漫画

漫画【金田一少年の事件簿】考察「墓獅子祭殺人事件 File.1-2」白神殺害の経緯はアリバイの意味を持つのか?

30周年記念として、イブニングで連載中の金田一少年の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「墓獅子祭殺人事件」のFile.1-2についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 イブニング 金田一少年の事件簿30th File15~16より引用しています。

スポンサーリンク

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

白神殺害の経緯

金田一ファンのみなさん、お久しぶりです。
まだ、情報量が少ないので、第3話の時点から考察を始めようと思っていましたが、3週空いてしまうようなので、第2話までの時点で、軽く考察してみたいと思います。

まず、白神 殺害の経緯ですが、まだ正確な検視報告が出ていませんが、毒殺であることは間違いなさそうです。椅子についていた針が原因のようです。

金田一の見立てでは、鯨幕の後ろから回り込めば、誰にでも犯行は可能ということですが、その時の状況によって、アリバイのあるなしが明確になってきます。まあ、第3話で、その状況が明らかになると思いますが、舞を踊っていたつむぎと、最前列に陣取っていた宇治木は、アリバイ成立といった感じです。

ここで重要なのは、椅子に針を付けるという行為が、アリバイ工作の意味を持っているのかどうかということです。アリバイの意味を持つとなると、逆にアリバイのある、つむぎと宇治木が怪しくなると同時に、アリバイトリックを見破る必要がでてきます。
トリックがある場合、2つのケースが考えられます。1つは、誰にも気づかれずに、針を仕掛けにいくことができるというケース。もう1つが、針は事前に仕掛けられていたというケースです。
前者に関して、宇治木は、近くに金田一が座っているようなので、気づかれずにというのは難しそうです。

つむぎも、舞を踊っていては不可能と言ってもよいのではないでしょうか。つむぎに関しては、共犯者が踊っているということであれば、針を仕掛けにいくことは可能です。ただ、共犯者がいるのであれば、その人物が針を仕掛ければいいだけの話になります。そういったことも含め、現状、共犯の要素は見えていないので、共犯説は保留にしておきたいと思います。
単独犯だとすると、後者のトリックが可能であれば、それが一番確実だと思いますが、そんな方法あるのでしょうか。まず、殺害するだけであれば、それは可能です。毒を、たばこの中に仕込んでおけば、白神に近づかなくても殺害することができます。まあ、検視や現場検証をどこまでしっかりやるかによってバレてしまうかもしれませんが、毒針による殺害という先入観から、明確に調べない可能性もあります。田舎の村ですし、それはありえます、金田一さえ、この村に来ていなければの話ですが。
殺害は出来ても、針を事前に仕掛けておくことは不可能のように見えますが、バレるバレないの許容範囲をどこまで持たすかにもよりますが、1つ、可能性のあるトリックが存在します。それは、あぶり出しと椅子のスライドトリックです。

白神の両隣りの席があいていることを利用します。まず、白神の名札が付いた椅子に白神を座らせます。そして、この名札には、背中の熱で書かれた名前が変わるような細工をしておきます。あぶり出しのような原理です。そのあと、白神の左隣の椅子に、針を仕掛けます。この椅子の名札も、時間がたつと白神の名前が浮き出てくるような仕掛けになっていればベストです。そして、たばこから戻ってきた白神は、こちらの椅子に座り、針が刺さるという仕組みです。

座る位置がずれれば、赤萩が気づくのではと思いますが、その辺は先ほど言った、バレるバレないの許容範囲次第です。あるいは、赤萩が犯人であれば、自分も左に1つずれるという細工が可能です。その場合、その隣に座っている鮫川も一緒にずれる必要があるので、共犯ということになってしまいますが。

まあ、理論上は可能な感じもしますが、手が込んでいる割には実入りが少ない感じがするので、現実的ではなさそうです。現段階では情報が少ないので、可能性のレベルに留めておきたいと思います。

金の獅子の行方

公開されていた金の獅子ですが、白神殺害事件の騒ぎに乗じて、盗まれてしまった可能性が高そうです。もしかしたら、そのために、白神の事件を起こしたとも考えられます。そうなると、金の獅子を手に入れたい人物と、白神を殺害したい人物が、ウィンウィンな関係で協力しているということも考えられます。さきほど保留にした、共犯の線も見えてきます。この辺も、第3話以降の展開を見てみないとわかりませんが、墓獅子の舞の時に姿が見えなかった、鬼倉の所在が気になります。

スポンサーリンク

5年前の事故

つむぎの話では、5年前に、墓獅子の演者だった親子が、2人そろって事故で亡くなったということのようです。これが、今回の事件の動機だと思います。
この村には、以前、金山があったということなので、そこに、5年前の事故が関係していると思います。考えられそうなケースは2つです。1つは、金山の崩落というケースです。金山を掘り進んでいくにつれて、崩落の危険が伴うため、しっかりと支えをしていく必要があります。それら支えが、白神を含むメンバーのいたずらによって崩れ、例の親子が犠牲になったのではないでしょうか。
白神を殺害したのは、その親子の関係者と考えると、つむぎの家族が、祖父の庄吉しかいないことが気になります。そういう意味では、他の登場人物も、家族については明らかになっていないので、全員が、動機となり得る可能性があります。
もう1つは、金山で見つかった金が、本来自分のものになるはずだったのに、村の財産になってしまったというケースです。木の影から、金の獅子を見つめていたのは、あれは自分の物だという思いに取りつかれている人物ということなのかもしれません。

この2つのケースで、それぞれの被害者がいるとしたら、先ほど言った、ウィンウィンな協力関係というのが、生まれる可能性があるかもしれません。

以上、「漫画【金田一少年の事件簿】「墓獅子祭殺人事件 File.1-2」白神殺害の経緯はアリバイの意味を持つのか?」について考察してみました。
今回は、仮定や妄想を主体に考察してみましたが、ある程度情報が出揃う第3話から、正式なロジカル考察をしていきたいと思います。
ところで、余談ですが、つむぎがあるキャラに似ていると思うのは私だけでしょうか。
あるキャラとは、ハンターハンターのこむぎです。名前もそうですが、太い眉毛と、おさげの感じが。

金田一少年の事件簿が読みたい方は
U-NEXTのポイントを使ってイブニング電子版が無料で読めます

U-NEXTでイブニングを無料で読む

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です