第3ゲームの開始時間は、17時28分でした。
5時28分の可能性もありますが、部屋の日が陰ってきていましたし、そんな早朝からゲームをやるとは思えないので、午後で間違い ないでしょう。
今回は、2本の針が重なる時間でした。まあ、このラインで見れば、シンメトリーと言えないこともないでしょう。
シンメトリーについては、第1話の考察から、さんざん指摘してきましたが、今回まさかの、シンメトリー発言がありました。
シンメトリーが、今回のゲームにどう関わっているのかについても、第1話の考察で触れているので、詳細はそちらをご覧いただければと思います。
その、真澄が発したシンメトリー発言ですが、こちらも、流れ的に、第3ゲームの考察の中で話した方がよさそうなので、そちらで触れたいと思います。
第3ゲームの違和感
今回の第3ゲームは、水中に潜り、閉められた蓋が開かなくなった人物が犠牲者になるという内容のものでした。結論から言うと、大田原が、3人目の犠牲者となりました。
しかし、この第3ゲーム、いくつか違和感を感じる点が存在します。
まず、ゲーム会場やシステムの作りが、急ごしらえといった感じがします。確かに、プールの周りは整理されていませんし、参加者が入る所や蓋も、突貫的で、ちゃちな作りです。
工事中ということのようですが、二宮が、詳しいことはわからないと、すぐに返していた点も気になります。
そして、1番違和感を感じた点が、第1、第2ゲームとの、仕組みの違いです。第1ゲームではグラスを、第2ゲームでは拳銃を取った時点で、犠牲者となるかどうかは、その人物に委ねられます。
つまり、第3者の介入により、犠牲者を変更することが出来ないということです。しかし、第3ゲームの場合、参加者は水中に潜っているため、蓋を閉めた後に、第3者が、どの蓋を開かなくするかを決めることが出来ます。
そうなると、どの場所を選ぶかというのは、全くの無意味となります。
ゲーム会場やシステムの作りが急ごしらえな点、第3者が犠牲者選択に介入できる点、この2つの点から、大田原は、ミスターXに、意図的に殺害されたのではないでしょうか。
大田原のこれまでの挙動
大田原が、なぜ、ミスターXに、意図的に殺害されたのか、それは、大田原のこれまでの挙動から明らかです。大田原が、外部の人間とやり取りをしていたことについては、モニタールームで見ていたミスターXにとっては、周知の事実です。
おそらく、大田原は、その外部の人間から、ゲームをクリアする方法を、あらかじめ聞いていたのだと思います。「あんたがいってた通り」というのは、あんたの言うとおりにしたらゲームがクリアできたという意味です。
からくりとしては、こうです。
外部の人間は、過去にこのゲームに参加したことがある人物で、各ゲームに使われるアイテムには印がついており、それを使わないかぎり、犠牲者になることはないと、大田原に伝えます。大田原は、その、印がついているアイテムを掴んでしまったため、交換する経緯に至ったというわけです。
ただ、第2ゲームでは、交換しても、弾が出る順番は、運任せになるのではと思うかもしれません。おそらく、弾が出る銃は1丁だけで、他はフェイクだったと思われます。二宮が、交換のたびに訝しい表情をしていたのは、アイテムの印に気づかれたと思ったからかもしれません。
交換することで、2度命拾いをした大田原に違和感を感じた主催者側は、第2ゲーム終了後に、外部と連絡を取る大田原の言動から、イカサマをしていることに気づきます。そして、急遽、第3ゲームの内容を変更し、第3者が犠牲者を選べるようなしくみにしたということです。冒頭で、大田原が交換した相手が犠牲者になったのは偶然ではないと言ったのは、そういうことです。
もう1つ考えられるケースとしては、稲葉と画策していた、現金 強奪計画を阻止するためというケースです。
ただ、その場合、稲葉も同罪となるため、今後の稲葉の動向が気になるところです。
真澄のシンメトリー発言
まさか、この段階で、参加者の中からシンメトリー発言が出るとは思いませんでした。
シンメトリーという言葉自体、違和感がありますが、それよりも気になったのが、「稲葉さんのシンメトリー」と言ったことです。
第1話の考察で、稲葉の名前とシンメトリーの関係について触れましたが、真澄もそのことに気づいたのではないでしょうか。「稲葉さんの」と「シンメトリー」の間が、妙に空いていたのも気になりました。
あの場で、あんなことを言ったのは、探りを入れて、周りの様子を見るためだったのかもしれません。
いずれにせよ、シンメトリーが、何らかの形で関わっていることが、これで明らかになりました。
新たな参加者
次回予告から、新たな参加者が加わることが、明らかになりました。
おそらく、この人物は、大田原と連絡を取り合っていた人物だと思います。大田原と連絡が取れなくなったので、気になって、急遽参戦してきたといったところでしょうか。シード的扱いで参加したら、他の参加者からクレームがきそうです、人が増えれば、その分貰える額が増えるので、その辺は問題なさそうです。
三橋を探して、刑事も乱入するようですが、まあ、その辺については、この段階で考えてもしょうがないので、次回以降の考察に持ち越したいと思います。
最後まで生き残る人物
ドラマも3分の1が終了したので、この段階で、最後まで生き残る人物を考察しておきたいと思います。と言っても、決め手となる要素は存在しませんが、今回、前山と駒希のやり取りで、気になる点が存在しました。
ひとつは、前山が、母親の形見を駒希にあげた点です。
この行為には、本当に駒希を守りたいという意味と、信頼させて駒希を騙すという意味の、2つの可能性が秘められています。しかし、第3ゲームでの前山の行動と、結果、駒希が犠牲者にならなかったことから、前者の意味だった可能性が高いです。
前山と駒希の信頼関係が成立しているとなると、もうひとつ気になるのが、前山が駒希にした、頼みごとです。赤羽のパチンコ屋で、17番の台を1000円だけ打ってくれと言った、あれです。
これは勝手な妄想ですが、最終回の最後のシーンが、その、パチンコ屋でのシーンではないでしょうか。
最後まで生き残った駒希は、前山の遺言通り、その店で1000円だけパチンコを打ちます。そして、大当たりを引いてしまい、受け皿からあふれ落ちるパチンコ玉と、駒希の目からあふれ出る涙をリンクさせながら、ドラマが終了していくというものです。
そもそも、借金が自己責任でない人物は、駒希だけですし、高校生という立ち位置からも、駒希が最後まで生き残ると考察します。
もし、前山の行動が、賞金が貯まりきったところで、駒希を刺すための伏線だったとしたらショックです。
以上、「ドラマ【ダ・カーポしませんか？】第3話考察 まさかのシンメトリー発言､大田原はミスターＸに意図的に殺害された」について、考察してみました。
駒希を演じている、長谷川百々花さん。元AKBで、不幸な飲酒写真流出で、解雇されてしまったようですが、このドラマを機に、一念発起に期待です。このドラマ、やっていること自体は単純ですが、奥が深いです。
