10月16日から公開となる映画、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編について、制作側の理不尽なやり方に、素朴な怒りをぶちまけたいと思います。同じ思いをいだいている方は、少々お付き合いいただければと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
劇場版アニメの個人的見解
2019年に、テレビアニメが、劇場版アニメとして公開され、興行収入が上位だった作品は、
名探偵コナン 紺青の拳
ワンピース スタンピード
ドラえもんのび太の月面探査記
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン
他にも、ポケモン、シティーハンターなどがあげられます。しかし、これらの作品は、原作漫画から通ずるテレビアニメのつづきを映画化したものではなく、映画オリジナル作品として、作成されたもの ばかりです。
昔でいう、初代ガンダムのように、テレビ作品を、総集編のような形でまとめて、一つの映画作品とするケースはありますが、あくまでも総集編であって、続きではありません。そういった観点で、劇場版アニメは、あくまでも、オリジナル作品、テレビアニメの続きを映画でやるというのは、ルール違反という見解です。
視聴者の怒りを買った、ある商法
これは、テレビドラマでの話ですが、日本テレビで放送された、愛してたって秘密はある、というドラマで、最終回を終えた後、「本当の完結編はHuluで」と謳って、有料の動画コンテンツに誘導する商法が問題になりました。
本来、本編の中で放送されるべき内容を、テレビでは放送せず、続きはHuluでといった感じで、お金を払ってみさせようという手法です。
その後も、「あなたの番です」、「ニッポンノワール」、最近では、「リモートで殺される」など、継続して、この「続きはHuluで商法」を使っています。
今回の、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編も、これと同じ商法だといってもいいように思います。
テレビの続きは、お金を払って映画で見てねと言っているのと、同じことです。原作漫画を読んでいる人なら、続きの内容はわかっているのですが、やり方が、えげつないです。今の人気なら、深夜にテレビで放送するより、映画でやったほうが儲かるのはわかりますが、制作側が、利益のことしか考えていないというのが見え見えです。
映画を見られない子供達は泣いている
映画の料金なんて、たかがしれているのだから、見たいなら見に行けばいいという意見もあるかと思います。
しかし、子供の場合、家の経済的事情で見に行けなかったり、同伴すべき親が、仕事で忙しく、一緒に見に行く時間がないなど、見たくても見に行けない子供もたくさんいると思います。
おそらく、今回の映画がヒットすることで、その先のストーリーも、映画化して、儲けようと考えるでしょう。しかし、目先の利益だけにとらわれず、こういった子供達のことも考えてほしいという思いです。
この映画が、地上波で放送されるのは、早くても1年後といったところでしょうか。
以上、「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 怒、テレビの続きを映画でやるのはルール違反だ!」について素朴な怒りをぶちまけてみました。
多分、制作はされないと思いますが、テレビはテレビ用の無限列車編を作って、放送してほしいところです。