今回は、江藤祐樹について考察をしてみたいと思います。いままでの考察で再三、江藤は黒幕尾野の共犯者と言ってきましたが、その辺のおさらいと最終回での江藤の結末について書いていきます。
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江藤祐樹の最大の武器
江藤が持ち合わせている、他の住民にはないスキルとしてPC技術があります。この技術は、菜奈殺害の時のPCの仕掛けや、GPSによる位置情報の確認、AIのPCへのハッキング（まだやったと確定はしていませんが）を行う上で必須のものとなります。そういった意味で、黒幕側の人間として外せない人物です。ちなみに、イクバルと二階堂にも同様のスキルがありますが、最終回を前にイクバルが浮上することはありえませんし、二階堂がやっていたら、そのまま二階堂が黒幕ということで終わってしまい、これまでの考察が破綻してしまうので除外されます。
実行犯の身体的特徴が男である
実行犯が男であるという裏付けとして、次の2点があげられます。1点目は、赤池美里の殺害です。美里の役の方の身長は174cmあります。美里の身長設定も同等のものだと考えると、立った状態の美里を後ろから切りつけるには、同等以上の身長が必要になってきます。2点目は、浮田の殺害です。こちらはご存じの通り、26.5cmの足跡が残っていることから男である可能性が高いです。内山がどこまで実行に関わっているかにもよりますが、動画の供述の信頼性が低いことから内山は雑用係、実行は江藤という可能性が高いと思われます。
黒幕が事件関係者の位置を把握している
黒幕が、事件関係者の位置を把握しているのではないかと感じる場面が幾度とありましたが、そこは江藤のGPSを活用したからだと思います。浮田が西尾の店にいたこと、久住の同僚のレジ袋に写真を入れた時のこと、佐野が出入りしている精肉場が児嶋の遺体を隠すのに適した場所だと知ったこと、神谷と翔太の待ち合わせ場所を知っていたこと等などです。また、19話でのGPS画面ですが、タクシーの位置情報と言っている人が結構いますが、タクシーならマーカーが2点のみ（青は自分か？）というのは少なすぎますし、江藤がすぐに後ろを振り返っていることから、人物、あるいは尾野自身を捉えにいっているように思います。
江藤祐樹と赤池幸子の関係
江藤と幸子の関係で、まだ回収されていないことがあります。それは、幸子が翔太に言っていた「あの子」についてです。これは多分、江藤のことを言っているのだと思いますが、幸子がいろいろと間接的に翔太に知らせようとしている感じからも、「あの子」つまり江藤が赤池家殺害に関与しているということを幸子はわかっている可能性が高いです。しかし、江藤が近くにいることで直接本当のことを伝えられない状況にあると思います。
江藤祐樹がマスターキーを入手した
マスターキーについては、榎本家の部屋にあるはずですが、警察の捜索では見つかっていないとサンダーソンが言っていました。これは、誰かが持っていったということでしょうか。以前、江藤がサンダーソンと総一が帰宅するところを待ち伏せして、話しかけているシーンがありました。ちょっとお話いいですかと言っていたので、部屋に上がらせてもらったのかもしれません。その時にマスターキーを持ち去った可能性があります。ただ、どこにあるかもわからない鍵をちょっと部屋に入っただけで持ち去るのも難しいとは思いますが、ありかをしっている総一をうまく利用して手に入れたのかもしれません。
黒幕尾野とのニアミス
これについては前回の考察でも触れましたが、19話でしっかりと黒幕と共犯者のニアミスシーンがありました。
以上のことから、江藤祐樹が黒幕尾野の共犯者である可能性はかなり高いと思われます。実は、制作側が内山について雑誌でコメントを出した時に、内山のことを「実行犯のうちのひとり」という言い方をしていました。つまり、実行犯は内山以外にもいるということです。このことからも、江藤以外の選択肢はないと思ってよいでしょう。
赤池幸子がついに立ち上がる
幸子については、1話の車いすの件がまだ回収されていません。これは、幸子が立てるということを示唆しており、最終回にしてついに幸子が立ち上がります。以前の考察で、幸子は正常状態であることを書きましたが、美里に対してしてきた態度を彷彿とさせる勢いで、江藤の罪を暴露するのではないかと思います。黒幕が捕まったことも相まって、江藤は自分の罪を告白するという結末ではないでしょうか。
以上、江藤祐樹についての考察でした。ただ、動機に関しては、幸子の遺産目当てなのか、世の中をよくするためなのかはっきりしません。一連の江藤のバカっぷりから、その辺の根拠を見出すことは出来ませんでした。
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最終回後のサプライズに備えましょう
次回は、床島の死と西村について考察したいと思います。こちらも以前に考察しているのでまとめと最終回の結末予想といった感じになると思います。
